カミさん＆サンチの誕生祝

きのうも娘一家がご馳走をしにやってきてくれた。
きのうも、というのは３月末にもきてくれたから、感覚的には、つい先日きてくれたような感じがするのだ。
こんどはカミさんとサンチの誕生祝、先月はタイキの大学卒業と就職祝い、ハアちゃんの進級祝い、それに僕の月遅れ誕生祝だった。
なんにせよ祝祭が続くのは有難いことだ。

パパシェフが、低温調理で下ごしらえしてきたラムチョップがメイン、柔らかくてしつこくなく、僕も二つも食ってしまう。

マグロ、サケ、ホタテのカルパッチョも向こうで作ってきてくれた。
これがメインでもおかしくない。

芝エビの素揚げ、つぶがいの炊いたのは、中をうまく引っ張り出すのが難しいけれど、僕は一発でとれた。
ジャガイモのクラッシュも嬉しい。

はあちゃんが作ってくれたサングリアが、シナモンの風味をきかせて大好評。
僕は一杯飲んだあと、おもたせの久留米の無濾過無加水純米大吟醸「池亀」を冷やでぐいぐい、じつに喉越しの好い酒だ。

カミさんは例によって、はあちゃんお好みのサラダ、きょうはアボガドと八朔がポイント。
僕もいつもの生ハムやチーズの盛り合わせを買ってきた。

酒飲みに嬉しいのは大きめのホタルイカ。
刺身はこっちで用意したのが、中トロと蝦蛄、向こうからもってきたのが鯛。

これだけでも相当食べすぎなのに、途中でパパが作ってくれたのが、トマトとモッツアレラチーズのパスタ、これがまたすこぶるつきの大好評。

ひと昔前より、みんなの食べる量が減ったと思うが、それでも決して小食とは言えない一家だ。

タイキが太っ腹に初任給で、「たまにはホールを、どうせなら一番大きいのを」と買ってくれたバースデイケーキには、サンチの名前も書いてある。

タイキはハアちゃんに、試験の成績が学年１０位以内になったら○○万円のお小遣いをやるという。
会社員になって研修が厳しく、成績によってはこのＧＷも出社して勉強を強いられているという。
いままで経営学とか実用的な本を読んできたので、こんどは文学的なものも読みたいと、ちょうど僕の読んでいたアディ―チェ「なにかが首のまわりに」や斎藤真理子「韓国文学の中心にあるもの」をスマホで写していった。
独りで門仲に部屋を借りて住んで、基本自炊（鍋料理が多いって）だという。
居酒屋に毎日通った僕の新人時代とはだいぶ様子が異なるようだ。

（日体大のグランドでアクロスの試合をしていた。コートの長さが百メートルもあるのには驚いた）

初任給を貰ってどうしたという話から、娘は僕と妻を美々卯に連れて行ったといったけれど、僕は忘れていた。
長男は最初から地方勤務、次男が初任給のときは、すでに妻は亡くなっていた。
上げる方も貰う方も健康でいることが何より大事だね。

親に上げられることの幸せを、しっかり感じてほしい。

（ことしは桜新町の八重桜を見ずじまいだったなあ）

けさは仏壇に昨日のことを報告・感謝の言葉を捧げた。

きのう食べ残したケーキを少しだけ味わう。
きのうより一段と、しみじみうまかった。