たられば
2022年 08月 14日
国土交通省が先月発表した、まちづくりがテーマのオンライン講座の、講師25人がすべて男性だったことを批判する目加田節子の東京新聞「時代を読む」に教えられた。
日本の各界指導者たちは、この言葉を知っているのだろうか。
それは91年に殺された、日本語に訳した五十嵐一さんと混同したのだ。
イスラム教を冒涜したとして、とうじの最高指導者・ホメイニ師に死刑を宣告されて殺害者には三百万ドルの懸賞金もかけていた。
88年に出版された「悪魔の詩」は、僕も読んで面白かったことは覚えているが、内容は忘れた。
34年後の処刑、執念深い!忘れっぽい日本人は驚くばかりだ。
右目失明の恐れとか、なんとか無事に回復されることを祈る。
統一教会騒動で、急に表に登場することになった宗教社会学・日本文化論の上越教育大学准教授・塚田穂高氏の編集になる「徹底検証 日本の右傾化」を読み始めた。
21人の専門家が、「壊れる社会」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「蠢動する宗教」の部立てで21の視点で、日本の右傾化はどのように進んでいるのかを検証する。
先ず、第Ⅵ部「蠢動する宗教―見えにくい実態、問われる政治への関与」のなかの第19章「統一教会—勝共連合―その右派運動の歴史と現在」(鈴木エイト)を読んだ。
2017年に発行された本書の中で、鈴木は、日本の右傾化を推進してきた様々な宗教的背景を持つ組織のうちで
最も狡猾な手段を使って保守系政治家を取り込み、政界に深く浸透してきたのが、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)である。として、統一教会の成り立ち、その後の展開、欺瞞性と問題点を的確に記している。
1958年、文鮮明の密命を受けた西川勝(崔奉春)が日本に密入国して宣教をしたことに始まり64年に宗教法人の認証を得た。
朝日新聞が「親泣かせの原理運動」の報道。
75年に文鮮明が送金命令を発し信者は過酷な集金ノルマに追われ続けるようになる。
86年12月、「朝日ジャーナル」は、霊感商法批判の連載開始、社会問題になる。
92年に「週刊文春」のスクープに端を発した合同結婚式騒動、2000年代後半には全国各地の霊感商法会社の信者従業員があいついで逮捕された。
日本の保守勢力と政界への関りは1967年、本栖湖畔で、右翼の大物である笹川良一、児玉誉士夫(代理・白井為雄)、市倉徳三郎らと文鮮明の会合に始まり、翌年岸信介の支援により国際勝共連合を設立、笹川が名誉会長に就任した。
74年5月に文鮮明が帝国ホテルで開催した晩餐会には、岸の他、福田糾夫、安倍晋太郎ら40人の国会議員が参加。
この事件で統一教会は民族派右翼団体から「偽右派組織」と指弾される。
そこで勝共連合は「国際勝共連合反共運動推進支援会」なる団体を設立し資金を拠出、右翼団体を懐柔していく。
どうじに秘書要請所で訓練した信者を自民党国会議員のもとに派遣して浸透を図る。
2010年の参院選で流出した内部文書には「山谷(えり子)先生、安倍先生なくして私たちのみ旨は成就できません」と記載されている。
このときの内部文書には「首相からじきじきにこの方の後援を」という依頼があったこと、参院選後に当グループを国会で追及する運動が起きるという情報もあり、守ってもらうためにも、北村当落は組織の死活問題であることが記されている。
北村が、選挙運動期間中に、ひそかに福岡県内の統一教会二カ所で礼拝に参加し、講演を行う。
それを知った支援者が詰め寄ると、選挙事務局長は「菅官房長官の仕切り」と答えている。
このとき参院選の直前に、統一教会会長・徳野英治が首相官邸に招かれたという。
本書のあとの出来事だが、2022年の参院選では、宮島喜文への支持は井上義行に振り替え(安倍の支持で)られて、宮島喜文は出馬を断念、井上が当選している。
筆者が現地取材をすると勝共連合と統一教会の幹部が取り仕切っていて、サクラとして数十人の信者(ほぼ全員が二世信者)が動員されていた。
とうじの自民党のIT戦略特命委員長・平井卓也は、渋谷におけるUNITEのデモ報道に対して、「学生はシールズというのは間違いです」とツイートした。
集団安保法制に反対するシールズなどの動きに対する官邸筋の意向がUNITE結成に働いているのではないか、と鈴木はいう。
冷戦終結で「反共」が時代遅れとなり、霊感商法の手口も悪質化するばかりで、それまで庇護してきた政治家も距離をおくようになった。ところが近年、野党共闘などで共産党への注目が高まるとともに、安倍政権下で改憲潮流や保守政策実現の動きが顕著となる中で、コマとしての存在感が急激に増してきたのだ。2017年の文章である。
右派や保守は「愛国」「日本を守る」「家庭を大切に」などと唱えているが、霊感商法で日本国民に深刻な精神的・金銭的被害を与え、家族関係や人間関係を破壊してきた統一教会と手をたずさえているようでは、国民のコンセンサスは得られないであろう。
アベが、この文章を読んで、はっきりと統一教会断交を宣言していれば、、。
そして統一教会公認となった人を国葬。 https://t.co/NSufaxpHvM
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) August 13, 2022
視聴者からの、統一教会報道に飽きたという声で一つ二つと報道が消えていく様子が過去の経験から想像できます。
メディアはもっと、献金や政治家との繋がりが宗教団体にとって必要な理由や最終目的を知らせるべきだと思います。
その最終目的に自民党の政治家が不可欠だったと国民が知らないまま報道が消えていけば同じことが繰り返されのでは、心配しています。
統一教会だけでなく現在の政治家と宗教の繋がりは行き過ぎていると感じます。
公明党の国交大臣独占など違憲にはできないけれど実質違憲状態の気がしています。
先祖のお盆の用意をし乍、戒名はもらえたかしら 遺骨はどこにと思ってたところでしたので
今朝、佐平治Twitterを開けてはっとしました! ⋆ありがとうございます
地域と人、開懷世利欲にかられずの言葉に感じ入ってた青年 彼の姿がさっと横切った気がしました
密命 蜜入国だったんですね! 本の解説を感謝いたします
協会会長の記者会見後に、海外の記者がこれは宗教団体でない政治団体(結社?)と言われてましたね
Youtubeで下記を観て仰天しました。佐々木俊尚氏や司会者まで前川さんを詰問。もち論点すりかえ戦法
ですが。頻りに危いことが罷り通っている 自分の脳をもう少しクリアにしておくことが必須ですね
【前川喜平】「水際で申請を出させなかった」旧統一教会の名称変更って何だ?政治の関わりに根拠は?
「いま、いつまでも統一教会をやってる場合か」ということをいう人が増えてきました。
モリカケもしかり、サクラもそうでした。
いつもこうして有耶無耶に済ましているうちにここまでひどくなりました。