気になる
2023年 06月 18日
散歩に出て、ちょっと気になる光景。
ひとつは、いつも石段に座って、煙草を吸っている男。
30歳前後か、いつも赤いTシャツを着て、丸刈り、うつろといってもいいような表情で下を向いている。
出がけに見て、小一時間歩いて帰ってきたら、まだ同じ場所で同じ風にして座って煙草を吸っている。
もうひとつは、やはり石段の上の光景。
こんなサンダルが、もうこれで四日、こうしておいてある。
なんのシグナルだろう。
「福をつなぐ鳥」、西洋では知性のシンボル、我が梟をモチーフにした「和風フロランタン」、鹿児島市の菓子が届いた。
Happy Father’s Day
だってさ。
きのうは「鶏の水炊き」、とりどりみどり、緑の美しい、もう初夏とはいえない猛暑の日曜日だ。
ときどき、劣情を刺激されるミステリなどを読みたくなる。
元警察官(アフリカ系)、冤罪、私立探偵、一匹狼というには、賢い娘、かつて助けた凶悪犯の友人や売春婦、素晴らしい祖母、彼女に求愛する富裕で権力のある老人、昔手塩にかけて育てた警察官などの味方がいる。
既読感横溢、ほんとに読んだことがあるのかもしれない。
2019年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞、もうこの頃は、毎年のなんとか賞をおいかけることはとっくにやめていたから、初読かも。
既読でも覚えてなければ初読と変わらない。
ワンパターンでもワクワクドキドキできればスカっとする。
共和党右翼の下院議員のニューハーフ二人との密会の現場写真を撮るが、無償で返してやる。
主人公が、どんな犯罪でもおじけづくことのない悪党と待ち合わせた高級なカフエ。
彼は「生ハムのバゲットサンドと抹茶ラテ」、悪党は「ブラックコーヒーとパン」。
中曽根を想起させるセリフ、抹茶ラテ、どちらも今まで会ったことのあるヒーローが吐きそうもないな、やっぱり初読だ。
ひとつは、いつも石段に座って、煙草を吸っている男。
30歳前後か、いつも赤いTシャツを着て、丸刈り、うつろといってもいいような表情で下を向いている。
出がけに見て、小一時間歩いて帰ってきたら、まだ同じ場所で同じ風にして座って煙草を吸っている。
もうひとつは、やはり石段の上の光景。
こんなサンダルが、もうこれで四日、こうしておいてある。
なんのシグナルだろう。
呑川の中をほったらかしにしているから、半夏生のジャングルになっている。
これはそんなに気になりません。
「福をつなぐ鳥」、西洋では知性のシンボル、我が梟をモチーフにした「和風フロランタン」、鹿児島市の菓子が届いた。
Happy Father’s Day
だってさ。
きのうは「鶏の水炊き」、とりどりみどり、緑の美しい、もう初夏とはいえない猛暑の日曜日だ。
ときどき、劣情を刺激されるミステリなどを読みたくなる。
父は犯罪者であり、そのせいでわたしは警官になった。十数年前、罠を仕掛けられ、脅され、職を失い、今は私立探偵を生業としている。これまではどんなときでも父親と真逆のことをするというのが基本で、自分の自由意志は二の次だった。なあに、その主人公も父親を殺したのだ、「父の日」に最適なミステリ!
