自民党右傾化の原因
2022年 08月 19日
マンションの掃除のおばあさんが辞めて、後任がなかなかみつからなかったけれど、今日はお爺さん、僕よりちょっと若いか、が来ていて、挨拶ができた。
お婆さんの時は、いつもちょっと「涼しくなって良かったね」とかしゃべるのだが、初めてなので「ご苦労様です」だけ。
臨時なのか、この人で決まったのか、左足をひきづるようにしていたのが気にかかった。
「徹底検証 日本の右傾化」を少しづつ読んでいる。
問題はこれからだ。既に見たとおり、ヘイトスピーチと極右政治家、日本会議は「地続き」である。丸山眞男著「現代政治の思想と行動」に収められた論文「軍国支配者の精神形態」は、日本ファシズムの支配のありようを「神輿=権威」、「役人=権力」、「無法者=暴力」による「無責任の体系」と分析してみせた。在特会、ネトウヨは安倍時代の無法者、日本会議は「役人」的だろうか。5年前に上梓された本書ではこう書いている。
丸山曰く、かぎ十字の王国は、無法者が無法者として権力を掌握したが、日本ファシズムは、無法者は役人的に、ないしは神輿的に変容することなくしては上位に昇進できない。桜井誠は、無法者から政界を目指している。単なる神輿と映った安倍首相は案外タフである。安部政権が長期化する中、右傾化の陣立てはくっきりと浮かび上がりつつある。
安倍暗殺後、見えてきたのは、いよいよアベを神輿のシンボルとし、日本会議や統一教会が居直りによる中央突破のカマエ、イヤそんな立派なものではなくて、周章狼狽の醜態だろうか。
現実の権威をもって神輿になるような政治家の当面の不在が、混乱を生じている。
日本会議の影響力の増大ゆえに自民党が右傾化したという見方は、正しくない。神社本庁、霊友会、佛所護念会教団をはじめ、日本会議を支える宗教団体の信者数が減っている以上、その影響力によって自民党が政策位置を変化させたとは考えにくい。日本会議国会議員懇談会の結束力もコアを除いて弱く、日本会議が自民党全体を支配しているといった見方は、根拠の乏しい一種の陰謀論にすぎない。結果として、両者の方向性が一致しているだけとみるべきであろう。と分析している。
自民党が右傾化したのは民主党の台頭と歩調を合わせて進んだというのだ。
野田聖子の証言、
野党でいると埋没していく。マスメデイアの露出もどんどんなくなる。与党と差別化しないといけない。だから個人重視の民主党に対して、自民党は、国家を基本とする政策を重視するというわかりやすさを出していこうとした。それでかなり右にずれたかなと思います。野党の自民党を一生懸命支えてくれた方たちが、そちらのほうにいたということもあります。その当時、自民党内で駆動力となったのが、05年の綱領および改憲案を主導した安倍晋三を会長とする創生「日本」であった。この右派理念グループの台頭が自民党の右傾化をもたらした副次的原因である。
それは、2000年代に入って急に右派が自民党員に増えたということではなくて、もともとタカ派の多い自民党だったが、右派グループの動きを抑えていたメカニズム=派閥が、中選挙区の廃止、派閥団体への献金禁止、小泉首相の派閥無視の人事、郵政民営化などにより、無派閥議員の増加などにより、その抑止力をなくしたことが大きい。
安倍は派閥の推す町村信孝とは別に菅義偉など無派閥の「創生」日本の後押しを受けて総裁戦に立候補を決意したのである。
このように中北は分析したうえで
自民党の右傾化は根が浅いともいえる。世論や支持基盤と言った社会レベルの変化に起因していないからである。ともいう。
世論から乖離した(浅くても)右傾化した自民党の政権が長期にわたって継続するのは、日本政治にとって不幸なことだと。
同じ志向、思想をもっている同士、と言う方が正しいのかもしれません。
とはいえ、たとえば、自民党の改憲案のブレーンとして日本会議は重要な存在です。
その他の政策にも、日本会議、勝共連合(統一教会)の意向が大きく反映している。
政策は、それが国民のためであるかどうか、ということに拠り所があるべきで、特定の団体の利益が優先されてはならない。
そこが、問題なのだと思います。
神国日本だとか歴史戦を考える彼らの行動力に頼ることにより、極右の連中が主導権を握って、違う意見を許さない政党にしてしまいましたね。
アメリカがおかしいと思っていました。猿谷要氏の本を読んでアメリカの終焉とかトランプの狂乱ぶり。50年前からだったとは!
これ 公害で足尾銅山 水俣 だと訴訟で賠償責任になりましたけど、自民党は責任を取らない。
「これからは&@しない」で終わりですか?
何処まで国民を愚弄するのか!