すき焼き

昨日は、長男が家に招待してくれてすき焼きをごちそうになった。
カミさんとサンチもいっしょ。
すき焼きを食べるのは、じつに久しぶりだ。
長男が大奮発して極上のサシの入った肉を一キロ以上も用意してくれた。
テレビの食レポの真似じゃないが「めちゃくちゃうまかった」けれど、とてもそんなには食いきれない。
酒も「出羽桜」とか「久保田」のいいのを大きな盃にドンドン注がれるので、かなり酔っぱらってしまう。
といいながら〆のビールも飲んだのだが。

(写真を撮るのを忘れてウマイうまい、途中で気がついた)

やはりすき焼きは、家族でワイワイ言いながら食うのが一番だね。
そして僕のような貧乏育ちは、兄弟で競争して食うようなのがいい。
あ、それ僕の肉、もう少し焼こうと思ってたのに、お兄ちゃんがとっちゃた！
沢山あるんだからケンカしないで食べなさい、なんてね。

この間、就職の内定をもらったユイの受験体験談を皮切りに、話題はあっち行ったりこっち行ったり。
僕のスマホ料金が毎月７千円近く払っているという話から、機種変更してもっとずっと安くなるはずだ、こんどママが電気屋さんに一緒に行って交渉の手伝いをしてくれることになった。
問題は、今のドコモのメールが使えなくなることだが、それはなんとかなりそうだ。

パパとママの結納から結婚式、ユイやサエの誕生と成長を要領よくまとめたアルバムを出してくれて、一枚一枚、みんなで歓声や嘆声を挙げながら見た。
そうか、あの時、あの人も一緒だったのか、と思いがけない写真もあり、亡母の楽しそうな顔も久しぶりに見られた。
苦しいこともたくさんあったし、これからもまだまだ、いろんなことが待ち受けていると思うけれど、これだけ楽しい時をすごせてきたことを改めて、亡き人々やパパやママに感謝する気持ちでいっぱいになった。

サンチは、家にいる時と別人のように、一言も発せずにカミさんの膝の上にいた。
この間僕たちだけで外で長男たちと会食をして帰ったとき、留守をしていたサンチが、調子を崩したので、きのうは連れて行ったのだ。
帰宅して、歯磨きなどを早々にバタンキュウで寝たのだが、３時頃にトイレに起きたら、頭がさえてなかなか眠れない。
ちょっと吞みすぎだった。

祖母の歌から。

いつもより山なみが近く見ゆるかな新雪の嶺が空を限りて

同じく母の雪の句。

雪晴るる三角四角雪の屋根

おばあちゃん、昨夜はくしゃみをしなかったかな。