ひとりで食うって 「おいしいごはんが食べられますように」
2022年 08月 12日
カルトに染まった玉ねぎの皮は剥いても剥いてもカルトの自民党。
統一教会の教義を自民党が取り入れたかどうか、そんなことより、カルト教団が考えるような、異様なことを考える政権与党そのものが問題なのだ。
そのカルトを支持し続けるカルト予備軍!
ヤクルトが負けて巨人が勝つし、世の中は狂っている。
埼玉県の小さなラベルを製作する会社に働く二谷君と押尾さんと芦川さんの三角関係。
二谷と押尾が交互に語り進める。
どんなに多忙でも、残業に応じない、ミスも多く、面倒な仕事から逃げる。
そんな芦川なのに、みんなが許してしまう。
おじさん上司の飲んだペットボトルもそれを知りながら口をつけて飲んで見せる。
毎日のように手作りの菓子をもってきてみんなに配る。
みんなオジサン上司も口を揃えて「ん-っ」「うまあっ」「すごっ」といちいいち「っ」を入れて褒める。
大きな声を出しながら食べること。感動の演技を見せつけること。食べ始めの一口目で「おいしい」とまず言い、半分ほど食べたところで「えーこのソースってどうやって作ってるんですか」と興味のないことを聞き、全て食べ終えたら「アーっおいしかった!ごちそうさま」と殊更に満足気に聞こえる声で宣言しなければいけない。それがマナーだ。
二谷は「残業のあとのご褒美でいただきます」といって、みんなが帰ったあとぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に捨てる。
二谷とときどき飲んでは、芦川の悪口をいい、二人で意地悪をしようという。
押尾の方が二谷と意見が合いそうに、僕は読むのだが、二谷は芦川と寝てしまう。
二谷のワンルームマンションには毎週末、芦川が通って来て、栄養バランスのある食事を作る。
芦川が寝たのを確かめて、二谷は買い置きのカップラーメンを喰わないと収まらない。
ひい孫の顔をみるまで死ねないというおばあちゃんのために、芦川のような「自己主張少なめでにこにこしてて優しい感じの」人と結婚するのかなあ、とぼんやり考えている。
「ちゃんとしたご飯を食べるのは自分を大切にすることです」、芦川はいう。
残業をして、スーパーに寄って買い物をして、家に帰って飯を作って食ったら、残りは30分ぽっちり、
それでも飯を食うのか。体のために。健康のために。それは全然、生きるためじゃないか。ちゃんとした飯を食え、自分の体を大切にしろって、言う、それがおれにとっては攻撃だって、どうしたら伝わるんだろう。押尾は
わたしたちは助け合う能力をなくしていってると思うんですよね。昔、多分持っていたものを、手放していってる。その方が生きやすいから。成長として。誰かと食べるごはんより、一人で食べるごはんがおいしいのも、そのひとつで。力強く生きていくために、みんなで食べるごはんがおいしいって感じる能力は、必要でない気がしてという。
そうか、僕も一人の方がおいしいと感じることがあるのは、その方が生きやすいからなのか。
こういう考え方をする若者が増えているのだろうか。
さもありなん的リアルな描写を読むと、僕自身が上司だったころ、部下たちは僕をどう見ていたのかといろいろ考えることが多い。
力強く着るため? そんなんじゃあありません一人が好きだからです
健康の為に栄養バランスや減塩を説いて生きてきた芦川的なdoremi、、
皆に迷惑がられていたのかな~、、、とちょっと反省。
「美味しい!」と言ってくれるのを真に受けてたけど(^^;
独りご飯はいつもなので、誰かと食べる方が断然美味しく感じますし、、