どうでもいいこと
2025年 06月 12日
きのうのブログで、独りよがりみたいな(いつもそうだが)こと、二子玉川の帰りに相次いで遭遇した、花屋のおかみさん、数年ぶりに見かけてその変貌に驚いた方、入ったことはない居酒屋のマスターの三人と僕の関係の共通性はなんだろうか、妙に心にひっかかる遭遇のことを書いた。
きのう、雨の中を散歩したときにも、あの三人のことが心に浮かんだ。

そうだ、三人とも遇うべき場所で会わなかった、そしてそれぞれ僕が心のなかにイメージしていた三人の姿とは異なって見えた、それがバスの中から始まって、せいぜい十分ほどの間、しかも雨が止んだ夕靄の中であいついで起こったから、なんだかドラマチックに感じたのではないだろうか。
とくにお化粧をして余所行きの服装をしてすましている女将さんは、どこから見てもその人なのに、ふだん花屋にいる姿表情とはまるでちがう人のように見えた、それに強い印象を受けた。
つぎに行き違った女性は、サンチを散歩させているときに、挨拶や一言二言交わすだけ、それがもう数年前で途絶えていた人、最後の一人は散歩の帰りに店の前に出ているメニューを書いた黒板をみては、どんな人がやっているのかと思いつつも具体的なイメージを創って見たことはなかったくせに、その黒板を出しているその姿が、なんとなく違うと感じたのだった。
どうでもいいことを、、しつこくてごめんなさい。

学生時代の寮の、倉敷出身の先輩から葉書が届いた。
年賀状に代えて寒中見舞いを送る慣例が、大腿骨骨折のリハビリでできなかったから、と今頃の近況報告だ。
学生時代から数学パズルに強い興味を持って、今ではその世界ではちょっとした有名人になっているらしい。
その葉書のなかに、
僕はとても面白い、自分で考えつくことは逆立ちしてもできないけれど。

「となりの史学」(加藤陽子 モリナガ・ヨウ 絵)を少し読んだ。
加藤陽子の文章は「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」を読んだときも感じたことだけれど、簡潔すぎて、その割に感情吐露か多くて、肝心の文意が僕にはとらえにくいところがある。
それは僕が、彼女があえて説明をしないような歴史の常識を知らないことからくる場合も多いように思う。
できるだけ、chatGPTなどに尋ねて、無知を補いつつ読んだ。
これでも、中央公論社の「日本の歴史」全巻、「岩波講座 世界歴史」全巻を揃えて度重なる引っ越しの都度、おき場所探しに苦労したのだ。
「日本の歴史」はほんの少し読んだが、岩波のほうはメソポタミアのあたりをかじっただけで、あとはまるっきり積読だった。
そんな無知な僕にも本書はいろんなことを教えてくれる。
たとえば、
こういうことは、まったく「どうでもいい」ことではない、と思うから。
きのう、雨の中を散歩したときにも、あの三人のことが心に浮かんだ。

そうだ、三人とも遇うべき場所で会わなかった、そしてそれぞれ僕が心のなかにイメージしていた三人の姿とは異なって見えた、それがバスの中から始まって、せいぜい十分ほどの間、しかも雨が止んだ夕靄の中であいついで起こったから、なんだかドラマチックに感じたのではないだろうか。
とくにお化粧をして余所行きの服装をしてすましている女将さんは、どこから見てもその人なのに、ふだん花屋にいる姿表情とはまるでちがう人のように見えた、それに強い印象を受けた。
つぎに行き違った女性は、サンチを散歩させているときに、挨拶や一言二言交わすだけ、それがもう数年前で途絶えていた人、最後の一人は散歩の帰りに店の前に出ているメニューを書いた黒板をみては、どんな人がやっているのかと思いつつも具体的なイメージを創って見たことはなかったくせに、その黒板を出しているその姿が、なんとなく違うと感じたのだった。
どうでもいいことを、、しつこくてごめんなさい。

学生時代の寮の、倉敷出身の先輩から葉書が届いた。
年賀状に代えて寒中見舞いを送る慣例が、大腿骨骨折のリハビリでできなかったから、と今頃の近況報告だ。
学生時代から数学パズルに強い興味を持って、今ではその世界ではちょっとした有名人になっているらしい。
その葉書のなかに、
2025年は今世紀唯一の平方根の年です。こういうのを、どうでもいいことと思う人もいるのだろうな。
44×44=1936 45×45=2025 46×46=2116
また、(20+25)²=2025なども成立する年です。
僕はとても面白い、自分で考えつくことは逆立ちしてもできないけれど。

