本を読める
2024年 10月 04日
日が当たっているのに静かに雨が降っている。
キツネはどこに嫁に行くのだろう、棲むところなんかあるのだろうか。

図書館に本を返して、予約した本を借りて、外に出ると雨が強くなっていた。
近所の散歩では飽き足らなくてバスで山谷に出て、学大の商店街をほんの少し歩いた。

シンガポールの大衆的なスーパーのトートバッグ、Mちゃんがサービスでもらったのを息子が肩にかけていたのが、気にいってもらい受けてきた。
これに本を入れて、ポロカフエで衝動買いしたキャップを被って歩いた。

駅前で松原仁が「衆議院議員の松原仁です。雨の中でパンフレットをうけとってくださる人は少ないけれど、支援者のみなさんとこうしています」と繰り返して、なかなか演説に入らない。
パンフレットを受け取って、ドトールに入る。

さっき図書館で借りてきた本、595頁、ずしッと重い。
中身もずしッと重い。
関東大震災は自然災害の後に、もうひとつの「大惨事」=「虐殺」が待っていた。
国や地方行政、軍や警察、メデイアや一般大衆が束になって襲いかかった、「差別と偏見」に発する虐殺、朝鮮人、中国人、社会主義者、障碍者、朝鮮人と誤認された地方出身者などが、あっという間に無惨に殺された。
その数は、朝鮮半島からの留学生を中心にした組織の調査では6661人、司法省の233人は実数とは大きくかけ離れていることが多くの研究者が指摘している。
これだけの事件を、政府はきちんと調査をしないまま現在に至っている。
ぼうとうの、現在の東京スカイツリーの足元、四つ木橋の下で、人間がメチャメチャに「こわされた」、その目撃談の数々を読むだけで、もうたくさん、といいたくなる。
同じことばかり、もういい、わかったから、と、本を閉じたくなる。
しかし、本書の題名にある「1923-2024」は、地震とうじのことばかりではなく、今現在の「虐殺=差別と偏見」についても書いているのだろう。
辛くても読みとおそうと思う。

シンガポールに行く前に借りた、三島賞受賞作品。
だるそうな高校生の話し言葉で書かれて、先ず若者言葉がわからない、バイブス、ギャルピ、ペニー、ワッペ、、。
それいじょうに文脈がたどりにくい。
ぼんやり見えてくる高校生の「状況」がわからない。
どうしよう、先ず「地震と虐殺」を読んでしまうことにする。

ぼくのブログのぶらり旅の記事を読まれた方が、この人に通じるものを感じたとコメントをくださったので、図書館から借りた。
シンガポールに持っていったけれど、数ページしか読まなかった。
つまらないのではなくて、この文章に浸る精神的状況ではなかったからだ。
きのう、読み始めて、これは返却期限を気にせず、おりおりに少しづつ味読すべきだと思った。
ネット検索で、古本が送料無料で500円以下、残っていたポイントを使えば50円くらいで手に入るので、それでいくことにした。
ほかにも読みたい本がいくらでもある。
シンガポールはいいところだけれど、日本語の本を読みあさるには適さないから、ぼくには住めそうもないな。

シイを見てきた目には、骨皮筋衛門が痛々しいけれど、きのうの血液検査の結果では、前回より数値がよくなっているというのでほっとする。
あいかわらず食いしん坊で、今も僕の後で黙って立っている、早く飯くれと念を送っている。
キツネはどこに嫁に行くのだろう、棲むところなんかあるのだろうか。

図書館に本を返して、予約した本を借りて、外に出ると雨が強くなっていた。
近所の散歩では飽き足らなくてバスで山谷に出て、学大の商店街をほんの少し歩いた。

シンガポールの大衆的なスーパーのトートバッグ、Mちゃんがサービスでもらったのを息子が肩にかけていたのが、気にいってもらい受けてきた。
これに本を入れて、ポロカフエで衝動買いしたキャップを被って歩いた。

駅前で松原仁が「衆議院議員の松原仁です。雨の中でパンフレットをうけとってくださる人は少ないけれど、支援者のみなさんとこうしています」と繰り返して、なかなか演説に入らない。
パンフレットを受け取って、ドトールに入る。

