匂いと雰囲気を伝えたい！クセになる四川料理。代々木上原の店。

店名を言いたいけれど、連れて行ってくれた人が駄目だって。教えたい気もあるし、あまり混ませたくないし。複雑な気持ち。でも本当はもう予約が取れない店という評判です。どの皿もきちんと素晴らしいメリハリ。四川料理の伝統を踏まえながら、今の嗜好に媚びるのとも異なった提案がある。

前菜の鮎の煮物、よだれ鶏、なすのトーチーソース・・いづれも数だけ揃えるというものではない。厨房でバンバン大きな音がすると思ったら、エビを叩いていたのだ。ひらったくして片栗をまぶし、餅のようにして揚げる。黄ニラもあって、黒酢の香り。
















四川の朝天棘椒、ピリどころかヒリイと辛い唐辛子とマコモの炒め物。この皿あたりから興奮が高まってくる。右下は、ナマコと泡菜（つけた人参やセロリを細かく切って、雪菜も入れて一緒に煮込んでありました）とを炒め煮したもの。左のインゲンは、ちりちり小じわができる程度にアツーイ油でチョト揚げて、小エビなどを混ぜて炒めたもの。他にもナン皿か、そのたび笑顔だよ。最後は汁なし坦々麺。デザートはさっぱりしているが、主張ははっきりしている。お茶もおいしいものばかり。値段もリーズナブル。コース以外に追加のメニューも頼み（調理長、大変）おなかパンパンなのに、しつこくない。まだ食べられそう。クセになりそー。