沸騰寸前
2023年 07月 31日
夕方5時過ぎに散歩に出る。
まだ空は真っ青、入日が辺りを焦がす。
しかし、このニ三日風が吹くのが救いだ。
散歩の時はTシャツを長袖のシャツに着かえる。
もう10年やそこら着古した洗いざらしを素肌にじかに着る。
麦わら帽子とサングラスも必ず。
ほんとはサンダルがいいのだけれど、ちょっと長く歩くにはきちんと靴を履かないと膝が痛くなる。
朝は、一時間近く、かかと落とし、スクワット、股割、腹筋、片足立ち、ロングブレス、、など13~15種類の運動をやる。
いちばんきつく感じられるのは、四つん這いになって、右手と左足をあげて15秒、その反対を15秒というの、あれはなんていう運動だったか。
片足立ちは、だいたい3分から4分できるようになったが、ときどき左足がうまくいかない日がある。
数年前までは花火の映像を見ると、自分も行ってみたいと思ったのに、ことしはそういう気が起きない。
老化が進んでいるのだが、朝の体操と夕方の散歩、それに午後の読書を活力にしてなんとか活きていく。
全12巻の9巻を読み始めた。
土佐の山内容堂や後藤象二郎が穏やかに徳川家の大政奉還を進めようとし、それを受け入れて慶喜が大政奉還を言い出しても、大久保や岩倉は武力によって幕府を叩きのめさないと新しい政権は出来ないと確信しているから、傷口に焼け火箸を突っ込むようにして、徳川の位階を剥奪し、領地も指し出せと言ってきかない。
王政復古の詔を出さしめたあと小御所に新政権のメンバーを集めて天皇臨席のもと、新政府の今後の方針を決める会議が開かれたが、そこには慶喜はよばれていない。
会津や桑名が追放されて御所は薩摩などの兵士で囲まれている。
遅れてきた土佐の山内容堂は、自分たちが骨をおって進めたことがひっくり返されているのに激怒、声を荒げて、慶喜を呼ぶべきだといい、「畢竟かくの如き暴挙企てられし三、四卿、何等の定見あって、幼主を擁して権柄を窃取せられたるや」などと論難する、多くの列席者は内心同感なのだ。
罪を許されて参内したばかりの岩倉が、このままではならじと、居丈高に「天皇の前だ、御慎みあれ。聖上は不世出の優れたお方であって、今日の事は悉く天皇の判断である。幼い天子を擁し、権柄を窃取したなどというのは無礼甚だしい」と叱咤した。
宮廷に不慣れで、しかも人に叱責されたことなどない容堂は、それで恐れ入ってしまった。
容堂が五日も早く京都に出ていたら、その存在だけで公卿たちを牽制し、こうもすらすらと岩倉たちの思惑通りには進まなかったのではないか、と大佛。
(駒沢飯嶋家、95年の営業がとうとう終わった)
慶喜は二条城を出て大阪城に移る。
ぞくぞくと会津、桑名、幕臣などが集まって、慶喜の領土まで召し上げられると聞いて、憤激し、すぐにも反撃に出ようと煮えたぎる。
なんの利益もないのに、誠心誠意京都を守ってきた会津藩の怒り・悲しみは令和の僕にも痛いほどわかる。
今立てば薩摩を主とする兵力に勝てるが、朝敵となるのはいやだ。
後藤や春嶽たちが必死になって平穏に収束することを目指して動き、大勢は慶喜擁護となるが、大久保と岩倉は妥協に応じない。
徳川だけを名指しして領土を召し上げると言わずに、それぞれの大名が応分の負担をして新政府を支えるということにしたらどうかと、慶喜も春嶽たちも、いうのだけど、それは断じて許さない、なんとしても慶喜の領土を召し上げるのだ。
そういいいながら、先の天皇の一周忌の法要に必要な金を出せという無心もする岩倉、朝廷の財政は火の車だ。
そうこうしている間に、大阪の煮えたぎる憤激は、沸騰しようとしている。
まだ空は真っ青、入日が辺りを焦がす。
しかし、このニ三日風が吹くのが救いだ。
散歩の時はTシャツを長袖のシャツに着かえる。
もう10年やそこら着古した洗いざらしを素肌にじかに着る。
麦わら帽子とサングラスも必ず。
ほんとはサンダルがいいのだけれど、ちょっと長く歩くにはきちんと靴を履かないと膝が痛くなる。
朝は、一時間近く、かかと落とし、スクワット、股割、腹筋、片足立ち、ロングブレス、、など13~15種類の運動をやる。
