雨にも風の強さにも負けず
2024年 04月 10日
追いカツオ、追い焚き、、追い眠りで7時過ぎに起きると、うって変わった晴天、半乾きの洗濯物に日の目を見せる(これはカミさんがやってくれた)。
(山梨の親戚から送られてきた『農鳥』、農作業開始の合図だ)
きのうは循環器内科のあと、土砂降りだったが、砧公園に行く。
静まり返った雨の砧公園、ましてそこに満開の桜が咲いているというのに、いかないわけがない。
美術館の方から入ると、新緑が柔らかく迎えてくれる。
スニーカーのあんよを一歩一歩、水の少ないところ、それがないところは、しずかあにそっと、はねないように下す、抜き足差し足だね。
花盗人だ、見るだけ、感じるだけの盗人。
開けたところにでたら、風の又三郎が追いかけてきて、もう少しで雨傘がもっていかれそうになる。
雨と桜の花びらが二重奏で舞い落ちる。
降りしきる雪を見上げていると、あの世に連れていかれるような感じになるけれど、雨桜は傘が邪魔して見上げることはできない、それでも不思議な感覚にはなるのだ。
風にあおられる傘を肩に置きながら、写真を撮る。
公園を一周するつもりだったけれど、舗装した道が川になっていたので断念して引き返す。
バス停に向かう道路では、傘がお猪口になったり、走って来る車が、ばしゃっと水を跳ねたりで、悪戦苦闘、バス停に立っているのも困難な状況。
目の前の市場の食堂でコーヒー220円を飲みながら、ほっとする。
スタッフのおばさんたちが、とても気持ちがいいので、ここで昼飯と思ったが、まだ10時半。
バスで用賀駅に行き、郵便局で用を足して、とても外を歩けないので構内の大戸屋で「塩サバ焼き定食」970円を食う。
これが旨かった、脂ののったサバと大根おろし、五穀米(小盛)も。
駅前のカフエは、客は僕だけ。
窓際に坐り、カフエラテを頼んで、目薬をさして眼をつむっていると、ぷ~んとコーヒーのいい香りがして、カップが置かれた。
外は土砂降りと強風が続く。
フルートの優しく軽快な曲が流れる。
分厚い「アメリカーナ」を読む。
イフェメルの家庭、学校時代、オビンゼとの出会いとすばらしい関係、将軍の妾のウジュ伯母さんの優しくも即物的な教え、将軍の死でウジュがアメリカに逃亡、イフェメルも教員のストライキが続く大学を中退してアメリカの大学の奨学生となって渡米、アルバイトが見つからない苦労、アメリカの一般教育レベルの低さ、富裕階級のいろいろ、初めて彼女は自分の「黒人という人種」を知ること、などなどが、いろんなエピソードで生き生きと描かれていて、実に面白い。
ときどき窓の上をみると、垂れ下がったジャスミンの先っぽに透き通った水滴が美しかった。
きのうは循環器内科のあと、土砂降りだったが、砧公園に行く。
静まり返った雨の砧公園、ましてそこに満開の桜が咲いているというのに、いかないわけがない。
美術館の方から入ると、新緑が柔らかく迎えてくれる。
スニーカーのあんよを一歩一歩、水の少ないところ、それがないところは、しずかあにそっと、はねないように下す、抜き足差し足だね。
花盗人だ、見るだけ、感じるだけの盗人。
開けたところにでたら、風の又三郎が追いかけてきて、もう少しで雨傘がもっていかれそうになる。
雨と桜の花びらが二重奏で舞い落ちる。
降りしきる雪を見上げていると、あの世に連れていかれるような感じになるけれど、雨桜は傘が邪魔して見上げることはできない、それでも不思議な感覚にはなるのだ。
風にあおられる傘を肩に置きながら、写真を撮る。
公園を一周するつもりだったけれど、舗装した道が川になっていたので断念して引き返す。
バス停に向かう道路では、傘がお猪口になったり、走って来る車が、ばしゃっと水を跳ねたりで、悪戦苦闘、バス停に立っているのも困難な状況。
目の前の市場の食堂でコーヒー220円を飲みながら、ほっとする。
スタッフのおばさんたちが、とても気持ちがいいので、ここで昼飯と思ったが、まだ10時半。
バスで用賀駅に行き、郵便局で用を足して、とても外を歩けないので構内の大戸屋で「塩サバ焼き定食」970円を食う。
これが旨かった、脂ののったサバと大根おろし、五穀米(小盛)も。
駅前のカフエは、客は僕だけ。
窓際に坐り、カフエラテを頼んで、目薬をさして眼をつむっていると、ぷ~んとコーヒーのいい香りがして、カップが置かれた。
外は土砂降りと強風が続く。
フルートの優しく軽快な曲が流れる。
分厚い「アメリカーナ」を読む。
イフェメルの家庭、学校時代、オビンゼとの出会いとすばらしい関係、将軍の妾のウジュ伯母さんの優しくも即物的な教え、将軍の死でウジュがアメリカに逃亡、イフェメルも教員のストライキが続く大学を中退してアメリカの大学の奨学生となって渡米、アルバイトが見つからない苦労、アメリカの一般教育レベルの低さ、富裕階級のいろいろ、初めて彼女は自分の「黒人という人種」を知ること、などなどが、いろんなエピソードで生き生きと描かれていて、実に面白い。
ときどき窓の上をみると、垂れ下がったジャスミンの先っぽに透き通った水滴が美しかった。
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tsunojirushi at 2024-04-10 11:50
