常識革命を

いつも10時過ぎにベッドに入って寝つくのは早い。
自律訓練法の深呼吸をなんどかとイメージ操作を五分もしないうちに寝落ちする。
とつぜん、背中と腰が火のついたように痒くなって目が覚めた、時計は一時半。
ふだんだとトイレに行けばまたすぐに眠れるのだが、昨夜はそうはいかなかった。
仰向けになると背中がじりじりと炙られるように痒い。
腰回り、両足、両手、両肩、顔に頭、ここと思えばまたあちら、身体中に痒みが弁慶をからかう牛若丸のように広がって無力な(ぜったい掻かない)僕を嘲笑う。
うお~っと叫びたくなる。
横向きになると少し収まるけれど、こんどは下にした腰のあたりが痒くなってくる。
スマホのアプリで、自律訓練法をやっても効果がない。
やったことのない就眠のためのイメージトレーニングの動画を聴きながら寝つこうとする。
「自分の身体をみつめて、具合の悪いところに、『心配いらないよ、私がついているから』と声をかけください」、女性の優しい声がささやく。
ますます痒くなる。
輾転反側、二時間近く、悪戦苦闘のすえ、ふたたび眠りにおちて、こんど目が覚めたら7時45分、あわてて飛び起きた。
このままいくと、次はプレドニン(ステロイド)の内服、そうすれば今までは治った。
治ったけれど、いったいいつまで、こういうことの繰り返しをするのか。

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僕が若い頃、やはり皮膚科で治らない湿疹を魔法のように治してくれた漢方医は既に亡くなってしまった。
いぜん、友人に教えてもらった漢方医の門をたたくことにしよう。

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「万物の黎明」、ついに読了、気持のよい達成感がある。
わたしたち自身の過去を知るための科学的手段を模索するなかで、わたしたちは「社会科学」の神話的下部構造を露出させてきた。かつては揺るぎない公理とおもわれていたもの、わたしたちの自己認識をその周囲に組織していた固定点は、いまやネズミのように散らばっている。
これらのあたらしい知識の目的が、わたしたちがだれであるか、そして、わたしたちはなんになりうるかについての、わたしたち自身の抱いている考えを再構築することでないとしたら、なんなのだろうか?わたしたちの三つ目の基本的自由である、社会的現実のあたらしいそして異なる形態を創造する自由の意味を再発見するためでないとしたら、なんなんだろうか?
「参加型民主主義は小集団に特有のもので都市や国民国家のような規模では不可能である」などの検証されざる前提から出発している現代の常識となっている「科学・歴史観」は神話でしか過ぎないのだ。
おりしもアメリカでは、トランプが今までの常識を覆す「常識革命」をやると宣言した。
彼のそれとは異なるとは思うが、僕たちも歴史観・社会観・人間観の常識の罠を抜け出してあたらしい社会を創るために一歩を踏み出そうじゃないですか。

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大澤真幸による本書の解説を、たまたまスマホでみつけたので、ご参考までに↓


デヴィッド・グレーバー&デヴィッド・ウエングロウ
訳 酒井隆史
光文社

Commented by toti2024 at 2025-01-21 14:09
痒いのは辛いですよね〜、痛いより辛いかも知れない。
ものすごい余計なお世話かも知れませんが、油はサラダ油をお使いですか?
私は夏の湿気の多い時によく毛虫かぶれや草かぶれを起こしてその都度皮膚科に行って、ちょい危ない薬も飲んだり塗ったりしてたんですが、サラダ油とシキシマ系のパンを一切やめてから酷いかぶれは起こらなくなりました。
他にも何か被れなくなった原因があるのかも知れませんが。あ、コーヒーに入れるブライトもやめましたね。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-21 16:38
> toti2024さん、ありがとう。
サラダ油は全く使いません。オリーブ油亜麻仁油のみです。パンは全粒粉か主体、コーヒーはブラックかラテです。
肌着は木綿、薬は全て医師にチェックしてもらいました。
Commented by kasyuu0104 at 2025-01-21 17:23
中がじりじりと炙られるように痒い。