いちばんきつく感じられるのは、四つん這いになって、右手と左足をあげて15秒、その反対を15秒というの、あれはなんていう運動だったか。
片足立ちは、だいたい3分から4分できるようになったが、ときどき左足がうまくいかない日がある。
電気カミソリで髯を剃りながら、足を腰の高さまで上げて開く、歯を磨きながらカカト落とし、水栓を絞って洗面ボールに水がたまる間に両手を高く上げたり肩や首を回す。
そんなふうに軽い、「ながら」体操から始めると、だんだんその気が出て来て、洗面所をきれいに掃除した後はリビングにいって、少し本格的にいろいろやる(テレビを見ながら)。
さいきんは上半身裸で、ボールに乗ったり大きなタオルに寝転がってやることが多い。
汗をかくと、今日もいちにち活きて行こうと思える。
そんなふうに軽い、「ながら」体操から始めると、だんだんその気が出て来て、洗面所をきれいに掃除した後はリビングにいって、少し本格的にいろいろやる(テレビを見ながら)。
さいきんは上半身裸で、ボールに乗ったり大きなタオルに寝転がってやることが多い。
汗をかくと、今日もいちにち活きて行こうと思える。
数年前までは花火の映像を見ると、自分も行ってみたいと思ったのに、ことしはそういう気が起きない。
老化が進んでいるのだが、朝の体操と夕方の散歩、それに午後の読書を活力にしてなんとか活きていく。
全12巻の9巻を読み始めた。
土佐の山内容堂や後藤象二郎が穏やかに徳川家の大政奉還を進めようとし、それを受け入れて慶喜が大政奉還を言い出しても、大久保や岩倉は武力によって幕府を叩きのめさないと新しい政権は出来ないと確信しているから、傷口に焼け火箸を突っ込むようにして、徳川の位階を剥奪し、領地も指し出せと言ってきかない。
王政復古の詔を出さしめたあと小御所に新政権のメンバーを集めて天皇臨席のもと、新政府の今後の方針を決める会議が開かれたが、そこには慶喜はよばれていない。
会津や桑名が追放されて御所は薩摩などの兵士で囲まれている。
遅れてきた土佐の山内容堂は、自分たちが骨をおって進めたことがひっくり返されているのに激怒、声を荒げて、慶喜を呼ぶべきだといい、「畢竟かくの如き暴挙企てられし三、四卿、何等の定見あって、幼主を擁して権柄を窃取せられたるや」などと論難する、多くの列席者は内心同感なのだ。
罪を許されて参内したばかりの岩倉が、このままではならじと、居丈高に「天皇の前だ、御慎みあれ。聖上は不世出の優れたお方であって、今日の事は悉く天皇の判断である。幼い天子を擁し、権柄を窃取したなどというのは無礼甚だしい」と叱咤した。
宮廷に不慣れで、しかも人に叱責されたことなどない容堂は、それで恐れ入ってしまった。
容堂が五日も早く京都に出ていたら、その存在だけで公卿たちを牽制し、こうもすらすらと岩倉たちの思惑通りには進まなかったのではないか、と大佛。
岩倉たちの準備は周到で、かねて考えてあったスケジュール通りに維新が進んだ。
なかに宮廷の女官に対しての布告。
なかに宮廷の女官に対しての布告。
今より、朝廷にて天下の政を執り行わせらるるに就いては、内女房より三仲間の者に至るまで、内行を正しゅうし、嫉妬をつつしみ、女の分に応じ、忠信を尽くし、仕え奉るべし。変革に対する揺り戻しが女官たちの勢力から起きることを警戒したのだ。
慶喜は二条城を出て大阪城に移る。
ぞくぞくと会津、桑名、幕臣などが集まって、慶喜の領土まで召し上げられると聞いて、憤激し、すぐにも反撃に出ようと煮えたぎる。
なんの利益もないのに、誠心誠意京都を守ってきた会津藩の怒り・悲しみは令和の僕にも痛いほどわかる。
今立てば薩摩を主とする兵力に勝てるが、朝敵となるのはいやだ。
後藤や春嶽たちが必死になって平穏に収束することを目指して動き、大勢は慶喜擁護となるが、大久保と岩倉は妥協に応じない。
徳川だけを名指しして領土を召し上げると言わずに、それぞれの大名が応分の負担をして新政府を支えるということにしたらどうかと、慶喜も春嶽たちも、いうのだけど、それは断じて許さない、なんとしても慶喜の領土を召し上げるのだ。