荒天のお花見、なかなか体験できないものを写真で見せていただきました。綺麗です。
わ、市場の食堂、ここ大好きです。夕方早くに閉まっちゃうんですよね、当たり前だけど。
わ、市場の食堂、ここ大好きです。夕方早くに閉まっちゃうんですよね、当たり前だけど。
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saheizi-inokori at 2024-04-10 12:48
> tsunojirushiさん、前にも雨、小雨でしたが砧公園の花を見たことがあります。
井の頭池でも雨降りの平日に。
静かな雨に散る桜の美しさは別格だと思います。
きのうはそれに強い風が吹いて、超別格でした。
この食堂は二度目、前は食事をしました。
井の頭池でも雨降りの平日に。
静かな雨に散る桜の美しさは別格だと思います。
きのうはそれに強い風が吹いて、超別格でした。
この食堂は二度目、前は食事をしました。
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野羅
at 2024-04-10 14:41
x
雨にも負けず風にも負けず、お花の光景楽しませていただきました!こちらは半月後でしょうか、梅も桜も枝先がピンクになってきました。
𠮷村昭、とても読みたくなり近所の書店(ショッピングセンター内の一角にある)に行くと彼の本が一冊もなく、谷崎潤一郎は「痴人の愛」一冊のみ。忙しさの合間を縫って昨日は町の図書館と隣の市立図書館をはしごして𠮷村昭をとりあえず二冊、今はまっている乙川優三郎と「韓国文学の中心~」と必ず並行して読む児童書、今回は「ドリトル先生航海記」を借りてきました。「海も暮れきる」は書店によって注文。
「アメリカーナ」も面白そうですね。食堂や街の写真いいですね!
𠮷村昭、とても読みたくなり近所の書店(ショッピングセンター内の一角にある)に行くと彼の本が一冊もなく、谷崎潤一郎は「痴人の愛」一冊のみ。忙しさの合間を縫って昨日は町の図書館と隣の市立図書館をはしごして𠮷村昭をとりあえず二冊、今はまっている乙川優三郎と「韓国文学の中心~」と必ず並行して読む児童書、今回は「ドリトル先生航海記」を借りてきました。「海も暮れきる」は書店によって注文。
「アメリカーナ」も面白そうですね。食堂や街の写真いいですね!
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saheizi-inokori at 2024-04-10 18:12
> 野羅さん、私の紹介した本は昔出版されたものが多いから、普通の本屋には置いてないでしょうね。
取り寄せか図書館、私は世田谷区の図書館ホームページで予約すると区内にいくつかある図書館に在庫があると近所の図書館に回送して、それをメールで知らせてくれます。
本好きの年金暮らしには有り難いことです。
取り寄せか図書館、私は世田谷区の図書館ホームページで予約すると区内にいくつかある図書館に在庫があると近所の図書館に回送して、それをメールで知らせてくれます。
本好きの年金暮らしには有り難いことです。
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miyabiflower at 2024-04-10 21:42
桜色の花びらの絨毯が見事です。
とてもきれい。
大雨そして強風だからこその光景ですね。
今年の桜は例年より遅くて
ちょうど入学式を彩るように咲きましたね。
桜を背景にして写真を撮っている人を見かけました。
とてもきれい。
大雨そして強風だからこその光景ですね。
今年の桜は例年より遅くて
ちょうど入学式を彩るように咲きましたね。
桜を背景にして写真を撮っている人を見かけました。
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saheizi-inokori at 2024-04-10 21:48
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koro49 at 2024-04-11 19:49
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saheizi-inokori at 2024-04-12 06:08
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jyon-non3 at 2024-04-13 13:22
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saheizi-inokori at 2024-04-13 15:07
> jyon-non3さん、嵐にめげずに歩いてよかったと思います。
by saheizi-inokori
| 2024-04-10 11:47
| こんなところがあったよ
|
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