手間をとらせやがって!
2025年 02月 07日
けさも上々の天気、洗濯のないのがもったいないくらい、蒲団と枕を干す。
ルンバを掃除して起動、洗面所とトイレ磨きに生ごみを出す。
洗濯がなくてもけっこう息が切れる(老人には)。
ゴミ出しのついでに朝刊をとって部屋にもどる。

一面に大きく「森友改ざん訴訟 国上告せず 財務相 文書の存在認める」とある。
「手間をとらせやがって!」という言葉が胸に浮かんで、腹がたった。
私人は、まいにちの家事、ルーティンをこなすだけでも大変なのだ。
信頼する夫を亡くした奥様・雅子さんは、一人でタツキをたてて、こまごました家事もすべてやらねばならない。
そのうえで、不慣れで面倒な訴訟手続きや世論喚起に精一杯エネルギーを費やして、どんなにか大変だったろう。
助けを求めるべき国が壁になる!救いがないとはこのこと、どんなにか心細かったことだろう。
なにも法外な要求をしたのではない。
ただ、夫の死の真実を教えてほしい、とそれだけ、あたりまえの要求だ。
国は真実を知っているのだから、あきらかにすればいい、ただそれだけの話なのだ。
対するは、国という組織だ。
本来なら弱っている人困っている人を助ける立場にある国だ。
ところが、その国が、気の毒な雅子さんに対して頑なに抵抗するのだ。
有るものを無いといい、言を左右にして訴訟をくりかえして、一人の主婦を苛め抜くのだ。
そういうことに長けた頭の良い官僚たちが、国民の税金で食っているから、タツキを立てる心配はなく、なにをやるのにも便利な組織でやりたいことがやれる。
そうして、公文書を開示するという、当たり前のことを決めるのに、どれだけ策を弄して、文書のあるなしまであいまいにしてきやがった!
この腐りきったサボタージュのせいで、どれだけ多くの人の精力が殺がれたことだろう。
こんなことをしないで済めば、もっと前向きの意味のある仕事ができたはずの。

財務省、旧大蔵省の頃、官庁の中の官庁と呼ばれ、大学でも成績最優秀な人たちが就職した。
銀行や製鉄会社よりも給料は低くても(当時は)、国の舵取りをする役所だからと使命感に燃える学生がそこをめざした。
あの誇り高き集団が、かくも汚い恥ずべきことに、いったい何年無駄な勢力を費やしたことか、一介の職員とその妻の人生をめちゃくちゃにするために。
ザイム省は、一刻も早くすべてを明らかにして、悔い改めるべきだ。

サンチを膝において読み始めた。
紀元前6世紀はじめ、ミレトスに生まれた、「神話や精霊を引き合いに出すのではなく、事物の性質それ自体の内に答を追求する」「師の教えにも批判する思考」、彼らは万物を作り出す基本的な物質の存在を信じた。
その代表者がデモクリトス、「宇宙全体は、終わりのない空っぽの空間から構成され、そのなかを無数の原子が行き交っている。宇宙に存在するのは、それだけである」と着想、数十巻に及ぶ著作は、物理学、哲学、倫理学、政治学、宇宙論、言語観、信仰、人間社会の誕生などについて論じた(それらが失われたのは人類にとって大きな遠回りを意味した)。
デモクリトスの孫弟子である紀元前1世紀のルクレティウスは「事物の本質について」という詩作品において、原子論に立脚する広大な世界観を驚嘆の念で歌い上げた。
忘れ去られていた彼の文章は、1417年ボッジョ・ブラッチョリーニによって、ドイツの修道院の図書室から発見され、ルネサンス期のイタリア、ヨーロッパに甚大な影響を与える。
ガリレオ、ケプラー、ベーコン、マキアヴェッリ、シェイクスピア、モンテーニュ、ニュートン、ドルトン、スピノザ、ダーウイン、アインシュタイン。
現実について考えるための、複雑でありながら整然とした思考の構造であり、何世紀ものあいだ支配的だった中世の思考法とは根本的に異なる、新しい思考の形態だ。
アリストテレスの「物理」(彼が言葉の創始者)、プラトンとピタゴラス、「形態と思考を支配するのは数である」、「天体の法則を見つけたい」、、プトレマイオス「アルマゲスト」)紀元2世紀初は「数学を用いれば惑星の動きを予測できる」といい、その千年後に「アルマゲスト」を読みふけったコペルニクス、ケプラー、ガリレイによる「加速度」の発見、ニュートンによる「重力」の発見、フアラデーとマックスウェルによる「電磁場」の発見までの流れを復習する。
そこまでが第一部「起源」。

