そうだ、九品仏行こう!
2024年 12月 04日
韓国の戒厳令騒動には驚いたね。
テレビドラマか映画の内容告知かと思ったぜ。
すぐに解除になったけれど、、。
権力者には、こういうことをやりたいという強い潜在的欲望があるのだと思う。
憲法による足かせは絶対外してはなるまい。
きのうはずつと留守番のつもりでいたら、カミさんが早めに帰ってきたので、温かい日当たりの外に出ることができた。
しかし、
大学一年生の経済学の授業で、教授が必読書として薦めた何冊かのうちにサミュエルソンの「経済学」があった。
怠け者の僕は、とうぜん読みもしなかったが、寮を出て下宿した(これは経済力がなければできない壮挙だった)友人を訪問したとき、彼がこれの原書を読んでいるのを見て、かなり落ち込んだ。
悔しいから、彼が大事に少しづつ飲んでいた、サントリーのダルマ(アルバイト先から貰ってきた)を、一緒に行った友人と一緒に全部空にしてやったら、彼がほんとに情けなさそうな顔をして悲しんだものだ。
僕も家庭教師先で、高価な酒をもらうことはあって、その時は、彼も含めた友人たちに電話していっしょに吞んだのに、独りこっそり飲んでいるというのが、なおさら悔しかったのよ。
その友人も二年前に亡くなってしまった。
きのうは、ネギなしで、その代わりに卵を溶きいれて、シソの醤油漬けとスグキの漬物を混ぜて、ゴマも振りかけて作ってみた。
まことに旨かった、病みつきになりそう。
テレビドラマか映画の内容告知かと思ったぜ。
すぐに解除になったけれど、、。
権力者には、こういうことをやりたいという強い潜在的欲望があるのだと思う。
憲法による足かせは絶対外してはなるまい。
きのうはずつと留守番のつもりでいたら、カミさんが早めに帰ってきたので、温かい日当たりの外に出ることができた。
ラッキー!
そうだ、九品仏に行こう!
ひとさまのブログの美しい写真が脳内にあつたのだ。
仁王さまに挨拶、閻魔さまはこないだ会ったばかりだから道から会釈だけで、スルー。
落ちかかる日差しに透ける紅葉黄葉をとみこうみ。
緑が残っているのも、美しさを弥増しにする。
この鐘の音をいちど聴いてみたい。
小一時間、別世界を楽しむことができた。
参道に佇むお地蔵さんは、顔がない。
それが愛しい。
お寺を出たところに、山形の物産が売られていて、キクラゲとナメコを買おうと思つたら、現金のみ、財布を持たないできた。
前に「魔女とキリスト教」を買った古本屋を覗いて、プルースト「失われた時を求めて」ちくま文庫全十巻が五千円を、しばし睨んで、図書館にしようと諦める。
この前発見したカフェで、ふたたび特等席に座って「国家はなぜ衰退するのか」を読む。
ソ連が収奪的制度であるにもかかわらず、1928年から1960年にかけて、国民所得が年に6%成長した。
これは技術的変化によるのではなく、労働力の再配分および、新しい機械や工場の新設による資本蓄積だったのだ。
国家や一部のエリートがあらゆる資源を支配すれば、適切なインセンティブは生まれないし、人々の技能や才能が効率的に配分されることもない。
したがって、この成長は持続的な成長(技術的変化を必要とする)とはならずに限界のあるものだった。国家や一部のエリートがあらゆる資源を支配すれば、適切なインセンティブは生まれないし、人々の技能や才能が効率的に配分されることもない。
しかし、
成長はきわめて速かったため、(中略)数世代にわたる欧米人がだまされた。合衆国のCIAもだまされた。ソ連自身の指導者すらだまされた。たとえば、1956年にニキータ・フルシチョフが、欧米の外交官を前にしたスピーチでこう自慢したことはよく知られている。シニカルなこの文章を読んで、僕は懐旧の念にうたれる。
「わが国は諸君(西側諸国)を葬り去るだろう」。(中略)
実際、ノーベル賞受賞者のポール・サミュエルソンの手になる最も広く使われた大学の経済学教科書では、ソ連の来るべき経済支配が繰り返し予言されていた。1961年版で、サミュエルソンはソ連の国民所得は,1984年までに合衆国のそれを上回る可能性があり、おそらく1997年までには上回るだろうと予言している。1980年版でもこの分析はほとんど変化はなかったものの、二つの日付は2003年と2013年に延期されていた。
大学一年生の経済学の授業で、教授が必読書として薦めた何冊かのうちにサミュエルソンの「経済学」があった。
怠け者の僕は、とうぜん読みもしなかったが、寮を出て下宿した(これは経済力がなければできない壮挙だった)友人を訪問したとき、彼がこれの原書を読んでいるのを見て、かなり落ち込んだ。
悔しいから、彼が大事に少しづつ飲んでいた、サントリーのダルマ(アルバイト先から貰ってきた)を、一緒に行った友人と一緒に全部空にしてやったら、彼がほんとに情けなさそうな顔をして悲しんだものだ。
僕も家庭教師先で、高価な酒をもらうことはあって、その時は、彼も含めた友人たちに電話していっしょに吞んだのに、独りこっそり飲んでいるというのが、なおさら悔しかったのよ。
その友人も二年前に亡くなってしまった。
きのうは、ネギなしで、その代わりに卵を溶きいれて、シソの醤油漬けとスグキの漬物を混ぜて、ゴマも振りかけて作ってみた。
まことに旨かった、病みつきになりそう。
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open-mind1109 at 2024-12-04 10:54
そちらは今が紅葉真っ盛りなんですね。
どこを切り取っても美しい🍂
おっ、今度は卵チャーハン‼
これも美味しいに決まっています。レパートリーがどんどん増えそう💪
どこを切り取っても美しい🍂
おっ、今度は卵チャーハン‼
これも美味しいに決まっています。レパートリーがどんどん増えそう💪
