自由が丘のサバの塩焼き
2024年 03月 23日
一回の診察で四本処方してくれるドライアイの点眼薬、一日四回さすのが、三ヶ月くらいでなくなる、あっという間だ。


あれ、こんなところにこんな店があったっけ?
「わあ、サバの塩焼き定食,うまそう、1200円だけど、、タクシー券使ったのでバス賃が浮いたから、贅沢してみるか」、ドアをあけると、「すみませ~ん、12時からなんです」、そうかまだ12時前だったか、歯科医が空いてたもんな。
べつの路地で沖縄料理の店を見つけて、ひさしぶりにソーキ蕎麦もいいな、と二階までエレベーターで行ってみると、とても清潔ないい店なのに「すみませ~ん、ランチやってないのです」。

自由ヶ丘デパートの二階を歩いてみるが、カレーは腹具合がイマイチだし、カキフライ定食は1600円とおよびじゃない。
まあ、こうやって歩くのが楽しいのよ。
けっきょくさっきの店に戻って「サバの塩焼き」。「はい、畏まりました」、いい返事だ。

現役時代はランチのサバの塩焼きをよく食ったなあ。
とくに池袋のあの店、うまかったな、ふむ、この店もうまいぞ。
ここも清潔な感じが気持ちよい、見ると壁に床屋の櫛とハサミが額に飾ってある。

尋ねてみると、お父さんが、ここで床屋をやっていたという、いまも健在のよし。
断って写真を撮ったら、喜んでくれて、帰る時にドアまで出てきて、「またお出で下さい」と最敬礼しておくってくれた、1200円の価値あるね。

春から夏にかけてのパンツ、ズボンのことだけど、がないので、無印週間をやっているという無印に行ってみた。
よいこらしょ、と三階まで歩いて、「テーパーパンツ」を見たけれど、イメージじゃないので、すぐ近くのユニクロに河岸を変える。
やさしい女性店員に手伝ってもらって、いかにも昔のズボン、ネービーを選び、裾上げをしてもらう。
篝縫いだと280円、しかも洗濯でほつれやすい、ミシン縫いだと無料で、そういう心配はない。
それじゃミシン、縫い目がみえて何が悪い、ブランドのタッグを付けて歩く人だっているじゃないか。

20分くらいで仕上がるというので、すぐ近くのドトールで300円のコーヒーを飲みながら本を読む。
「ソウルの人民軍」、情勢判断を誤った愚かな南進のおかげで命の安全が曝されて、著者は自家に引きこもり、人が訪れれば、板の間の隅を剥がして、菰と枕を用意しておいて、隠れる暮らし、それが90日間続くと、アメリカが仁川上陸して、こんどは、韓国軍がソウルに戻って来る。
卑怯にもさっさと逃げた連中が、大きな顔をして、人びとを「審査」する。
北も南もやることは同じなのだ。

となりの席に座ったおっさんは、分厚い雑誌をめくるのに余念がない。
ちらっとみたら、オーデイオの写真が載っている。
それを舐めるようにして見ているのだ。
新聞配達などで金をためて初めてカメラを買うときに、母がとっていた「アサヒカメラ」の広告の、焦点距離とか明るさなどのデータを、眺めてわくわくしていたことを思いだした。
風もだいぶ収まった街を歩いてバスに乗って帰った。
カイカイの身体にも保湿剤を朝夕二回塗る、これにも一月四瓶の薬、でも足りないから別の病院の循環器内科でも出してもらう。
年を取ると目も身体もカサカサになるのだ。
せめて心だけは潤いを保ちたいと思うが、これもなかなか難しいなあ。

今月いっぱいで使用期限が切れるタクシー券を使って眼科まで行った。
春は強い風が吹くといつても今年は度を越しているという話から花粉症が大変だと嘆きを聞いた。
黒い車にねばつく花粉がつくとなかなか落ちない、運転にクシャミがいちばん危ない、、。
うん、そうだね、と相槌を打ちつづけると気が晴れたようで、下車するときには明るい声で「お気をつけて!」といってくれた。
黒い車にねばつく花粉がつくとなかなか落ちない、運転にクシャミがいちばん危ない、、。
うん、そうだね、と相槌を打ちつづけると気が晴れたようで、下車するときには明るい声で「お気をつけて!」といってくれた。

