映画を見なくなった
2024年 03月 08日
寝坊の上に寝坊をして、起きてみたら雪が積もっている。
静かな家だと思っているが、雨や雪の日はその静かさが深みを増すのか、それとも単に怠け者になっているからか、よく寝た。
きのう部屋干しした靴下や下着を乾かすためにエアコンをつけて、スマホに外気温を訊くと1度、そんな体感はなかったのに、数字をみたのとエアコンの暖気を感じたら寒いと思った。
きょうも部屋干し、エアコンもつけっぱなし。

最後に映画をみたのは、コロナ禍のさいちゅうに、ほかの用で二子玉川に行ってたまたま開始時間にぶつかった「鬼滅の刃」を見たのだった。
映画は見つけないと、見たいという気持ちもだんだん薄れていく。
でも今どんな映画が面白そうかと新聞の映画欄をみることは續き、そのなかで「枯葉」と「PerfectDays」は、見たい気持ちをそそられた。
しかし時間を調べるなどの行動に出ることはなかった。
ときどき、ブログなどで面白かったという記事を読んだり、ラジオで「PerfectDays」に出てくる音楽を、そういわれてきくと、そのたびに、ああ、見たいなあ、と思う。

(皮膚科の前で)
「海満(へまん)」
会社をやめた男が、手に入った大金で「海満」という島に、ゆっくり滞在しようと渡る。
そこの民宿で相客になった、無気力で無為に過ごす男たちとの、まじめな言葉のやり取り。
静かな家だと思っているが、雨や雪の日はその静かさが深みを増すのか、それとも単に怠け者になっているからか、よく寝た。
きのう部屋干しした靴下や下着を乾かすためにエアコンをつけて、スマホに外気温を訊くと1度、そんな体感はなかったのに、数字をみたのとエアコンの暖気を感じたら寒いと思った。
きょうも部屋干し、エアコンもつけっぱなし。

最後に映画をみたのは、コロナ禍のさいちゅうに、ほかの用で二子玉川に行ってたまたま開始時間にぶつかった「鬼滅の刃」を見たのだった。
映画は見つけないと、見たいという気持ちもだんだん薄れていく。
でも今どんな映画が面白そうかと新聞の映画欄をみることは續き、そのなかで「枯葉」と「PerfectDays」は、見たい気持ちをそそられた。
しかし時間を調べるなどの行動に出ることはなかった。
ときどき、ブログなどで面白かったという記事を読んだり、ラジオで「PerfectDays」に出てくる音楽を、そういわれてきくと、そのたびに、ああ、見たいなあ、と思う。

さっき、今どこの映画館で何時からやっているかと調べたら、これから家を出たのでは間に合わないか、夕方の食事時間にあたる上映のみだ。
少々のことがあっても映画館にかけつけるようなことがなくなってしまったのだ。

斎藤真理子の訳した韓国小説「もう死んでいる十二人の女たちと」を読み始めた。
裏表紙に「距離感そのものが主人公であるかのような、パク・ソメルだけの独創的な物語作りの土台がある」と斎藤が書く、「いま韓国で最も注目される新鋭」(裏表紙の袖)の短編集。
斎藤と作者が話しあって編んだ日本版オリジナルの短編集。
「そのとき俺が何て言ったか」
少女がカラオケボックスにいると、入ってきたのはそこの経営者。
彼は「心をこめて歌え」と少女に言い、理不尽な暴力をふるう。
暴力というものは、そもそも理不尽なものと言わんばかりの、怖い話。
少々のことがあっても映画館にかけつけるようなことがなくなってしまったのだ。

