一円玉の天気

けさのNHKで、「一円玉の天気」という言葉を紹介していた。
これ以上くずれない、それほどいい天気だ、という意味だというのだ。
これ以上くずれない、は「それほどくずれた、悪い」というニュアンスじゃないだろうか。
こんな偏屈なことを考えて外に出たら、ちょっと曇りだした。
わりい、わりい、と謝ったらまた晴れてきた。
日本の政治は一万円札の政治、まだまだ崩れそうだ。

一円玉の天気_e0016828_09210143.jpg

ひとのブログで公園を散歩しているところを見て、いいなあ、僕も今日もまた公園に行こうかな、と思っていると金木犀のいい匂いがする。
眼と鼻はつながっているからだなあ、と驚きもしないでいたら、なあんだ、開いてる窓から外の金木犀が匂ってきたのだった。

一円玉の天気_e0016828_20292320.jpg

おととい野球の中継をみていて、10回の表にソフトバンクが一挙に三点を奪って、三対〇にしたときは、もう勝負あったと、テレビを消してベッドに入ったのだ。
そしたら、翌朝 jingu17さんのブログで、そのあとロッテが逆転したことを知った。
あきらめちゃいけないね、なにごとも。

一円玉の天気_e0016828_20304612.jpg

祖母の歌から。
赤に黄にもみづる丘へ行く道は菊さきみだれすすき光れり
きっと、山梨市の差出の磯の先の丘のことじゃないかな。
秋の日を浴びて歩く祖母の後ろ姿がみえるようだ。
やさしい野菊、薄紫よ。
いっしょに歌いたいね。


これも祈りの歌なんだね。

母の句。
頬青く秋のユッカに近付きぬ
頬が青かったのは、母自身なの、それとも誰かだったの。
ユッカって「青年の木」といわれるそうだね。

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(借り物の写真です)

Commented by reikogogogo at 2023-10-18 23:56
吊るし柿・干し柿・串柿が懐かしい!!
でも昔の様な光景が消えてしまって、衛生上の問題とかで、天日干しがなくなり、
軒下に並んだ吊るし柿の風景が消えてしまいました。
秋の楽しみの風景だったのにーーー思い立ったが吉日何処にでもとんで出た人なのに。
軟弱になってしまった!!
Commented by ikuohasegawa at 2023-10-19 07:57
「日本の政治は一万円札の政治、まだまだ崩れそうだ。」
一円になっても十銭、一銭に崩そうとするでしょうね。
Commented by saheizi-inokori at 2023-10-19 09:28
> reikogogogoさん、軒の吊るし柿、私も数年前に八ヶ岳でみたのが最後です。懐かしいですね。
軟弱なんかじゃないでしょう、単に不調。
元気だしましょう!
Commented by saheizi-inokori at 2023-10-19 09:28
> ikuohasegawaさん、ない単位をつくってでも、ね。
Commented by rinrin1345 at 2023-10-19 11:03
一円玉の天気、知りませんでした。
Commented by saheizi-inokori at 2023-10-19 11:30
> rinrin1345さん、私も初めて聞いたのです。

Commented by tanatali3 at 2023-10-19 14:20
「里の秋」初めて三番目の歌詞を知りました。曲誕生話といい、知らずに歌った小学唱歌でした。しみじみ、いい歌ですね。
Commented by saheizi-inokori at 2023-10-19 18:46
> tanatali3さん、ふつう三番は歌わないから、知らない人が多いですね。こういう詩情が実感を伴って理解できる人も少なくなつたのではないでしようか。
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by saheizi-inokori | 2023-10-18 09:22 | わが母と祖母の遺したまいしうた | Trackback | Comments(8)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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