病院のドアを開けると、がら~ん、待合室にも診察室にも誰もいない。
「わあ、いったいまたどうして」というと、受付と看護師が声を揃えて「たつたいま!」、それまで混んでいたのだと。
視力眼圧を測って診察室へ、女医さんも「そうそう今年はいつもと違う、いつもと違う」と繰り返す。
いつものように網膜やレンズの具合をみてもらって、いつものように四本処方してくれた、「五本でもいいんですが」と、これもいつものようにいってみたけど、スルーされた、いつものように。
いつものように網膜やレンズの具合をみてもらって、いつものように四本処方してくれた、「五本でもいいんですが」と、これもいつものようにいってみたけど、スルーされた、いつものように。
その間、ものの十分、待合室は満員になつていた。
自由ヶ丘に出て、前回見つけた薬局で、240円、現金のみというのに、「そんな大金もっているかな、あ、あった俺って金持ち」とおっさんジョークをいうと、「はい、大金10円お釣り」と付き合いのよい薬屋だ。

自由ヶ丘に出て、前回見つけた薬局で、240円、現金のみというのに、「そんな大金もっているかな、あ、あった俺って金持ち」とおっさんジョークをいうと、「はい、大金10円お釣り」と付き合いのよい薬屋だ。

あれ、こんなところにこんな店があったっけ?
「わあ、サバの塩焼き定食,うまそう、1200円だけど、、タクシー券使ったのでバス賃が浮いたから、贅沢してみるか」、ドアをあけると、「すみませ~ん、12時からなんです」、そうかまだ12時前だったか、歯科医が空いてたもんな。
べつの路地で沖縄料理の店を見つけて、ひさしぶりにソーキ蕎麦もいいな、と二階までエレベーターで行ってみると、とても清潔ないい店なのに「すみませ~ん、ランチやってないのです」。

自由ヶ丘デパートの二階を歩いてみるが、カレーは腹具合がイマイチだし、カキフライ定食は1600円とおよびじゃない。
まあ、こうやって歩くのが楽しいのよ。
けっきょくさっきの店に戻って「サバの塩焼き」。「はい、畏まりました」、いい返事だ。

現役時代はランチのサバの塩焼きをよく食ったなあ。
とくに池袋のあの店、うまかったな、ふむ、この店もうまいぞ。
ここも清潔な感じが気持ちよい、見ると壁に床屋の櫛とハサミが額に飾ってある。

尋ねてみると、お父さんが、ここで床屋をやっていたという、いまも健在のよし。
断って写真を撮ったら、喜んでくれて、帰る時にドアまで出てきて、「またお出で下さい」と最敬礼しておくってくれた、1200円の価値あるね。

春から夏にかけてのパンツ、ズボンのことだけど、がないので、無印週間をやっているという無印に行ってみた。
よいこらしょ、と三階まで歩いて、「テーパーパンツ」を見たけれど、イメージじゃないので、すぐ近くのユニクロに河岸を変える。
やさしい女性店員に手伝ってもらって、いかにも昔のズボン、ネービーを選び、裾上げをしてもらう。
篝縫いだと280円、しかも洗濯でほつれやすい、ミシン縫いだと無料で、そういう心配はない。
それじゃミシン、縫い目がみえて何が悪い、ブランドのタッグを付けて歩く人だっているじゃないか。

20分くらいで仕上がるというので、すぐ近くのドトールで300円のコーヒーを飲みながら本を読む。
「ソウルの人民軍」、情勢判断を誤った愚かな南進のおかげで命の安全が曝されて、著者は自家に引きこもり、人が訪れれば、板の間の隅を剥がして、菰と枕を用意しておいて、隠れる暮らし、それが90日間続くと、アメリカが仁川上陸して、こんどは、韓国軍がソウルに戻って来る。
卑怯にもさっさと逃げた連中が、大きな顔をして、人びとを「審査」する。
北も南もやることは同じなのだ。

となりの席に座ったおっさんは、分厚い雑誌をめくるのに余念がない。
ちらっとみたら、オーデイオの写真が載っている。
それを舐めるようにして見ているのだ。
新聞配達などで金をためて初めてカメラを買うときに、母がとっていた「アサヒカメラ」の広告の、焦点距離とか明るさなどのデータを、眺めてわくわくしていたことを思いだした。
風もだいぶ収まった街を歩いてバスに乗って帰った。
サワディ〜カ〜
元気そぉや、昨日鯖の塩焼き買って二人で食べた。三十五バーツ。145円やったなぁ、ぬ本はいくらしてる?
こっちは暑いよ〜〜
元気そぉや、昨日鯖の塩焼き買って二人で食べた。三十五バーツ。145円やったなぁ、ぬ本はいくらしてる?
こっちは暑いよ〜〜
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サバの塩焼き定食のお店、いいですね。父上の仕事に敬意を払う姿勢が気持ちいいです。店先の床屋の電飾も生かされておりますし。

by saheizi-inokori
| 2024-03-23 12:44
| こんなところがあったよ
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