さっき図書館で借りてきた本、595頁、ずしッと重い。
中身もずしッと重い。
関東大震災は自然災害の後に、もうひとつの「大惨事」=「虐殺」が待っていた。
国や地方行政、軍や警察、メデイアや一般大衆が束になって襲いかかった、「差別と偏見」に発する虐殺、朝鮮人、中国人、社会主義者、障碍者、朝鮮人と誤認された地方出身者などが、あっという間に無惨に殺された。
その数は、朝鮮半島からの留学生を中心にした組織の調査では6661人、司法省の233人は実数とは大きくかけ離れていることが多くの研究者が指摘している。
これだけの事件を、政府はきちんと調査をしないまま現在に至っている。
ぼうとうの、現在の東京スカイツリーの足元、四つ木橋の下で、人間がメチャメチャに「こわされた」、その目撃談の数々を読むだけで、もうたくさん、といいたくなる。
同じことばかり、もういい、わかったから、と、本を閉じたくなる。
しかし、本書の題名にある「1923-2024」は、地震とうじのことばかりではなく、今現在の「虐殺=差別と偏見」についても書いているのだろう。
辛くても読みとおそうと思う。

シンガポールに行く前に借りた、三島賞受賞作品。
だるそうな高校生の話し言葉で書かれて、先ず若者言葉がわからない、バイブス、ギャルピ、ペニー、ワッペ、、。
それいじょうに文脈がたどりにくい。
ぼんやり見えてくる高校生の「状況」がわからない。
どうしよう、先ず「地震と虐殺」を読んでしまうことにする。

ぼくのブログのぶらり旅の記事を読まれた方が、この人に通じるものを感じたとコメントをくださったので、図書館から借りた。
シンガポールに持っていったけれど、数ページしか読まなかった。
つまらないのではなくて、この文章に浸る精神的状況ではなかったからだ。
きのう、読み始めて、これは返却期限を気にせず、おりおりに少しづつ味読すべきだと思った。
ネット検索で、古本が送料無料で500円以下、残っていたポイントを使えば50円くらいで手に入るので、それでいくことにした。
ほかにも読みたい本がいくらでもある。
シンガポールはいいところだけれど、日本語の本を読みあさるには適さないから、ぼくには住めそうもないな。

シイを見てきた目には、骨皮筋衛門が痛々しいけれど、きのうの血液検査の結果では、前回より数値がよくなっているというのでほっとする。
あいかわらず食いしん坊で、今も僕の後で黙って立っている、早く飯くれと念を送っている。
サンちゃん頑張れ~!!
3
> jyariko-2さん、がんばってますよ!ありがとう。
お帰りなさいまし。素敵な旅でしたね。シンガポールの風景や食事ももちろん素敵でしたが、いつもseizeさんご一家の在り方が、とても素敵だなぁと思います。
海辺は読書に適さないって、リンドバーグも言ってました。これから日本は読書にいい季節になって行きますね。
海辺は読書に適さないって、リンドバーグも言ってました。これから日本は読書にいい季節になって行きますね。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
> 鍵コメさん、気づきませんでした。ノープロブレム、どんまい。
一日何度もクウを抱っこします、骨が当たり、力も入れないのに指が軽く奥に届きます。せつない。
スマホを持っていない頃モルディブへ行くときは探偵小説のような頭を使わない文庫本を数冊持って行きました。目の前は海とヤシの木、暑すぎるから散歩もしたくないし。
帰る時にレセプション脇の棚に置いてきますが、翌年見ても本は無くなっていました、日本人が読むとは思えないので、日本語の勉強かな~と想像していました。
タブレットを持っていくようになったら本ではなくゲームになりました。
スマホを持っていない頃モルディブへ行くときは探偵小説のような頭を使わない文庫本を数冊持って行きました。目の前は海とヤシの木、暑すぎるから散歩もしたくないし。
帰る時にレセプション脇の棚に置いてきますが、翌年見ても本は無くなっていました、日本人が読むとは思えないので、日本語の勉強かな~と想像していました。
タブレットを持っていくようになったら本ではなくゲームになりました。
> ebloさん、骨皮筋衛門になつても、目が見えなくても、耳が遠くなっても、彼なりのルーティンを守り、カミさんの留守を寂しがり玄関で立ち尽くす。
なんとも言えません。
私もホテルで休むときは、スマホでブログを書き読んでいました。
私もほて
なんとも言えません。
私もホテルで休むときは、スマホでブログを書き読んでいました。
私もほて
by saheizi-inokori
| 2024-10-04 12:06
| 今週の1冊、又は2・3冊
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Comments(10)