短調的いろいろ

買う時にはカッコいいと思わせるのだろう、肩の張った四角なボトル。

ビスタチオバター、そのものはうまかったけれど、食べ終わるときにボトルの隅々に残ったバターが取りにくい。
箸の先でつついたり、さいごはパンをちぎって押し込んでぬぐいとるようにして食べた。
なんとかなりませんかねえ、メーカーさん。

（散歩の途中でアジフライを買おうと思ったら、見事に売り切れ。みんな食いたくなったらしい）

いろんな方のブログを読ませていただいているが、なかに物凄く小さい（しかも薄い色の）字のブログがある。
そのつど、画面右肩の点々をクリックして１２０％とか１５０％とかに拡大して読む。
たいした手間ではないけれど、なんだかトランプになったような気がする。

ブログといえば、さいきんあちこちでアンパンの話題が登場した。
桜の季節にはアンコが似合うのか、アンコなら椿じゃなかったのか、などと自分に突っ込みを入れたりしていたが、あれは新しく始まるテレビドラマの題名だった。
ドラマの準主人公になるというやなせたかしさんには、東京駅地下のキャラクターを決めるコンテストの審査委員長をやっていただいた。
池田理代子さんと一緒だった。
あのキャラクターは、おそらくもう存在していないのだろうな。

（黒い方がなんども振り返って僕を見ていた。散歩中の僕は小犬にモテる）

カイカイ対策の漢方を続けるかどうか、迷ったあげくやめることにした。
始めて３カ月、漢方はもう少し続けないと効果が出ないことも多いとは知っているのに。
なんしろ高いのだ、あと三か月続けるのに４万円以上もかかる。
そんなこと最初から分かっていたはずでしょ、と自分にいってみたり、行動経済学的にはどういう選択が正しいのかもわからないけれど、もうやめだ。
いま症状が収まりつつあるのはステロイド摂取のせいか、漢方のせいか、それもわからない。
分かるのは、コストが高すぎることと、毎日煎じるのが面倒だということ、今やめてもさしたる影響はめにみえてはなさそうだということ。
いっぽうでカイカイ予防につける薬のネバネバ落としのための洗剤はまとめて発注した。
脂落としに有効で、しかも自然に優しいという洗剤、これも高価だ。
ネバネバ衣類専用の小型洗濯機も買ったし、そのうえ手洗いも毎日やらねばならないし、今朝は治療用の義歯がまた欠けたし、つくづくこの身が嫌になる。
身体髪膚之を父母に受く、あの健やかな子どもの頃の身体を、敢えて毀傷した覚えはないけれど、結果的に親不孝だったのだ。

サンチ号だって、なんか大型犬みたいだね。
１５歳のときは区長から賞状をもらった。
あと１０日余りで１７歳、そのときは誰の賞状になるのだろう。
このところサンチは、風呂上がりに保湿クリームなどを塗っていると、驚くほどの速さでさあっとやってきて、僕の足をツンと鼻でつついたりして、すぐに回れ右をして帰っていくことをなんどか繰り返す。
早く来て一緒に遊んでくれというのか、洗濯をしたりして僕が長い時間風呂場にいるのを不審に思ってくるのか、僕には心楽しい、サンチの新しいルーテインだ。

けさは洗濯なし。

（叶匠寿庵　草餅）