斎藤真理子の訳した韓国小説「もう死んでいる十二人の女たちと」を読み始めた。
裏表紙に「距離感そのものが主人公であるかのような、パク・ソメルだけの独創的な物語作りの土台がある」と斎藤が書く、「いま韓国で最も注目される新鋭」(裏表紙の袖)の短編集。
斎藤と作者が話しあって編んだ日本版オリジナルの短編集。
「そのとき俺が何て言ったか」
少女がカラオケボックスにいると、入ってきたのはそこの経営者。
彼は「心をこめて歌え」と少女に言い、理不尽な暴力をふるう。
暴力というものは、そもそも理不尽なものと言わんばかりの、怖い話。
「海満(へまん)」
会社をやめた男が、手に入った大金で「海満」という島に、ゆっくり滞在しようと渡る。
そこの民宿で相客になった、無気力で無為に過ごす男たちとの、まじめな言葉のやり取り。
無気力にならざるをえない若者に対するシンパシーを感じる。
僕も、こんなところで無為に過ごしたくなる。
登場人物のなかでいえば、酒を飲みつづける男。

一緒に借りてきた、「幽玄F」の佐藤究の「QJKJQ」も少し読んでみる。
江戸川乱歩賞を受賞した作品。
冒頭から、残酷な殺しの場面、ドラキュラ一家のような家族の話に、いささか辟易して、散歩に出て、図書館で、佐藤究の直木賞受賞作「テスカトリポカ」を借りてくる。
映画を見に行く暇を自分でなくしている。
僕も、こんなところで無為に過ごしたくなる。
登場人物のなかでいえば、酒を飲みつづける男。

江戸川乱歩賞を受賞した作品。
冒頭から、残酷な殺しの場面、ドラキュラ一家のような家族の話に、いささか辟易して、散歩に出て、図書館で、佐藤究の直木賞受賞作「テスカトリポカ」を借りてくる。
映画を見に行く暇を自分でなくしている。
こんにちは♪
洋画の「オッペンハイマー」は良さそうですよ。
洋画の「オッペンハイマー」は良さそうですよ。
1
> purigorota77さん、ハイ、それも興味はあるのですが、、、。

パーフェクトデイズ、そう、音楽がとても良いのです。
役所さんのお芝居の奥深さもだし、実は!ていうくらい沢山の人が出演されています。
お若い人より、ある程度歳を重ねてくるとぐっとくる作品かと。
機会があったら是非ご覧下さいませ。
アカデミー、途中までしか見なかったのだけど、わたしは「市子」推しでした。
安藤サクラさん、すごいなー。樹木希林みたいになりそう。
役所さんのお芝居の奥深さもだし、実は!ていうくらい沢山の人が出演されています。
お若い人より、ある程度歳を重ねてくるとぐっとくる作品かと。
機会があったら是非ご覧下さいませ。
アカデミー、途中までしか見なかったのだけど、わたしは「市子」推しでした。
安藤サクラさん、すごいなー。樹木希林みたいになりそう。
> yunko_lifeさん、やっぱり!機会は作らないと、とは思うのですが。
佐平次さんの云われた、読書>旅、であるなら、映画もまさに旅でしょうか。
ただ、映画館でとなると、私もなかなか行けません。あまりにも作品が多く、時間は有限、早送りで観るつもりはなし。結局ストリーミング配信となります。最近は映画に浸れる作品が少なくなってきたように感じます。
ただ、映画館でとなると、私もなかなか行けません。あまりにも作品が多く、時間は有限、早送りで観るつもりはなし。結局ストリーミング配信となります。最近は映画に浸れる作品が少なくなってきたように感じます。
> tanatali3さん、私はテレビで映画を見るのが苦手なのです。
気が散るし、音もよくないし、筋ばかり追いかけてしまうのが、いやなのかもしれない。
中学高校のころ、映画を見に行くのが楽しみで、二本立てを堪能したことが懐かしいです。
気が散るし、音もよくないし、筋ばかり追いかけてしまうのが、いやなのかもしれない。
中学高校のころ、映画を見に行くのが楽しみで、二本立てを堪能したことが懐かしいです。

> 福さん、このころの笠智衆など、たしか四十代じゃなかったかな、まるで七十代の風格があるのに驚きます。
by saheizi-inokori
| 2024-03-08 11:55
| 今週の1冊、又は2・3冊
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Comments(10)