(神田駅ガード)
第二部は「革命の始まり」。
アインシュタインの登場、「拡張された現在」までを読んだ。
ルンバを掃除して起動、洗面所とトイレ磨きに生ごみを出す。
洗濯がなくてもけっこう息が切れる(老人には)。
ゴミ出しのついでに朝刊をとって部屋にもどる。

一面に大きく「森友改ざん訴訟 国上告せず 財務相 文書の存在認める」とある。
「手間をとらせやがって!」という言葉が胸に浮かんで、腹がたった。
私人は、まいにちの家事、ルーティンをこなすだけでも大変なのだ。
信頼する夫を亡くした奥様・雅子さんは、一人でタツキをたてて、こまごました家事もすべてやらねばならない。
そのうえで、不慣れで面倒な訴訟手続きや世論喚起に精一杯エネルギーを費やして、どんなにか大変だったろう。
助けを求めるべき国が壁になる!救いがないとはこのこと、どんなにか心細かったことだろう。
なにも法外な要求をしたのではない。
ただ、夫の死の真実を教えてほしい、とそれだけ、あたりまえの要求だ。
国は真実を知っているのだから、あきらかにすればいい、ただそれだけの話なのだ。
対するは、国という組織だ。
本来なら弱っている人困っている人を助ける立場にある国だ。
ところが、その国が、気の毒な雅子さんに対して頑なに抵抗するのだ。
有るものを無いといい、言を左右にして訴訟をくりかえして、一人の主婦を苛め抜くのだ。
そういうことに長けた頭の良い官僚たちが、国民の税金で食っているから、タツキを立てる心配はなく、なにをやるのにも便利な組織でやりたいことがやれる。
そうして、公文書を開示するという、当たり前のことを決めるのに、どれだけ策を弄して、文書のあるなしまであいまいにしてきやがった!
この腐りきったサボタージュのせいで、どれだけ多くの人の精力が殺がれたことだろう。
こんなことをしないで済めば、もっと前向きの意味のある仕事ができたはずの。

財務省、旧大蔵省の頃、官庁の中の官庁と呼ばれ、大学でも成績最優秀な人たちが就職した。
銀行や製鉄会社よりも給料は低くても(当時は)、国の舵取りをする役所だからと使命感に燃える学生がそこをめざした。
あの誇り高き集団が、かくも汚い恥ずべきことに、いったい何年無駄な勢力を費やしたことか、一介の職員とその妻の人生をめちゃくちゃにするために。
ザイム省は、一刻も早くすべてを明らかにして、悔い改めるべきだ。

サンチを膝において読み始めた。
紀元前6世紀はじめ、ミレトスに生まれた、「神話や精霊を引き合いに出すのではなく、事物の性質それ自体の内に答を追求する」「師の教えにも批判する思考」、彼らは万物を作り出す基本的な物質の存在を信じた。
その代表者がデモクリトス、「宇宙全体は、終わりのない空っぽの空間から構成され、そのなかを無数の原子が行き交っている。宇宙に存在するのは、それだけである」と着想、数十巻に及ぶ著作は、物理学、哲学、倫理学、政治学、宇宙論、言語観、信仰、人間社会の誕生などについて論じた(それらが失われたのは人類にとって大きな遠回りを意味した)。
デモクリトスの孫弟子である紀元前1世紀のルクレティウスは「事物の本質について」という詩作品において、原子論に立脚する広大な世界観を驚嘆の念で歌い上げた。
忘れ去られていた彼の文章は、1417年ボッジョ・ブラッチョリーニによって、ドイツの修道院の図書室から発見され、ルネサンス期のイタリア、ヨーロッパに甚大な影響を与える。
ガリレオ、ケプラー、ベーコン、マキアヴェッリ、シェイクスピア、モンテーニュ、ニュートン、ドルトン、スピノザ、ダーウイン、アインシュタイン。
現実について考えるための、複雑でありながら整然とした思考の構造であり、何世紀ものあいだ支配的だった中世の思考法とは根本的に異なる、新しい思考の形態だ。
アリストテレスの「物理」(彼が言葉の創始者)、プラトンとピタゴラス、「形態と思考を支配するのは数である」、「天体の法則を見つけたい」、、プトレマイオス「アルマゲスト」)紀元2世紀初は「数学を用いれば惑星の動きを予測できる」といい、その千年後に「アルマゲスト」を読みふけったコペルニクス、ケプラー、ガリレイによる「加速度」の発見、ニュートンによる「重力」の発見、フアラデーとマックスウェルによる「電磁場」の発見までの流れを復習する。
そこまでが第一部「起源」。

