分厚く
2024年 06月 02日
夢の中に浸り続けていたくて、また寝をしたら、ほい、しまった青空じゃないか。
午後から崩れる予報、もう一時間早く起きるべきだった。
それでも今は、風に揺れている洗濯物。

(左の二人が手をつないで、僕の中学時代にはありえなかった)
NHKFMで、フェルッチョタリアヴィーニをやっている。
彼が出演した映画「勿忘草」を見て、その歌声に魅せられて、ドーナツ盤のレコードを買った。
B面がシューベルトの子守歌で、むしろその方が好きだった。
映画を見たのは高校生の時だと思っていたのに、調べると1961年6月公開とある。
それなら大学一年、寮生活で聴くレコードは寮の備品のものを小さな応接室で聴くだけで、自分の部屋はスラムもかくやの状態、ラジオしか聞かなかった。
映画だけ見て、レコードは欲しいと思っただけなのか、解せん。
解せないけれど、懐かしい曲だ。
待てよ、欲しいレコードを頼むと寮で買ってくれる(予算内)仕組みで、これを買ってもらって応接室でソファに寝転がって聴いたような気もしてきた。
そうであるならば、ドーナツ盤ではなくて、25cmLPだった蓋然性が高い。
ヴォラーレなども入っていたのかもしれない。

はんきちさんに教えてもらった本。
2004年3月から6月にかけて、イスラエルのテルアヴィヴ大学に客員教授として滞在したときの見聞をまとめた第一部、その後のセルビアとコソヴォでの二か月ほどの見聞が第二部、それらをまとめての考察が第三部、450頁という長さもともかく、中身の濃い、読み応えのありそうな本だ。
イスラエルとパレスチナ、セルヴィアとコソヴォ、どちらも何度読んでも、そのときだけの理解にとどまって、血肉化していない”問題地域”だ。
四方田は旅行の前に、目的地について歴史や問題点を極力学んでから出かけるという、どちらにも出かけて見ることのできない僕は、そのおこぼれを頂戴しよう。
きのうは、「ユダヤ人の定義不可能性」と題した文章で、アシュケナジーム(ドイツ、ポーランド、ロシアなどに出自をもつ西欧化されたユダヤ人)とスファラディーム(あるいは差別的にミズラヒーム、中近東からマグレムまでの英仏の植民地・保護領に出自をもつユダヤ人)の宿命の対立に、旧ソ連系とエチオペア系が混入して、イスラエル社会が錯綜している差別社会であること、ユダヤ人とアラブ人はお互いにも見分けがつかないほど、いわゆるユダヤ人という外見はないことなどを学んだ。

図書館で借りた本書に挟んであった貸出票。
彼(彼女)の借りた7冊の本、どれも未読で、読みたくなる題名だ。
どんな人が借りたのだろう。

政治資金規正法をめぐるドタバタ!
出来レース、自民と公明で10万円と5万円、維新にあっては10年後!の公開が、痛くも痒くもない降りしろとして、もともと内密に打ち合わせてあったかのような出来レース!
こんな茶番を、あたかも「自民の勇断」と持ち上げるメデイアも出来レースの一員としかみえない。
オノオノがた、こんなものに騙されることなかれ!
午後から崩れる予報、もう一時間早く起きるべきだった。
それでも今は、風に揺れている洗濯物。

NHKFMで、フェルッチョタリアヴィーニをやっている。
彼が出演した映画「勿忘草」を見て、その歌声に魅せられて、ドーナツ盤のレコードを買った。
B面がシューベルトの子守歌で、むしろその方が好きだった。
映画を見たのは高校生の時だと思っていたのに、調べると1961年6月公開とある。
それなら大学一年、寮生活で聴くレコードは寮の備品のものを小さな応接室で聴くだけで、自分の部屋はスラムもかくやの状態、ラジオしか聞かなかった。
映画だけ見て、レコードは欲しいと思っただけなのか、解せん。
解せないけれど、懐かしい曲だ。
待てよ、欲しいレコードを頼むと寮で買ってくれる(予算内)仕組みで、これを買ってもらって応接室でソファに寝転がって聴いたような気もしてきた。
そうであるならば、ドーナツ盤ではなくて、25cmLPだった蓋然性が高い。
ヴォラーレなども入っていたのかもしれない。

はんきちさんに教えてもらった本。
私の見ることは 塩であるとエピグラフ。
私の見ることには 癒しがない
――高橋睦郎
2004年3月から6月にかけて、イスラエルのテルアヴィヴ大学に客員教授として滞在したときの見聞をまとめた第一部、その後のセルビアとコソヴォでの二か月ほどの見聞が第二部、それらをまとめての考察が第三部、450頁という長さもともかく、中身の濃い、読み応えのありそうな本だ。
イスラエルとパレスチナ、セルヴィアとコソヴォ、どちらも何度読んでも、そのときだけの理解にとどまって、血肉化していない”問題地域”だ。
四方田は旅行の前に、目的地について歴史や問題点を極力学んでから出かけるという、どちらにも出かけて見ることのできない僕は、そのおこぼれを頂戴しよう。
きのうは、「ユダヤ人の定義不可能性」と題した文章で、アシュケナジーム(ドイツ、ポーランド、ロシアなどに出自をもつ西欧化されたユダヤ人)とスファラディーム(あるいは差別的にミズラヒーム、中近東からマグレムまでの英仏の植民地・保護領に出自をもつユダヤ人)の宿命の対立に、旧ソ連系とエチオペア系が混入して、イスラエル社会が錯綜している差別社会であること、ユダヤ人とアラブ人はお互いにも見分けがつかないほど、いわゆるユダヤ人という外見はないことなどを学んだ。

