二人の太郎
2023年 08月 13日
ちゃんとやっていないのは、誰なんだ?医師ではないだろう。
ちゃんとできないような法律を作った責任は誰にあるのだ?
マイナカード対応義務化は違法だとして国を訴えている医師からすれば、法律を守るべきは政府だ。
資格確認書などという面妖なものを、巨額の経費と手間をかけて作らなければならなくなったのは、法律の不備(保険証の廃止期限を切ってしまった)とマイナカードそれ自体の「だめさ」にあると思う。
たとえば、マイナカードには「住民基本台帳用」「券面事項入力補助用」「利用者証明用電子証明書」「署名用電子証明書」の四つの暗証番号があって、それを間違って連続3回入力するとロックされて、再設定には自治体の窓口まで行かなければならない。
「いろいろ大変だとは思いますが、政府としても全力を尽くして対応していきますので、どうかご協力願いたい」、せめてそのくらいのことは言えないのだろうか。
口舌の徒であるからして、言えないはずはない、言いたくないのだ。
うるせえ!なのだ、彼の本音は。
ちいさな病院の貧乏医師たちの事など考えて見ることもない。
お上に文句をつける不逞の輩など消えてなくなれ。
法律さえあればふんじまってしまいたいのだ。
ミスの件数を仰々しく「0.0007%にあたる」と形容して発表する。
0をいくつ並べても、ミスにあたった人間は100%の不幸になるのに。
兵士を頭数で捉えて、非情にその死を資源投入としか考えなかった軍部のお偉方に通底する発想だ。
頭数を揃えるために台湾の人たちも日本兵として戦場にやって、戦死しても生き残っても日本兵のような補償をしない日本政府。
その言い分は、最初は「金がない」で、途中から「そういう法律がない」、そして今では「そんなことがあったっけ」と変化した、と台湾人として戦争に参加した呉さんが語っていた(「報道特集」)。
財界やアメリカに言われれば、へんてこな法律を作って、死ぬ覚悟で日本の為に戦った人を救う法律を作ることはしないでも恥じることもない日本政府だ。
あまつさえ、麻生太郎は、台湾の人たちに「戦争の覚悟」を持て、と言い放つ。
それは専守防衛の憲法違反の疑いを免れない。
昨日の麻生太郎・自民党副総裁の台湾での発言に関して、今朝の「琉球新報」にコメントが載りました。アメリカですら台湾防衛のための軍事介入は明言しない「戦略的曖昧政策」をとっているなか、麻生氏の発言は明らかに「一線を越えた」ものです。また、抑止力一辺倒では、平和は守れません。 pic.twitter.com/YpyETNAqZE
— 布施祐仁/FuseYujin (@yujinfuse) August 9, 2023
「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。」
三好達治の詩に登場する太郎は平和な家庭で健やかに眠る少年だった。
今、大人の二人の太郎こそ、今の日本の政治家の無責任を象徴する恥ずべき存在だ。
戦前のフアッショ的政治家の生まれ変わりとしての太郎たちだ。
と、つくづく思う今日この頃です。
麻生太郎が馬鹿なのは、前から分かっていましたが
河野太郎が、これほど大馬鹿だとは…数年前まで気づきませんでした。
2人に共通しているのは馬鹿なくせに不遜なところです。
自民党を政権から引きずり落とすしかないのに、
その見通しが暗いことには、震撼します。
そんな驕りが洋服を着て大臣だの副総裁になっているのですね。
もつとも麻生はそろそろ年貢の納め時らしいですが。
そういう馬鹿で傲慢で無責任な世襲連中が支配する、この国の危うさ!
朝鮮から強制的に連れてきた炭鉱夫が奴隷扱いされたり死んでいくのを当然と思いながら育った。
朝のテレビで彼の発言はいつも確信犯だという意見がありました、私もそう思います。
一般社会の価値観と、一般社会からかけ離れた世界で暮らしてきた人間の価値観は違う。
彼を見ていると、椅子にふんぞり返って、奴隷を死ぬまで闘わせて喜んでいる権力者が浮かびます。
こういう人を支持し当選させてきた人たちは自業自得ですが、それ以外の一般社会で暮らす人たちが迷惑を蒙る、場合によっては命も失う、不公平です。
支持して当選させてきた人たちが責任を取ってください。
「太郎」は「炊き出しに汗を流す。動きはボランティアたちと
区別がつかない。山本は決してメディアを引き連れることなく
やって来る」(田中龍作)。
勤務中に聞いたNHKーFMの「愛ちゃんは太郎の嫁になる」より。