行きづまったらひと寝入り

聴覚は右の方が先に悪くなるのだろうか、というコメントをいただいた。
左右対称のようにみえる身体も、左右のバランスが取れないことが多いのもいろんな不調の原因かもしれない。
今朝の片足立ち、右は四分過ぎても大丈夫だったが、左は一分いかないうちにグラグラして、右足をついてしまった。
そのあとなんどかやり直したが、一分足らずでぐらつく。
なにかの不調だろうか。

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背中の汗がすごい、今ふいたばかりなのに、すぐにふきだす。
なんで背中なんだろう。
調べると、心理的なものもあるけれど、背面多汗症というのもあるんだね。
薬まであるんだ。
緊張すると脇の下や顔に汗が出るのは普通かな。

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きのうは、五時起きして循環器内科へ。
バスの窓から病院が見える。
一月に入院していたときに、廊下の窓から、このバスの走るのを眺めながら、片足立ちとかスクワットなんかをしていた。
靴を履いていると、長い時間立っていられるような気がした。
今も誰かがこのバスをみているのだろうか。

腎臓の値(CRE)が1・27、腎臓が悪くなると血圧が高くなるし、いろんな薬が使えなくなっちゃうそうだ。
塩分はずいぶん気を付けているけれど、あとは菓子を控えることかな、がっかりじゃのう。

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病院のあと、買物があって、炎天下を二軒歩いた。
とちゅうで食ったのは、おろしそば。

「天皇の世紀 8」を読了。
「ええじゃないか」踊りのこと、一揆や暴動が江戸時代最頻で起きたのが大政奉還前だ。
慶喜があっさりと大政奉還を決断したのは、こうした状況に、もはや幕府が対処する力を失っていることもあったのかもしれないと大佛次郎。

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大政を奉還されたものの、なすすべもなく棒立ちになっている朝廷を後ろ目に、ほんらいなら竜馬がリーダーシップを発揮するはずだったが、暗殺されてしまった。
やむをえず?牛耳を執ったのは、薩摩の大久保一蔵(利通)だった。
岩倉具視に急接近して、宮廷改革もたくらむ。
土佐藩が大政奉還に果たした功績はあからさまに無視する。

二条摂政が諸郷を集めて、長州の宥免や勅勘により退かされていた堂上たち(岩倉も含まれる)を許し御所への復帰を議している、その間に、背後でクーデターを強引に進めている岩倉具視が立役者だ。
一味となった尾州藩が勘違いから、予定より早い時間に清和門に兵をいれて、会議中の公卿たちはびっくり仰天、なんとか嘘をついてその場を収める。
岩倉はそのことを聞いて、屋敷に集まっていた諸志士が、会津や桑名がそれと知って攻撃してきたら、ここを死処にするまでと息巻くのに、酒を振る舞い、事の成否は天の成すところ、たとえ事敗れても、天に恥じないことをしているのだ、と談笑し、やおら雷のような鼾をかいて寝てしまう。
のちにそのことを問われた具視は「どうにもならなくなったら、少し眠るのだ。すると心気晴朗になっていい知恵も湧くのさ」と笑ったという。

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現役時代、本社にいるとき、ほんとにしょっちゅういろんな事件が起きた、不思議に夕方が多かった。
すると尊敬する課長は、「まず、腹を満たそう」といって店屋物を取らせた。
こんな非常事態に、飯なんか食ってる余裕はありませんよ、と言いつつも、モリ蕎麦の一杯でも食うと、動転した気持ちが落ちついて、全貌が俯瞰できたなあ。
適当に処理して、早く帰ろうとする課員に対するけん制でもあったのか。
Commented by eblo at 2023-07-12 14:38
凄いですね、私の片足立ちは秒です、しかも一桁の。
右足と左足、日によって長く保つ足が違います、それにも何か理由があるんでしょうかね?
Commented by jyariko-2 at 2023-07-12 15:03
ここ数日蒸し暑い日が続き
汗が凄いです タオルをいそがしく使っています
梅雨明けももうすぐな感じですね
お互いにこの夏をフウフウ言いながら元気で乗り越えていきましょうね
Commented by saheizi-inokori at 2023-07-12 17:51
> ebloさん、両目開けてですよ。
明日はやる順番を左からにしてみます。
Commented by saheizi-inokori at 2023-07-12 17:53
> jyariko-2さん、今散歩に行ってきました。冷房の効いた部屋から出るのはしんどかったけど、歩き始めたら慣れました。
Commented by tona at 2023-07-12 20:28 x
片足立ち、大したものですね。
最近は1分と持たないです。毎日必ずやっている体操の一部に入っているのです。
片足を後ろに曲げて上げてそちらの手で足先を持って立つ。すぐどこかにつかまらないとという日が多くなりました。ちょっとしたときにふらつく。こむら返りが1週間に半分は起こる。静脈瘤などあちこち血管辺りが痛む。などなどあります。
背面多汗症なんてあるのですか。汗を垂れるほどあまりかかないのも違います。
兎に角ほっておくことにします。加齢と言われるだけですものね。
色々お大事に。
Commented by hanamomo60 at 2023-07-12 21:00
こんばんは!
片足立地の記録すごい!優秀です!

本社時代の課長さんの対応、すごいな~と思いました。
私の上司にもそんな人がひとりおりました。
何かトラブルが起きるとただただ騒ぎ立てる上司もいましたから。
そんな素晴らしい人を見て来たのに、なかなか自分ではそういう態度がとれない私。

東京も暑そうですね。
八王子では39度まで行ったらしいですね。
尋常ではない暑さですね。
Commented by hisako-baaba at 2023-07-12 21:17
相変わらずの読書家ですね。

私は左耳から聞こえが悪くなっています。
目は右が悪いけどそれ以外は大抵左がわるいです。
今日は外に出る勇気はありませんでした。
Commented by saheizi-inokori at 2023-07-13 09:14
> tonaさん、>片足を後ろに曲げて上げてそちらの手で足先を持って立つ
この方が難しそうですね。
わたしは、片足の腿を腰の高さまで持ち上げるだけです。
こむら返り、さいきんは少なくなりましたが、前は足の指なんかも、意識するとツルのです。
加齢ばかりはどうにもなりませんね。

Commented by ikuohasegawa at 2023-07-13 09:16
木内昇の「万波を翔る」を読みました。
幕末の外国局書物方が主人公にして、天皇の世紀に描かれた世界の簡易版のような趣でした。
ご報告まで。
Commented by saheizi-inokori at 2023-07-13 09:18
> hanamomo60さん、江戸は火事が多かったので、近所が火事になるとまず大量の飯を炊いて握り飯をつくるという大店の話を読んだことがあります。
けさは30度をきって涼しいのかと思いきや、湿度のせいか昨日より不快です。
冷房をつけるか、思案中。
Commented by saheizi-inokori at 2023-07-13 09:21
> hisako-baabaさん、そうですよね、左利きもいるのですから、右からと限ったものではないですよね。
きのうのような暑さの時は、引きこもりが一番です。
といいつつ、夕方の散歩はしました。二キロ弱で切り上げです。夕方と言えども30度を軽く越していました。
Commented by saheizi-inokori at 2023-07-13 09:23
> ikuohasegawaさん、この作家は職人の世界を上手に描く人ではなかったかしら。
御教示ありがとう、読んでみます。
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by saheizi-inokori | 2023-07-12 14:13 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Comments(12)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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