遠くへ行きたい
2022年 09月 23日
だいたいみなさんのブログにはいろんなところの便りが載るので、旅心はいつもかきたてられ、かつ慰められている。
うらぶれた街道(できれば海べり)の居酒屋で、土地の酒をいまなら熱燗で呑みたい。
肴は地元の人の訛りをおびた会話。
若い頃は出張先で、時間をつくって床屋に入るのが楽しみだったが、今は刈るべき髪の毛がない。
道に迷って土地の人に道を尋ねて、ようやく探し当てて銭湯に入りたい。
今もあるなら二本立ての映画館がいい。
日の当たる海の見える坂道を子供たちが神輿を担いで歩いていたのを見たのは、房州の小さな港町だった。
ぴ~よろぴ~よろ、どんどん、祭りの華やぎというよりいっそ気だるさが漂って、とてもいいものだった。
ぶらぶらあてどなく彷徨って、みつけた古錆びた寺の由来を子細ありげに読むのも悪くない。
そうそう、古本屋にはどうかして入りたい。
愛想の悪い親父がじろっとにらむような身体を斜めにして入るような店。
原の町では友人と磯の岩にすわって砕け散る波を肴に一升瓶を傾けた、これは特別編だ。
ああ、遠くへ行きたい。
誰もが、この歌の様な気持ちになるの時が秋なのでしょうか。
私はコロナ禍のストレスで、どこでもいいから出かけたい気持ちです。
旅情と風情のある時間が流れそうです。
「遠くへ行きたい」流れていたテレビ番組があったような・・・
番組名も「遠くへ行きたい」?
どこかへでかけたくなりました。
コロナ禍であきらめてばかりですが・・・。
シュラフを後部座席に積んでひとり
気儘に地方開催の展覧会を見に行って
宿がみつからなけりゃシュラフニで仮眠
そんなこともありました
行き当たりばったりの旅
気晴らしになったものでした
免許を返納して足をうしない
嗅覚を喪失して食べる愉しさをなくし
旅は遠のきました
若い頃から下戸だったのも旅の友を
ひとつ欠いたままだったかも・・
でも工房のコックピットに納まって
筋力が低下するのも忘れて仕事する
それも嫌いじゃないみたいです(苦笑)
留守番暮らしを楽しんでるところもあって
このまま終わるんでしょうね
来世は酒から始めたいものです
どうやら全ての始まりは酒のように
思えますからね(笑)
やっぱり 好きだわo(^-^)o
実は晩年のジェリーさんにお会いしたことがあります。
会社の野球部が小さな大会で優勝した祝勝会の貸し切りの居酒屋に、お店の常連だったジェリーさんが来店なさり、お酒を差し入れしていただきました。
野球部は、私が初代監督で、その時は名誉監督^_^
その後も何度かその店でお会いしました。
よって、呼び捨てには、出来ないのです。
実に気さくなお爺さん、という印象です。
酒は飲む人にとってはなくてはならないものですが、呑まない人にはどうということのないものかもしれません。
呑むことによって失った多くのものもあります。
物を作る喜びも知らないままの人生でした。
東京駅に新しい商店街を作ったのがその代償かな。
J企を創設した時に、この番組を扱わせてほしいと本社に頼みにいったことがあります。
JRグループなので、東の自由にはなりませんでしたが。
もう半世紀以上前なんですね。今の紀行番組みたいに、観光スポットやらグルメに過度に傾くことなく、淡々と永さんのペースで旅をするのです。そこが魅力でした。その永さんも車いすになり、何年か前に亡くなりましたね、時代を感じます。
たしか番組の彩りに、赤い服の女性が毎回ちらっと遠景で登場(アップになることはない)した記憶があるのですが、この番組じゃなかったでしたっけ。それとも、もう耄碌した爺の記憶違いでしょうか。(笑)
日曜日は「オーケストラがやってきた」五十嵐をみたり、イギリス人だったかの料理番組も見ました。いずれ家をたてたらセントラルキッチンにして腕を振るおうなんて夢みたいなことを考えていたのですね。