元警察官(アフリカ系)、冤罪、私立探偵、一匹狼というには、賢い娘、かつて助けた凶悪犯の友人や売春婦、素晴らしい祖母、彼女に求愛する富裕で権力のある老人、昔手塩にかけて育てた警察官などの味方がいる。
既読感横溢、ほんとに読んだことがあるのかもしれない。
2019年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞、もうこの頃は、毎年のなんとか賞をおいかけることはとっくにやめていたから、初読かも。
既読でも覚えてなければ初読と変わらない。
ワンパターンでもワクワクドキドキできればスカっとする。
共和党右翼の下院議員のニューハーフ二人との密会の現場写真を撮るが、無償で返してやる。
「君は民主党支持だと言ってたな。わたしの主義主張が気にいらなくないのか」レーガンと中曽根が、心を許し合った悪党どもだったことが、こんなところで立証される。
「レーガンが労働組合を叩きつぶして以来、どちらの政党も金持ちに媚びへつらうばかりだ。みな、おれのような者からどうやって金をかすめとるかってことしか考えていない」
主人公が、どんな犯罪でもおじけづくことのない悪党と待ち合わせた高級なカフエ。
彼は「生ハムのバゲットサンドと抹茶ラテ」、悪党は「ブラックコーヒーとパン」。
中曽根を想起させるセリフ、抹茶ラテ、どちらも今まで会ったことのあるヒーローが吐きそうもないな、やっぱり初読だ。
我が家が愛する駒沢飯嶋菓子屋が閉店する!
安くて美味い、手づくりの赤飯や季節ごとのすぐに売り切れる和菓子がもう手に入らない。
気になる以上に悲しい光景だ。
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stefanlily at 2023-06-18 12:53
こんにちは、
週刊文春に年末の国内、海外のミステリーベストテン?が発表されます。その中にあった作品かもしれないですね。
後継者がいないからか、地元の老舗の和菓子店がなくなりました。
アンテナショップというか、今どきのおしゃれ八百屋が増えているのは良いのですが。
長崎市にあった、永六輔さんお気に入りのロシア料理店「ハルビン」はどうなったか気になります
週刊文春に年末の国内、海外のミステリーベストテン?が発表されます。その中にあった作品かもしれないですね。
後継者がいないからか、地元の老舗の和菓子店がなくなりました。
アンテナショップというか、今どきのおしゃれ八百屋が増えているのは良いのですが。
長崎市にあった、永六輔さんお気に入りのロシア料理店「ハルビン」はどうなったか気になります
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rinrin1345 at 2023-06-18 14:08
気になる事があるっていい事だよね
気になる事を家に帰ると忘れたり、調べようとすると忘れたり、忘却の彼方へが多すぎる私です
気になる事を家に帰ると忘れたり、調べようとすると忘れたり、忘却の彼方へが多すぎる私です
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koro49 at 2023-06-18 16:12
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saheizi-inokori at 2023-06-18 18:06
> stefanlilyさん、たぶん入っていたのかな、昔はそういうのを発表以前にどれだけ読んでいるか、楽しみに調べたりしました。
この菓子屋、その前にご主人が病気で閉店した寿司屋、つくづく残念です。
この菓子屋、その前にご主人が病気で閉店した寿司屋、つくづく残念です。
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saheizi-inokori at 2023-06-18 18:09
> rinrin1345さん、右に同じです。でもいくら忘れてもいろんなことに興味をもてるのは、良いことだと思っています。
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saheizi-inokori at 2023-06-18 18:12
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saheizi-inokori at 2023-06-19 12:45
> tonaさん、赤瀬川原平たちが町の気になる物を探して歩くトマソン探検隊とかいうのがありましたね。気をつけて歩くと知らなかった町が見えてきます。
その通りです!
路上観察隊ですね。赤瀬川原平氏と一緒に活動していた藤森照信氏が我が家のすぐそば、よその家の陰になっていますがあります。タンポポハウスに住んでいて、今は屋根に雑草が。しかし今年花がちょっと植えられました。
路上観察隊ですね。赤瀬川原平氏と一緒に活動していた藤森照信氏が我が家のすぐそば、よその家の陰になっていますがあります。タンポポハウスに住んでいて、今は屋根に雑草が。しかし今年花がちょっと植えられました。
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saheizi-inokori at 2023-06-19 21:25
> tonaさん、愉快な大人たちでした、思えば。
by saheizi-inokori
| 2023-06-18 12:05
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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