かるみ
2025年 05月 20日
樹々や水面にきらめく五月の光、五月はシューベルトだ、シューベルトの鮎だ。
そんな軽やかな五月なのに、きのうはドンテン、「これが折れたら大変ですよ」と言われていた、下の臼歯がとうとう折れて、僕の心もドンテン。
歯医者で応急処置をしてもらい、「義歯を使いこなすのはご自分ですよ」と、嬉しくもないアドバイスをもらって、カフエで本を読んで帰る。

「おくのほそ道」の旅から帰った芭蕉は「かるみ」を説く。
「かるみ」とは、平明な言葉使いだけの問題ではない、それは心の問題だ。
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」が死の四日前の句、その十日前に読んだ句が、
この句は唐の詩人・杜甫の漢詩の本歌取りなのだ。
この詩のなかで杜甫は、
杜甫の詩集はいつも芭蕉のそばにあった。
芭蕉が「おくのほそ道」の冒頭で旅に出る動機のひとつに「古人も多く旅に死せるあり」と書いた、その古人とは西行や宗祇、そして誰よりもまず杜甫だろうと長谷川。
流浪の杜甫は晩年、湘江を漂う一艘の苫舟をすみかとし、770年冬、その舟の中で五十九歳の生涯を終えた。
芭蕉が陸奥に旅立つときは、そこで「かるみ」を発見しようなどとは思わなかった。
では、芭蕉はどのようにして「かるみ」を見出したのか。
それが、本書のモチーフのようだ。

けさもやや寝不足で、血圧は昨日から140超え、重いきもちでルーテインにとりかかった。
とくに50分近い下着とパジャマの手洗いには息がきれた。
やりながら、こんやは外で会食、明日は早めに病院という日程を思い浮かべ、その合間にどうやって夕方と朝の手洗い時間(気力体力も)を確保しようかと思案もする。
なかなか「かるみ」に到達できない男だ、と自分を突き放してみたら、すこ~し、軽くなったような気がする。
会津の川を鮎が飛び跳ねるさまを思い浮かべて、またいちだんと軽みを加えた。
そんな軽やかな五月なのに、きのうはドンテン、「これが折れたら大変ですよ」と言われていた、下の臼歯がとうとう折れて、僕の心もドンテン。
歯医者で応急処置をしてもらい、「義歯を使いこなすのはご自分ですよ」と、嬉しくもないアドバイスをもらって、カフエで本を読んで帰る。

「おくのほそ道」の旅から帰った芭蕉は「かるみ」を説く。
「かるみ」とは、平明な言葉使いだけの問題ではない、それは心の問題だ。
人生は初めから悲惨なものである。苦しい、悲しいと嘆くのは当たり前のことをいっているにすぎない。今さらいっても仕方がない。ならば、この悲惨な人生を微笑をもってそっと受け止めれば、この世界はどう見えてくるのだろうか。
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」が死の四日前の句、その十日前に読んだ句が、
秋深き隣りは何をする人ぞ「秋深き」であって「秋深し」でないことに要注意!
この句は唐の詩人・杜甫の漢詩の本歌取りなのだ。
この詩のなかで杜甫は、
人生の荒波に翻弄されて(僕注・隣りの山荘で)愁いに沈む王維を笑いの世界へ誘い出そうとする。老王維よ、そんなに塞いでばかりいないで、このすばらしい山荘の秋を楽しみなさい。みごとな栗も芹のご飯もこんなにうまそうではありませんか。人生の最期に、芭蕉は王維を思いやる杜甫の気持だけを上澄みのように掬い取って、自分自身の気持とした。
杜甫の詩集はいつも芭蕉のそばにあった。
芭蕉が「おくのほそ道」の冒頭で旅に出る動機のひとつに「古人も多く旅に死せるあり」と書いた、その古人とは西行や宗祇、そして誰よりもまず杜甫だろうと長谷川。
流浪の杜甫は晩年、湘江を漂う一艘の苫舟をすみかとし、770年冬、その舟の中で五十九歳の生涯を終えた。
芭蕉が陸奥に旅立つときは、そこで「かるみ」を発見しようなどとは思わなかった。
では、芭蕉はどのようにして「かるみ」を見出したのか。
それが、本書のモチーフのようだ。

けさもやや寝不足で、血圧は昨日から140超え、重いきもちでルーテインにとりかかった。
とくに50分近い下着とパジャマの手洗いには息がきれた。
やりながら、こんやは外で会食、明日は早めに病院という日程を思い浮かべ、その合間にどうやって夕方と朝の手洗い時間(気力体力も)を確保しようかと思案もする。
なかなか「かるみ」に到達できない男だ、と自分を突き放してみたら、すこ~し、軽くなったような気がする。
会津の川を鮎が飛び跳ねるさまを思い浮かべて、またいちだんと軽みを加えた。
軽みとは作意を感じさせない平明な句。
有名な「古池や」もそうなんだとか。
短歌に見られる花鳥風月を脚色した美的な句に対する概念なんだとか。
う~ん、難しいですね。
僕は「初時雨 猿も小蓑を 欲しげなり」がそうかと思っていました。
有名な「古池や」もそうなんだとか。
短歌に見られる花鳥風月を脚色した美的な句に対する概念なんだとか。
う~ん、難しいですね。
僕は「初時雨 猿も小蓑を 欲しげなり」がそうかと思っていました。
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「かるい」って個人的には誉め言葉だと思ってます。
> 福さん、悲しみを歌う短歌と笑いを見つける俳諧、かな。
> waku59さん、軽薄とは違いますよね。
by saheizi-inokori
| 2025-05-20 11:40
| 今週の1冊、又は2・3冊
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Comments(4)
