母の日に
2024年 05月 12日
子供のころ、という話が多いなあ、やっぱり今朝もその子供のころ、母が死んだらと考えると恐ろしくて、夜なんか寝付けなくなることもあった。
母にすこしでも余計な仕事をさせないように心配ばかりしていた。
友人の家に行って、洋服を脱ぎっぱなしにしたり、○○しといてね、などと平気で親になにかを頼むのをみると、いいなあ、ここのお母さんは元気で、と羨ましく思った。
母も自分に何かあったら大変だと、人一倍神経質に体のことを気にかけて、西式健康法などをやったり、それでも残業が続いたりすると、頭が痛いなどということが少なくなかったから、家事をなにか一つするたびに母の体力が消耗していくように思えてハラハラしたのだ。

そんなに母のことを心配しながら、亡妻という子供たちの母には、無理をさせてしまったと慙愧の念にたえない。
でも、子供たちは母親思いで、よく手伝いをした。
蒲団の上げ下げは長男、晩飯の食器かたづけと茶碗洗いは娘と次男、高校生になっても腕まくりをしてやっていた。
大晦日の大掃除も僕と一緒に頑張ってくれた。
孫がうちにきたときに、食器の後片付けをやろうとしないので、思わず、躾がダメと言ってしまったが、あれは息子にいつたつもりだつたけれど嫁さんには悪いことをした。
のちにみんなで外食したとき、向こうのお母さんが問わず語りに「うちでは子供に食器の片づけはさせなかった」というのを聞いてそう思った。
ご馳走になって、後片付けのことを心配しないでいるときの、あの解放感!
それは後片付けがそれだけ面倒だということ、だからおよそ子供たるもの、やるべきなのだ、それを習慣にすべきなのだ、そのように躾てもらったら、感謝すべきなのだ。

きのうは祐天寺の古民家カフエで、前からやってみたいと思っていた、ワイン+おつまみ3種500円を果す。
冷たい白を選んで正解、つまみもうまかった。

もうひとつ、挑戦したいのは、その近くにある焼きトンやで昼酒。
行きに見た時は開店早々で空席が覗けたが、帰る時にはもう満員で、ワイワイ楽し気な客でいっぱいだった。
今年中に実行しよう。

カフエにいるとき、電話があって学大の靴屋から、預かった靴の修繕が済んだというので、そこから歩いて受け取ってきた。
水がしみる傷はみつからなかったけれど、紐や縫い糸などに丹念に防水を施しておいたとのことだった。

大津・叶匠寿庵の「初夏の菓子」のなかから「標野(しめの)」。
「茜さす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る」額田王の恋歌を菓子にしたという。
自家梅蔵で熟成させた城州白梅に、赤色が鮮やかな梅「露茜」を加え、甘酸っぱい芳醇な香りのゼリーに仕上げました、って。
見て美しく食って香り豊か、佳き哉。
母にすこしでも余計な仕事をさせないように心配ばかりしていた。
友人の家に行って、洋服を脱ぎっぱなしにしたり、○○しといてね、などと平気で親になにかを頼むのをみると、いいなあ、ここのお母さんは元気で、と羨ましく思った。
母も自分に何かあったら大変だと、人一倍神経質に体のことを気にかけて、西式健康法などをやったり、それでも残業が続いたりすると、頭が痛いなどということが少なくなかったから、家事をなにか一つするたびに母の体力が消耗していくように思えてハラハラしたのだ。

そんなに母のことを心配しながら、亡妻という子供たちの母には、無理をさせてしまったと慙愧の念にたえない。
でも、子供たちは母親思いで、よく手伝いをした。
蒲団の上げ下げは長男、晩飯の食器かたづけと茶碗洗いは娘と次男、高校生になっても腕まくりをしてやっていた。
大晦日の大掃除も僕と一緒に頑張ってくれた。
孫がうちにきたときに、食器の後片付けをやろうとしないので、思わず、躾がダメと言ってしまったが、あれは息子にいつたつもりだつたけれど嫁さんには悪いことをした。
のちにみんなで外食したとき、向こうのお母さんが問わず語りに「うちでは子供に食器の片づけはさせなかった」というのを聞いてそう思った。
ご馳走になって、後片付けのことを心配しないでいるときの、あの解放感!
それは後片付けがそれだけ面倒だということ、だからおよそ子供たるもの、やるべきなのだ、それを習慣にすべきなのだ、そのように躾てもらったら、感謝すべきなのだ。