「となりの史学」(加藤陽子 モリナガ・ヨウ 絵)を少し読んだ。
加藤陽子の文章は「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」を読んだときも感じたことだけれど、簡潔すぎて、その割に感情吐露か多くて、肝心の文意が僕にはとらえにくいところがある。
それは僕が、彼女があえて説明をしないような歴史の常識を知らないことからくる場合も多いように思う。
できるだけ、chatGPTなどに尋ねて、無知を補いつつ読んだ。
これでも、中央公論社の「日本の歴史」全巻、「岩波講座 世界歴史」全巻を揃えて度重なる引っ越しの都度、おき場所探しに苦労したのだ。
「日本の歴史」はほんの少し読んだが、岩波のほうはメソポタミアのあたりをかじっただけで、あとはまるっきり積読だった。
そんな無知な僕にも本書はいろんなことを教えてくれる。
たとえば、
劉傑氏の紹介になる、中山(ちゅうざん)大学教授・袁偉時氏が提起したという義和団事件に対する新評価と(中国の)歴史教科書の問題は興味深い。従来、「反帝反封建の愛国運動」と評価されてきた義和団事件を「近代文明を敵視し、盲目的に外国人や外来文化を排斥した愚挙」と斬った袁教授は、返す刀で、「義和団事件に対する解釈とその解釈に基づく歴史教育こそ、中国人の意識の近代化を遅らせた最大の理由」と断じたのだという。という指摘など。
劉氏が袁教授の議論を紹介した理由は、辛亥革命からの100年の間、法治が一向に中国に定着しなかったのは何故なのかを問う姿勢と気迫が、袁教授の研究にはあったからに他ならない。「正義」至上の革命史観ではなく、「法の支配」に基づく近代化史観によって書かれた20世紀の歴史を中国は持てるかどうか。中国を近代的な法治国家へ転換させる、確実で最短の道は、この歴史像の創造にこそかかっている。そのような明察に劉氏は到達したものと私は見ている。
こういうことは、まったく「どうでもいい」ことではない、と思うから。
他人にとっては意味がない、どうでもいいことでも、自分の心には引っかかったり、小さな衝撃だったり、とても面白かったり、よーくわかります。そういうことをブログにあえて書くかどうか、私は毎回のように迷っています。
5
全くどうでもいいことではないですね 思いを巡らしました
知を足蹴にする書を捨てる法案の件にショックを受けました いつか来た道...
きょう辛くって16歳になったSeohyun Kimの自由で自然なシャコンヌを繰り返し聴いていたら
以前書かれていた「感謝、謙虚(すっと白紙にかえれる力)」に私の3つ目は勇気が浮かびました
https://www.youtube.com/watch?v=GN0d2FFaiic&list=RDGN0d2FFaiic&index=2
3Kでしたね! ごめんなさい シャコンヌ。。 下では如何でしょうか
聴けるといいですが お手数をおかけします
https://www.youtube.com/watch?v=GN0d2FFaiic&list=RDGN0d2FFaiic&index=1 又は
https://www.youtube.com/watch?v=GN0d2FFaiic&list=RDGN0d2FFaiic&index=3
上記のアドレス以外では 下のタイトル( 韓国語 私も読めません 汗)を
Google検索すると 青いセーターの少女が弾く(KBS放送)のが聴けると思います
お時間があおりの時にでも
[한국의 젊은 음악가들] 미래의 울림 (2) 바이올리니스트 김서현 (T. Vitali _ Chaconne) | KBS 241212 방송
「どうもいいこと」のタイトルに私はワクワクしましたよ。
saheiziさんにとってのどうでもいい事って何だろうって興味深く読みました^^
数字パズル、私も好きです。
数学は解き方が複数あっても答えは一つというところが好きなのかな・・・
迷い道ばかりで答えが出ない自分とは違ってはっきりとした答えが出ることにスッキリします。
思えば私はブログを書き始めたころからどうでもいいことばかり11年も書き続けています。
ふ~~ため息。。。
saheiziさんにとってのどうでもいい事って何だろうって興味深く読みました^^
数字パズル、私も好きです。
数学は解き方が複数あっても答えは一つというところが好きなのかな・・・
迷い道ばかりで答えが出ない自分とは違ってはっきりとした答えが出ることにスッキリします。
思えば私はブログを書き始めたころからどうでもいいことばかり11年も書き続けています。
ふ~~ため息。。。
> open-mind1109さん、人からみたら、いや自分で考えても、どうでもいいことにこだわっている日々です。
でもそういうのがなくなったら、淋しいかもしれないですね。
学生時代、藤原操が書いた数パズルのカッパブックスがベストセラーになったのです。
私は数学が苦手なのですが、そういうのは好きでした、自分では解けないくせに。
でもそういうのがなくなったら、淋しいかもしれないですね。
学生時代、藤原操が書いた数パズルのカッパブックスがベストセラーになったのです。
私は数学が苦手なのですが、そういうのは好きでした、自分では解けないくせに。
by saheizi-inokori
| 2025-06-12 09:38
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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