図書館で借りた本書に挟んであった貸出票。
彼(彼女)の借りた7冊の本、どれも未読で、読みたくなる題名だ。
どんな人が借りたのだろう。

政治資金規正法をめぐるドタバタ!
出来レース、自民と公明で10万円と5万円、維新にあっては10年後!の公開が、痛くも痒くもない降りしろとして、もともと内密に打ち合わせてあったかのような出来レース!
こんな茶番を、あたかも「自民の勇断」と持ち上げるメデイアも出来レースの一員としかみえない。
オノオノがた、こんなものに騙されることなかれ!
収支報告書の保存期間は3年、不記載など公訴時効は5年。
10年後に何の役に立つのでしょうね。維新の恩売りですね。
10年後に何の役に立つのでしょうね。維新の恩売りですね。
4

確かに読んでみたくなるような題名の本ばかりですね。まず「見ることの塩」から読み始めてみようかな。
メディアも政権もその界隈の政治家たちどもも腐り過ぎていて息をするのも苦しい。どう退治したものかと考える日々が続いています。
メディアも政権もその界隈の政治家たちどもも腐り過ぎていて息をするのも苦しい。どう退治したものかと考える日々が続いています。
こんにちは。
貸出表はよく、栞代わりに挟んでありますよね。この中では4が1番自分の分野に近いかも。
借りた人がこの記事を読んだら「あっ、自分のだ」と気づくでしょうね。読書子は書評ブログを読むので意外と見つかるかもしれませんよ(笑)
これも「痕跡本」のジャンルに含まれるかもしれませんね。
https://flowersforyou.exblog.jp/29566372/
貸出表はよく、栞代わりに挟んでありますよね。この中では4が1番自分の分野に近いかも。
借りた人がこの記事を読んだら「あっ、自分のだ」と気づくでしょうね。読書子は書評ブログを読むので意外と見つかるかもしれませんよ(笑)
これも「痕跡本」のジャンルに含まれるかもしれませんね。
https://flowersforyou.exblog.jp/29566372/
> sabertiger54さん、明晰夢、私も読んでみたいです、このところそんな夢ばかりですし。
痕跡本のことを書いた本がありましたね。
立ち読みしたことがあります。
なぜか、このアドレスでアクセスできませんでした。
痕跡本のことを書いた本がありましたね。
立ち読みしたことがあります。
なぜか、このアドレスでアクセスできませんでした。
■びわが沢山
これだけたわわに実っていると子供の頃に他人の家に生えてたのを千切って喰らった記憶が蘇り
懐かしさで思い出遊びができまする。46歳で長崎に出向になりハウステンボスホテルの立ち上げに
18時間毎日拘束され、たまの休みに村の農道を自転車で走っていたらビワの樹が群生していて「あ・」と
小さく呟いた記憶がゆるやかに脳裏を流れる。
これだけたわわに実っていると子供の頃に他人の家に生えてたのを千切って喰らった記憶が蘇り
懐かしさで思い出遊びができまする。46歳で長崎に出向になりハウステンボスホテルの立ち上げに
18時間毎日拘束され、たまの休みに村の農道を自転車で走っていたらビワの樹が群生していて「あ・」と
小さく呟いた記憶がゆるやかに脳裏を流れる。
> mackworldさん、私は枇杷というと、亡妻が入院したときに見舞いに頂いたのを病室で一緒に食べたのが、まず思い出されます。
散歩道のたわわな枇杷は、誰も取りません。
ハウステンボスには亡妻との数少ない旅で泊まりました。羽田からの飛行機に遅れて一日短縮の旅でした。
妻亡きあと子供たちや母と正月休みにも日帰りで行ったような気もします。
散歩道のたわわな枇杷は、誰も取りません。
ハウステンボスには亡妻との数少ない旅で泊まりました。羽田からの飛行機に遅れて一日短縮の旅でした。
妻亡きあと子供たちや母と正月休みにも日帰りで行ったような気もします。
拙ブログ記事アクセスできませんでしたかどうもすいません。
「蔵書の苦しみ」(2023・3・11)
「痕跡本とブログ」(2023・5・27)又はタグ・読書。内容よりもいただいたコメントの方が興味深いかもしれません。
「蔵書の苦しみ」(2023・3・11)
「痕跡本とブログ」(2023・5・27)又はタグ・読書。内容よりもいただいたコメントの方が興味深いかもしれません。
> sabertiger54さん、今拝見してきました。
大学の寮で先輩がおいていった本の中に3千円みつけたことがあります。
先輩の誰かが分からないので、有難く飲ませてもらいました。
私のいく図書館は返却するときに、眼の前で丁寧にチェックするので貸出票は取り除かれることが多いです。
書き込みは、どうしてこんなところに?と思うようなのもありますね。
大学の寮で先輩がおいていった本の中に3千円みつけたことがあります。
先輩の誰かが分からないので、有難く飲ませてもらいました。
私のいく図書館は返却するときに、眼の前で丁寧にチェックするので貸出票は取り除かれることが多いです。
書き込みは、どうしてこんなところに?と思うようなのもありますね。
by saheizi-inokori
| 2024-06-02 13:28
| 今週の1冊、又は2・3冊
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