兵庫県知事選の内幕
2024年 11月 21日
寒くて雨も降っているけれど、それならタートルネックのセーターと冬のレインコートを着るチャンスじゃないか。
セーターもコートも、ダウンジャケットを着るようになったら出番が少なくて、ひと冬にいちども袖を通さないやつが虚しくタンスに眠っているのだ。
どこに行こう?
目の前に二子玉川行きのバスがとまったので、とりあえず乗りこむ。
途中の上野毛で降りて、切通の坂道をくだる。
ちょっと前までだったら家から歩いてきたところなのだが、バスに乗ったから遠くに来た気がする。
楽天の本社が真中に見えて、まるで参道のようだ。
グーグルに訊くと「楽天本社」なんて答えやがるので、近づいて根っこのあたりだけ写したら、全国あちこちの杉の大木が出てきた。
そっちに行くつもりはなかったのに、トイレに行きたくなって、ライズの方に入り、蔦屋で用を足す。
入ったら、なかの本やもろもろに興味が引かれてぐるぐる回ってみる。
買わない買わないとお呪いを唱えながら。
絵本などの子供向きのものが売られているところでは、子供や孫たちにもっとこういうものを買ってやるんだったなあ、とほろ苦い気持になる。
いぜん無料で座れたところが、有料になって、ソファなどリッチな感じで優雅に読書したり何か仕事をしている人がいっぱい、英語で画面に向かって大声を出している黒人も。
無料の通路の椅子も多くの人が仲良く座ってコーヒーを飲んでいる。
夫といっしょらしき中年のおばさんが、両手を温めるようにコーヒーカップをもって、じっとうつろな目で前を見ている。
仕合せというより儚げにみえたのは、僕の心象の投影だろうか。
二子玉ではないどこかで、知らないカフエを見つけて、トッドの「米国の本質―寡頭制とニヒリズム」を読むつもりだったのに、もう3時半、帰らなくちゃ。
カミさんに、なにか買って来て欲しいものがないかと、ラインしたら特にないというので、ライズのフアッション売り場を見て時間をつぶして、バスで帰宅。
プロたちが腕によりをかけて、いろんなセールや買物衝動を刺激する陳列を展開しているので、僕のような枯れ木でも脇を固めて歩かないと、いらないものを買ってしまう。
蔦屋で、イギリスの古着、渋い藍色のワークジャケット5千円に惹かれたけれど、出がけにみたクローゼットの満員ぶりを想いだして我慢した、1分我慢すれば衝動は消えるのだ。
バスを降りると雨脚が強くなって、傘を打つ雨の音が激しくなる。
好いものだな、雨の音、温かい家が待っているときはことさら。
兵庫県知事の内幕レポートを読んだ。
公選法違反の疑いも濃厚な立花孝志の汚い応援活動と、誰かがしかけたSNSや暴力による相手候補への中傷や妨害行為、それらと無縁のようにふるまう斎藤候補が、独りだけ清く強く美しく、苦難に耐えているヒーローに仕立て上げられていく。
もし、これが事実だとしたら、ことは兵庫県だけの事件では済まない。
こういうやり方が大手を振って罷り通るなら、これからの日本の選挙のあり方はまったく変わってしまい、ますます民主的な実質が形骸化されて、資金と行動力組織力をもつた悪魔たちの思うがままになるのではなかろうか。
能面のような顔をして、早急に[SNSの中小誹謗を規制する条例」の策定を指示したという斎藤知事をみていると、なんだか恐ろしい怪物を見ているような気がした。
今回の知事選の概要まとめ
— Yeuky Ehallar (@Eryk_912) November 18, 2024
大手メディアじゃないのだからしばき隊の話があってほしかったが、上手く纏まっててわかりやすい
兵庫県知事選でおきたこと https://t.co/XoEId2Slay
ちよつと長いけれど、ぜひ読んでください。
立花の行為が公選法違反で、もし斎藤と共犯だったら、斎藤の当選は無効になることについて。
『公職選挙法は、選挙の公平性を担保するために候補者1人あたりのポスターや選挙カーの数などを制限している。総務省選挙課は「法解釈上、候補者は他の候補者の選挙運動ができない」と説明。立花氏の活動については、「違反しているかどうかはわからない。警察が事実に基づいて判断していくものだ」と…
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) November 20, 2024
どんな層がこんな考えになるのか想像できませんが、アニメや漫画と現実を混同させているような人も。
「行き着く果ては衆愚政治 歴史が証明している 」
このコメントの『行く着く果て』の中身は分かりませんが、言葉だけなら『衆愚政治』に同意できます。
まったく恐ろしい時代になったものです。
新聞やテレビを見ない人たちはSNSだけの情報、しかも、自分が好む情報のSNSだけを見て、信じて突っ走る。
それを都合よく操るものたち。
うすら寒いような薄笑いを浮かべ、パワハラが日常化し、頭ごなしの上司を死して訴えた人の死は無駄死にになりました。パワハラの訴えはどこへ行ったのでしょう?
なにより、立花を動き。この人が応援に入るってことは怪しいと思ったほういい。完全に選挙妨害ですしね。こういうのに扇動されてしまうことは大問題です。
でも、これからはこんなケースが増えてくるかもしれません。玉木氏の件もしかり。
まずこの点をしっかり見なおさなければ、同じ轍を踏むと思われます。
百条委員会のメンバーの家まで押しかけて悪口雑言をマイクでがなつたという立花は犯罪者ですもの。
我が家の子供たちも新聞やニュースをではなくxばかり見ています。
そしてそれをまた信じる。鵜呑みにする。
前回の選挙の時も誰に入れたらいいか全くわからないと言われました。
学校で政治の事はタブーで触れない。だから大学生になっても時事の会話をしない。
そんなことを話すのはイケてない。逆に白い眼でみられる。
昔が全ていいとは言いませんが、大学の近くには古本屋などがあった学生街。
今はサークル部屋にはゲームが置いてあるそうです。
若者をわざとそういうふうにもっていったかもしれません。
今回の選挙では20代はもちろんか50代までも斎藤氏の票が多かったようですね。
ため息がでます。
法律の想定していない悪事を働く、こういうことに対応するとしたら、法律はとんでもなく膨大細密な定めが必要になつてしまいますね。
ため息がでます。
リンク先を読み、ここだと思いました。
自分で考える、判断する、何が正しくて、何が間違っているのか?
個々人のそれらに対するエネルギーが、軽くなってしまっている気がします。
なんか、空恐ろしくなりますね。
なんでこうなってしまったのか??
この方のブログにも行ってみましたが
SNSでよくみかけるメンドクサイコメントにも賢くリコメしていると関心しつつ
疲れて途中で読むのをやめました
今回の斎藤知事の件も自分の故郷のことなので関心をもって注目してきましたが
本当に落胆することばかりで、もう見たくも聴きたくもない気分です。
その点、こちらのブログでは、皆さん”健全な常識”に満ちていてホッとします。
情報が氾濫する時代、情報リテラシーを身に着けて行かなくてはいけないと
つくづく思います