私の場合、風呂に入って、身体が温まると、まさにこの症状が出るのですが、風呂を出て、妻に嘆き節を唸っているうちにざわめきが鎮まりそのあと、妻と手分けをして、足の裏と頭以外のほぼ全面に塗ります。
「同病相哀れむ」ではありますが、私のカイカイとはさて、どうしたもんか。ちなみに私の使っている塗り薬は、ヒルドイドソフト軟膏+ボア度軟膏のmixです。飲み薬は全然効いていないデザレックス。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-21 18:34
> kasyuu0104さん、その薬も使ったことがあります。
赤い地図のように湿疹が広がってみるのも嫌です。
朝晩、カミさんにも背中にぬってもらい、その後ふたたびじんじんきて、おさまりかけて蒲団にはいると、、の繰り返しです。

Commented by ikuohasegawa at 2025-01-22 08:45
子どものころ、時として全身蕁麻疹の出る子どもでしたから痒いくて痒いくての体験は有ります。

当時医者は「アレルギー体質」と診断していたようですが、擦れるだけでそこが発疹しましたから相撲は嫌いでした。
「大人になれば治る」とも言われていましたが、有難いことに20歳くらいで出なくなりました。

お察し申し上げます。
Commented by shisouan at 2025-01-22 08:46
帯状疱疹では?
Commented by hibiscus2025 at 2025-01-22 08:48
おはようございます…。その痒さは自分にしか分からず、お辛いでしょうね。皮膚科は薬や医者の処方も自分に合うか合わないか、悩ましいところありますね。私もプレドニンのお世話になったことが半年あり、その後劇的に完治しましたが、繰り返す人が多いようで、なるべく使いたくないのが医者の本音のようですね。漢方で和らぐとよいですね。
Commented by nanamin_3 at 2025-01-22 09:11
アレルギーチェックなどされてるとは思いますが、心配ですね、そんなに痒いとは。
金属アレルギーとか色々ありそうですが、全身となるとそれも考えにくいですね。
足の裏がほんの少し痒いだけでも安眠妨害なのに。
何かいい方法が見つかるといいんですが…。お大事になさってください。
Commented by notebook_59 at 2025-01-22 10:37
痒いのは辛いですよね、漢方の先生に安心できるお薬をいただけるといいですね。
私もアトピー体質で若い頃から皮膚科通いでした。
ひどいときは顔がボロボロになって。
冬は乾燥もダメなんですよね。布団であったまると痒くなってきて。

トランプ氏の大統領就任の様子をちょっと見ましたが、彼の主張していることは民主主義と言えるのだろうか、独裁ではないのかと改めて考えさせられました。
しかし、常識を疑うことは必要だと思います、この頃の様々なことを見ても。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-22 14:41
> ikuohasegawaさん、大人になったんですねー、、わたしはまだのようです。
ありがとう。さっき漢方医から帰りました。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-22 14:42
> hibiscus2025さん、ありがとう。
プレドニンは効くのですがね、あとが怖い。
さっき診てもらった漢方医ともそんな話をしました。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-22 14:46
> nanamin_3さん、ありがとう。
様々な要因が積み重ねっての発症だけに、どれが主犯とは決めかねるのが困ります。
いろんな薬を飲んでいて、そのそれぞれは問題ないとしても全部一緒となるとどうなるかは医師でも分からないのですね。
全部やめるのも怖いし、いろいろ引き算していったら、死んだら治るってことになっちゃうし^^。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-22 14:50
> notebook_59さん、ありがとう。
長期にわたる自民党政権を中心として出来上がった権力グループは、自分たちに都合の良い「常識」(嘘)をでっちあげて、国民の多くを欺いていると思います。
漢方医の帰りに日本橋ふくしま館によって「会津山塩ラーメン」を食べてきましたよ。
Commented by saheizi-inokori at 2025-01-22 14:52
> shisouanさん、それは二度やりました。
でもこれは違いますね。医師も断言しました。
ありがとう。
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by saheizi-inokori | 2025-01-21 11:56 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(14)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


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