そういいいながら、先の天皇の一周忌の法要に必要な金を出せという無心もする岩倉、朝廷の財政は火の車だ。
そうこうしている間に、大阪の煮えたぎる憤激は、沸騰しようとしている。
Commented
by
rinrin1345 at 2023-07-31 12:51
私も草取りしたり散歩は洗濯した綿の長袖シャツです。襟があるので首周りが良い感じなのです。
1
Commented
by
saheizi-inokori at 2023-07-31 13:19
Commented
by
sonoma0511 at 2023-07-31 15:03
saheiziさん
オシャレですね。なんて素敵なプリントでしょうか?上品です。
そして毎日続けておられる体操にいくつもの動作があって、これは絶対に
身体をキチンと整えられそうです。四つん這いになってのそれをエクササイズを
習っていた時やっていました。私はとても及びませんがこれで20年以上
寝る前に鴨居迄手を届かせたり・・・そして最近は肩周りの運動をしています。
背中が真直ぐなるのが分かります。ほんのわずかな時間ですが365日です。
刺激になりました!
オシャレですね。なんて素敵なプリントでしょうか?上品です。
そして毎日続けておられる体操にいくつもの動作があって、これは絶対に
身体をキチンと整えられそうです。四つん這いになってのそれをエクササイズを
習っていた時やっていました。私はとても及びませんがこれで20年以上
寝る前に鴨居迄手を届かせたり・・・そして最近は肩周りの運動をしています。
背中が真直ぐなるのが分かります。ほんのわずかな時間ですが365日です。
刺激になりました!
Commented
by
baobab20_z21 at 2023-07-31 15:21
あらら、おしゃんなカッコですね♡
着古したノーアイロンのシャツ!よろしおす。
着古したノーアイロンのシャツ!よろしおす。
Commented
by
miyabiflower at 2023-07-31 18:25
Commented
by
saheizi-inokori at 2023-07-31 19:07
Commented
by
saheizi-inokori at 2023-07-31 19:08
> baobab20_z21さん、その内擦り切れるかも、それまで愛用します。
Commented
by
saheizi-inokori at 2023-07-31 19:12
> miyabiflowerさん、そうか、そう言われれば花火ですね。花柄だと思っていました。
午前中はなんとか扇風機だけでしのいでいますが午後はエアコンの世話になっています。散歩の道の草花が可哀相です。
午前中はなんとか扇風機だけでしのいでいますが午後はエアコンの世話になっています。散歩の道の草花が可哀相です。
Commented
by
20070707open at 2023-07-31 20:34
素敵なプリント、粋ですね。
確かに花火のような、花柄のような・・・万華鏡のようにも見えます。
私も若い頃からシャツが好きで下はGパンなどのカジュアル派です。
ながら体操って言っていいのでしょうか?
少しでも合理的に運動をする心がけを見習いたいと思います^^
確かに花火のような、花柄のような・・・万華鏡のようにも見えます。
私も若い頃からシャツが好きで下はGパンなどのカジュアル派です。
ながら体操って言っていいのでしょうか?
少しでも合理的に運動をする心がけを見習いたいと思います^^
Commented
by
saheizi-inokori at 2023-07-31 21:48
> 20070707openさん、二階からエレベーターでおりる、そのドアの閉まって開くまでの間に壁に両手をついて腕立て伏せを11回やります。
by saheizi-inokori
| 2023-07-31 12:24
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
Trackback
|
Comments(10)