第二部は「革命の始まり」。
アインシュタインの登場、「拡張された現在」までを読んだ。

カルロ・ロヴェッリ!今朝アマゾンで検索したのが「世界は『関係』でできている 美しくも過激な量子論」という題名の彼の本です。もうすぐ読み終わりそうな小説にわんさか出てくる物理学者のことを検索して行きつきました。試し読みをしたら知ったばかりの名前が出てきて親近感が湧いたし、とても読みやすい文章なので読んでみようと思った本です。アインシュタインの名前は聞いたことがあるよという程度で、物理なんて全く分かっていない私の興味を惹いた物理学者です。
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> テイク25さん、物の表面に隠れている何か、いろんな謎に迫りたい衝動は門外漢にもありますよね。分かりやすい、でも、特殊性相対性理論になると分かりません。
今までいろんな「分かりやすい」本を読んでも分かりません。
それでも面白いのです。
今までいろんな「分かりやすい」本を読んでも分かりません。
それでも面白いのです。
ほんとうに、「手間をとらせやがって!」ですね。
いったい政治はなんのために誰のためにあるのかと思います。
当たり前の感覚を失ったのか最初から持ち合わせないのか、腹が立ちますね。
水仙がとってもきれい。清々しい香りまで届きそうです。
いったい政治はなんのために誰のためにあるのかと思います。
当たり前の感覚を失ったのか最初から持ち合わせないのか、腹が立ちますね。
水仙がとってもきれい。清々しい香りまで届きそうです。
> notebook_59さん、豪雪のなかの人とこうして交信できるのがアリガタヤです。
政府のおかげではありませんが。
政府のおかげではありませんが。
森友問題、奥様の執念ですね。国民は皆同じ気持ちでした。忖度、忖度。総理が変わったのにも良かったのかな、なんてことも思いました。
> hibiscus2025さん、安倍昭恵はきちんと雅子さんに謝るべきです。そこから始まるのではないのかなあ。
昨日のブログで、保湿剤で?…なんだろう
別に洗濯機を検討されるモノとは考えていました。
あとで思い出しました。皮膚科の軟膏かな?と。
森友も、加計学園問題も、あの頃から国民はみんな
気づいていたが、どうして無駄な月日を許したのだろうか?
テレビに向かって野次を飛ばしていた私でした。
別に洗濯機を検討されるモノとは考えていました。
あとで思い出しました。皮膚科の軟膏かな?と。
森友も、加計学園問題も、あの頃から国民はみんな
気づいていたが、どうして無駄な月日を許したのだろうか?
テレビに向かって野次を飛ばしていた私でした。
> sonoma0511さん、保湿クリームと痒み止めのクリーム、どちらも油性なのでべたべたと大変です。
けさもゆうべ手洗いしてからつけておいたパジャマと下着を踏み洗いしてから洗濯機にいれました。
安倍を許容する人々がこういう日本をつくってしまいました。
なんにも好いことはなかったですね。
世界の劣等生になっただけ。
けさもゆうべ手洗いしてからつけておいたパジャマと下着を踏み洗いしてから洗濯機にいれました。
安倍を許容する人々がこういう日本をつくってしまいました。
なんにも好いことはなかったですね。
世界の劣等生になっただけ。
by saheizi-inokori
| 2025-02-07 11:17
| 今週の1冊、又は2・3冊
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