きのうは祐天寺の古民家カフエで、前からやってみたいと思っていた、ワイン+おつまみ3種500円を果す。
冷たい白を選んで正解、つまみもうまかった。

もうひとつ、挑戦したいのは、その近くにある焼きトンやで昼酒。
行きに見た時は開店早々で空席が覗けたが、帰る時にはもう満員で、ワイワイ楽し気な客でいっぱいだった。
今年中に実行しよう。

カフエにいるとき、電話があって学大の靴屋から、預かった靴の修繕が済んだというので、そこから歩いて受け取ってきた。
水がしみる傷はみつからなかったけれど、紐や縫い糸などに丹念に防水を施しておいたとのことだった。

大津・叶匠寿庵の「初夏の菓子」のなかから「標野(しめの)」。
「茜さす 紫野ゆき 標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る」額田王の恋歌を菓子にしたという。
自家梅蔵で熟成させた城州白梅に、赤色が鮮やかな梅「露茜」を加え、甘酸っぱい芳醇な香りのゼリーに仕上げました、って。
見て美しく食って香り豊か、佳き哉。
カフェ巡りもスイーツも良いですね。羨ましくなっちゃう
1

奇跡のようなお菓子ですね ときめきの響きが聴こえるよう
すばらしい美術、知と職人の技ここにですね
後片付けの仕事は面倒ですね でも そこからの解放の
歓びは自分にだけ そしてそれを知ることの幸せも
> rinrin1345さん、盛岡市内にもいいカフェがあるようですが、ちょっと遠いかな。
透明な菓子、今日みたいな蒸す日にちょうどよろしおすな
古民家カフェで白ワイン、いいですね!私は近くでそんなとこがないから、ワインはうちで!自分の好きなつまみをささっと作って楽しむことにしましょうか。でもとても気に入ってるカフェが30分くらいの所にあるのでそこに行くのがとても楽しみ。自家製の和菓子とたっぷりのおいしいコーヒーが飲めます。最近忙しいのでなかなかいけませんが。
できない時は楽しみは想像力で。標野、名前もいいですね。きれいな色。目で味わっても満足できそう。
できない時は楽しみは想像力で。標野、名前もいいですね。きれいな色。目で味わっても満足できそう。
> baobab20_z21さん、ゆっくり鑑賞しないと、食べるときはツルっと食べてしまいます。
こんにちは😃
片付けを躾て貰った事への感謝、気がつきませんでした💦書いてくださって、ありがとうございます。
子どもにやらせた方が、色々良いとは思いつつ…
自分でやった方が早かったり、キッチンが散らかっていたりで、させてあげられてないなぁ。と思っています。
また、させない方も結構いらっしゃるので、それが出来たらそれも良いかも、と未だに、<お手伝い>悩む部分があります。
家はこう。と決めたら良いだけなのでしょうね。
500円のワインとおつまみ、なかなか見かけません。
リーズナブルで良いですね。
片付けを躾て貰った事への感謝、気がつきませんでした💦書いてくださって、ありがとうございます。
子どもにやらせた方が、色々良いとは思いつつ…
自分でやった方が早かったり、キッチンが散らかっていたりで、させてあげられてないなぁ。と思っています。
また、させない方も結構いらっしゃるので、それが出来たらそれも良いかも、と未だに、<お手伝い>悩む部分があります。
家はこう。と決めたら良いだけなのでしょうね。
500円のワインとおつまみ、なかなか見かけません。
リーズナブルで良いですね。
焼きトン屋で昼酒 今年の目標ですね
お出掛けが楽しくなりそう出良いですねー
お出掛けが楽しくなりそう出良いですねー
> etinarcadiareniさん、母子家庭の母、三人の子育ての亡妻、どちらも手伝ってやらなくてはと思わせたのかも知れませんね。
この店はワインだけだと三百円です。カフェでコーヒー以外のものを飲んだのは初めてかも知れないです。
この店はワインだけだと三百円です。カフェでコーヒー以外のものを飲んだのは初めてかも知れないです。
> jyariko-2さん、昼酒の味を覚えるとクセになりそうで、ちょっと怖いのですが、たまには、やれるうちは、やつてみようかと思いました。
by saheizi-inokori
| 2024-05-12 11:35
| よしなしごと
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Comments(12)