薩長連合
2023年 05月 22日
核の傘の正当性妥当性をヒロシマで確認するG7、恥を知れ! https://t.co/tEVvYLSikV
— 佐平次 (@saheiziinokori) May 21, 2023
核抑止力信者が広島に集まって総ざんげでもするのかと思いきや、あれでは被爆者やその遺族は救われない。
見る人の胸をしめつける、無残な原爆遺物が展示されている本館をスルーして、みごとに復興した広島を見せる東館だけをみせた、という噂はフエイクなのだろうか。
ゼレンスキーも、バフムトと広島の「写真」が似ているとしか言わなかったし。
竜馬のあっせんもあって薩長の会談がセットされるが、なぜか西郷は二度にわたって木戸との約束を破って会わない。
もういやだという木戸をみんなで寄ってたかって、殿様まで登場して、ようやく三度目の西郷・小松との会談が行われるが、十日間もの間、時事の話はするが、薩長連合の話はまったくでない。
頭にきた木戸は、もう帰るという。
それを聞いた竜馬は大いに怒る。
「こっちが、両藩のために挺身しているのは、両藩だけの為じゃない、天下のことを想ってみれば、安んじて寝ることもできないからだ。
それなのに、多忙の中ようやく会えたあなた方は、むなしく10余日をすごして別れようとする、その気持ちが解らない。『区々の痴情を脱却し、何ぞ胆心を吐露し、大いに天下の為に将来を協議せざる』」
木戸は、「これまで長州が一貫して天下の為に孤立をも恐れず勤皇の立場を守ってきたのに対し、薩摩は幕府についたり朝廷についたり諸侯と組んだりしていた。そういうなかで窮地に陥っている長州の方から、薩摩に声をかけることは、助けを求めるようで、長州人としては、そんな恥ずかしいことは出来ない。薩州が皇家に尽くしてくれるなら長州は滅んでも構わない」という。
ふたりが対面したとき木戸が薩摩の従来の態度について思うさま批判をしたときに、西郷は初めから終わりまでずっと傾聴して、最後に「いかにも御もっともでございます」といってじっとしゃがんだままだったという。
竜馬は、それを聞いて薩摩を説得にかかる。
その誠意に打たれた薩摩は、出立しようとしていた木戸を引き留める。
そして慶応二年正月二十日、二十一日と話合い、ついに六条の密約ができあがる。
口頭の密約を木戸が文章に改めて竜馬に、間違いのないことの証明を求めるのだ。
長州再征で開戦したときは薩摩が京摂に出兵して幕府軍を牽制し、やむを得ない時は幕軍を攻撃する。
長州の冤罪をすすぐために朝廷に働きかける。
とうしょ話し合いに入ろうともしなかった薩摩をここまで譲歩させたのは、木戸自身信じられないくらいの成果だった。
それは、客の座に、直情で、物にこだわりのない坂本竜馬が居て、初めて意思疎通を見たことであった。
土佐の町人郷士の倅が回天の働きを成したのだ。
半世代前の志士を自称する人たちが、攘夷論にも倒幕主義にも盲目な熱情に囚われて、個人的に、また集団として中途で総倒れになったのにくらべて、具体的な使命を見つけて、成功に導いて行くのである。青春の日の勤王主義に別に拘っていない。その代りに、漠然とながら新しい国が出来上がるのを前途に夢みていた。
寺田屋で女傑・お竜の助けで九死に一生を得る。
その一部始終を、あたかも目に見えるように書きのこした竜馬の文章も、小説よりも奇なりだ。
世界に竜馬の一人がいれば、と想うのは幻想か。
木戸も西郷もいないのだ、いるのは、、ばかり。
スウェーデンの調査機関V−Demの報告書によると、2022年時点で非民主主義
的な国は89に上り、世界人口の7割を超える」(東京新聞社説2023.05.22)。
もはや日本も、その仲間入りしそうですね。