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saheizi-inokori at 2024-12-04 11:25
> open-mind1109さん、行く先々の黄葉紅葉を楽しめます。
ほんとは冷蔵庫のなかのいろんな野菜を入れればいいのかも知れないけれど、面倒が増えると続きません。
まな板も包丁も使わない、それがラクチンなのです。
ほんとは冷蔵庫のなかのいろんな野菜を入れればいいのかも知れないけれど、面倒が増えると続きません。
まな板も包丁も使わない、それがラクチンなのです。
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k_hankichi at 2024-12-04 12:14
美しき紅葉、良いですね!
私はほんとうに読むべき本、理解すべきことを欠いていたと思い愕然としています。プルースト「失われた時を求めて」、図書舘が良いのだと思います。Saheiziさんのように私は古書店で誘惑され全巻買い求めてしまい積読のまま(とほほ)。
私はほんとうに読むべき本、理解すべきことを欠いていたと思い愕然としています。プルースト「失われた時を求めて」、図書舘が良いのだと思います。Saheiziさんのように私は古書店で誘惑され全巻買い求めてしまい積読のまま(とほほ)。
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chikusai77 at 2024-12-04 12:54
こんにちは。
サミュエルソンの『経済学』だったか、あの時代古書店でよく見かけましたね。友人も持っていたけど、読んだかどうか…。私は『資本論』第一巻を二回読みましたが、さっぱり頭に入りませんでした。友人の話によると、第一巻はだれでも読むよ、と言われて、そうか自慢にはならないんだと思ったものです。八重洲の国労会館で国労の諸君と『資本論』の勉強会をしたものです。つい懐かしくて…^^;
サミュエルソンの『経済学』だったか、あの時代古書店でよく見かけましたね。友人も持っていたけど、読んだかどうか…。私は『資本論』第一巻を二回読みましたが、さっぱり頭に入りませんでした。友人の話によると、第一巻はだれでも読むよ、と言われて、そうか自慢にはならないんだと思ったものです。八重洲の国労会館で国労の諸君と『資本論』の勉強会をしたものです。つい懐かしくて…^^;
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saheizi-inokori at 2024-12-04 12:56
> k_hankichiさん、買えるものなら買いたいのですが、なにぶん先立たないので。
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saheizi-inokori at 2024-12-04 12:59
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Solar18 at 2024-12-04 18:23
シソの醤油漬けとスグキの漬物、どちらも手に入らないけれど、うー美味しそう。
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saheizi-inokori at 2024-12-04 18:32
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memmon at 2024-12-05 07:26
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i-shoku-jyu at 2024-12-05 09:51
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saheizi-inokori at 2024-12-05 10:05
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saheizi-inokori at 2024-12-05 10:08
> i-shoku-jyuさん、そうです、あなたのブログに触発されたのでした。
ご飯は何にでも合うから、いろんなチャーハンを楽しめそうです。
ネギチャーハンがうまかったから、あの日が僕のチャーハン記念日です。
ご飯は何にでも合うから、いろんなチャーハンを楽しめそうです。
ネギチャーハンがうまかったから、あの日が僕のチャーハン記念日です。
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hanamomo60 at 2024-12-06 21:31
都会で味わう別世界、私も満喫させていただきました。
秋真っ盛りなのですね。
私もお昼に炒飯を食べました。
紫蘇の実漬けを入れた物、美味しすぎて食べ過ぎました。
白神ネギもかなり入れて、絶品でした。
秋真っ盛りなのですね。
私もお昼に炒飯を食べました。
紫蘇の実漬けを入れた物、美味しすぎて食べ過ぎました。
白神ネギもかなり入れて、絶品でした。
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saheizi-inokori at 2024-12-07 09:57
by saheizi-inokori
| 2024-12-04 09:28
| こんなところがあったよ
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