贅沢な楽しみ

楽餓鬼さんのブログをご覧ください。

韓国大統領が日本をパートナーと言ったことはNHKニュースでも知らされたが、そのあとに出てくる、
「日本が国連軍司令部に提供する7カ所の後方基地※の役割は、北の南侵を遮断する最大抑止要因」とし「北が南侵する場合、国連軍司令部の自動的即刻介入と報復が続くことになっていて、日本の国連軍司令部の後方基地はそれに必要な国連軍の陸海空戦力が十分に備蓄されているところ」と説明しました。

  ※ 日本における国連軍の後方基地
    1954年に締結された国連軍地位協定による「朝鮮国連軍基地」で,現在7カ所の在日米軍基地が兼ねている。この基地は地位協定を締結する11カ国が無料で利用することができる。
 横田基地(東京都),横須賀基地とキャンプ座間(以上,神奈川県)、佐世保基地(長崎県),嘉手納基地,普天間基地とホワイトビーチ地区(以上,沖縄県)
このことについて、とくに赤字部分(僕)についての認識は日本人のどのくらいの人が認識しているのだろう。

贅沢な楽しみ_e0016828_12520269.jpg

きのうは、循環器内科と呼吸器内科を終えたあと、バスで三茶に出てランチを摂った。
ちょうどいい機会だから、いつも行列ができている町中華で冷やし中華でも食べようかと行ってみるとお盆休み。
やむを得ず、高いことを承知で、高いから今まで入らなかった、ここもいつもは行列のカフエ「MAMEHIKO」に入る。
ひとりしか先客はいなかった。
ポットで出てきたコーヒーにミルクをたっぷり入れて、キーマカレーが出来るのを待つ。

贅沢な楽しみ_e0016828_12525807.jpg

野菜がトウモロコシ、ジャガイモ、ゴーヤ、ピーマン、シシトウ、ズッキーニ、トマト、オクラ、ツルムラサキ、オカヒジキ、シイタケ、それぞれちゃんとそのものの味がする。
キーマカレーは玄米飯と食べる。

贅沢な楽しみ_e0016828_12535444.jpg

食後にもポットからコーヒーを飲み、「天皇の世紀 10巻」を読む。
慶喜が唐突に大阪城を脱出して江戸に戻って大騒ぎになったようすをいろんな人が書いている。
断然主戦論が激しい。
フランス公使・ロッシュも何度も慶喜と会って薩長を倒すことをいう、フランスとして最大の支援をする、さすれば勝算は十分にあると。
この申し出を受けたら、植民地戦争のとっかかりを国内に入れることになる。
幕府には有利になると知ってなお、それを「天皇に弓弾くことはできない」ということで、拒絶し通した慶喜を大佛次郎は褒める。

贅沢な楽しみ_e0016828_12544747.jpg

さすがに人気のカフエだけあって居心地が良いし、カレーもうまかったが、いかんせん、カレーが1800円にコーヒーが1500円、内容的にはコスパは悪くないとは云うものの、僕にとっては高すぎる。
しばらくまた納豆ランチを続けよう。

贅沢な楽しみ_e0016828_12552779.jpg

贅沢な楽しみ_e0016828_12555179.jpg

義歯をいろいろやっている間、居心地のよい椅子に座ったまま、嗽する洗面器のヘリを小さな虫が歩いているのを眺める。
速い、あっという間に隅から隅まで歩いて、また戻って来る。
二ミリもない小さな虫、この速さを人間の歩幅に換算したら時速どのくらいになるだろう。
えっと、ヘリの長さが25センチとして、虫の歩幅を2ミリ、僕の歩幅が70cmだから、、暗算が出来ないじゃないか、、エットエットと焦っていたら、先生が「はい、倒します」と椅子を倒し、僕はまたアホみたいにあ~んをした。

贅沢な楽しみ_e0016828_12581837.jpg

宮城谷晶光「三国志 第五巻」読了。

多端寡要、好謀無決 袁紹の本質を評した言葉。
その意味は、「いくつもむだなことをやっているが大事な事が解っておらず、謀を好むのに何一つ決定しない」、おうおう、いるいる、そういうの。
え、お前のことだって?言えてる、謀はようせんけどな。

曹操は袁紹が学問をおろそかにした人だと気づく。
生まれながらに人を使う立場にいる人は、学問の力を必要としない。学問の力とは、結局人を知る力である。それが袁紹にはない。
試験に受かってレッテルを獲得するための勉強は学問じゃないな。

贅沢な楽しみ_e0016828_12591339.jpg

劉備の性情と思想を理解できる人は稀だ。
彼は人というものに独特の考え方をもち、いわゆる行蔵(出処進退)のあざやかさを認めなかった。
そういう劉備をえたいの知れなさに曹操は興味をもつ。
劉備という容姿は、たしかに眼前にあるが、じつはこれは幻影で、目に見えぬところに本物の劉備がいるのではないか。それをおもしろく感じるか、うすきみわるく感じるかは、人によって違うであろう。とにかく曹操は、
――かつてこういう男をみたことがない。
というだけで、劉備を珍重した。

その劉備は学問蔑視に囚われてしまったと言える。書物にとらわれないようにすることに、とらわれてしまったのだ。したがって劉備の兵術は我流であり、法がないために、法を超えた法、というような兵術の極意に達しようがなかった。

曹操は滅んでゆく者からも学びたい。
処刑しようとする男にも問いを発するのだ。

贅沢な楽しみ_e0016828_12595548.jpg

すぐにも、第六巻を読みたいのだけれど、「天皇の世紀」もおもしろい。
交互に読みながら、なおその合間に木村元彦などいろんな人にもお出ましを願う。
なんと贅沢な楽しみじゃないか。
Commented by gakis-room at 2023-08-16 16:28
拙いブログですが,リンクをありがとうございます。
Commented by stefanlily at 2023-08-17 04:54
こんばんは
私の地元基地の地名が(白目)
ネット上では書けない事も少し知ってます……
「皇帝のいない8月」「ゴッドファーザー」三部作を見ました。
昔の俳優は凄いなあ…
政治とか右左、利権、裏社会。
読んでおられる本にも通じる作品でした。
Commented by saheizi-inokori at 2023-08-17 09:51
> gakis-roomさん、日本のメデイアは偏向しているという一つの事実ですね。
政府もほんとの恐ろしいことをいいません。
Commented by saheizi-inokori at 2023-08-17 09:55
> stefanlilyさん、ゴッドフアーザ―は劇場で私も見ましたよ、ぜんぶはどうだったか。
北朝鮮は南進する前に日本国内の基地を叩くのでしょう。
それを防ぐことなんかできやしないです。
Commented by ikuohasegawa at 2023-08-17 11:44
「国連軍司令部の自動的即刻介入と報復が続くことになっていて」
まったく知りませんでした。

Commented by saheizi-inokori at 2023-08-17 13:26
> ikuohasegawaさん、考えてみればそういうことなんでしようね。
曖昧に教えられているけれど。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by saheizi-inokori | 2023-08-16 13:05 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(6)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31