おっぱい吸い付き運動 カルト政権が進める少子化対策
2022年 07月 30日
SNSの記事を読みながら、なんか似たようなことがあったと思いながら、きちんと確かめもしないでそのままアップしてしまいました。
当該記述を削除してお詫びします。
いい加減でやめようと思うが、テレビや新聞ではわからない事実が次々に知らされるから、なかなか、、。
きのうの驚いたのは、だいぶ前のこと(平成18年)になるが、「家族・地域の絆再生」政務官会議PT-あったかハッピープロジェクト-というところが、とんでもない提言をしていたということ。
とんでもないけれど、今でもこれが生きているのだ。
その全文はこちら
→https://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2006/0516seimukan_pt.html
あったかハッピープロジェクトというネーミングにも鼻白むが、その内容が恐ろしい。
え?これ統一教会の教義ですよね。まさか政府のじゃないよね。 https://t.co/cCWZbqlxBQ
— 佐平次 (@saheiziinokori) July 29, 2022
僕がふざけたツイートをしたように、音に聞く統一教会とか日本会議の唱道する、戦前回帰的な内容なのだ。
まず、基本的な考え方として、次のように断言する。
今日の深刻な少子化の原因の一つとして、過度に経済的な豊かさを求め、個人を優先する風潮があると考えられる。家庭生活よりも職業生活を優先させ、個人が自らの自由や気楽さを望むあまり、生命を継承していくことの大切さへの意識が希薄化し、「結婚しない」あるいは「結婚しても子どもを持たない」方が、経済的、時間的な制約に縛られることがより少ないという考え方を背景に、非婚化、晩婚化、少子化が進んでいるという側面は無視し得ないと考えられる。
そしてこういう。
長期的な観点から少子化問題に対応するためには、強制ではなく、経済優先・個人優先の価値観とは異なる新しい価値観に基づき、「結婚して子どもを産み育てることが当たり前と皆が自然に考える社会」を実現することが必要であると考える。「産めよ殖やせよ、とんとんとがらりと隣組」の復活だ。
その際、子育ては、「家族・家庭」が中心となって営まれるものであることから、先ず何よりも家族の愛情の絆を再生すること、さらに子育て家族が孤立することなく身近な地域における触れ合いとつながりの基盤である町内会等とのかかわりの中で、「楽ではない」けれど「楽しい」子育ての喜びを実感するため、地域の絆を再生することが求められる。さらに、家庭や地域を通じて生命や家族を大切にする意識が高まり、社会全体が妊娠・出産を喜ばしいことと受け止めて、出産や子育てを応援する雰囲気を醸成することが求められる。
そして具体的な進め方が羅列されていく。
毒にも薬にもならぬような事例もあるが、「家族の絆を再生する国民運動」を進めるにあたって、
男女共同参画の観点については、『男女共同参画基本計画(第2次)』(平成17年12月閣議決定)にも明記されているように、「ジェンダー・フリー」という用語を使用して家族や伝統文化を否定することは「国民が求める男女共同参画社会とは異なる」ということに留意する。
「家族や地域の絆についての国民的議論を喚起する契機をつくり、継続的に国民運動を実施していく機会とするため、年1回「家族の日」を定め、国・地方において国民運動に関する行事を行う。」のなかで、「模範的な活動事例を表彰する(内閣総理大臣賞等の授与)」とか「「官邸コンファレンス」として、総理、関係大臣、有識者、関係団体等が一同に会し、家庭の重要性(幼い段階からの親や身近な者との愛着形成が極めて重要であること等)を確認し、そのために必要な最新の科学的知見を共有する」などとお上が国民を「善導する」姿勢がにじむ。
科学的知見の共有というのは、きのうアップした自民党本部における「同性愛は後天的で治癒可能」とする八木教授の講演みたいなものだろう。
「家族の絆の強化」のために、「三世代同居を推進」「税制や家族を社会構成の基本的単位とする法制の在り方について検討する」。さらに「母子教育・家庭教育の充実」の一環として「母子や家族の絆を深めるための母乳育児の推進と読み聞かせや子守り歌の推進を図る。特に、乳児期における母子のふれあいを推進する(「おっぱい吸い付き運動」)。
おっぱい吸いつき運動!
「社会全体で子どもや生命を大切にする運動」では、命を尊重する意識や子どもを大切にする意識をより高め、社会全体で出産や子育てを応援することの重要性を啓発する。その際、男女共同参画の観点については、『男女共同参画基本計画(第2次)』にも明記されているように、「性と生殖の権利(リプロダクティブ・ライツ)」について、「我が国では、人工妊娠中絶については刑法及び母体保護法において規定されていることから、それらに反し中絶の自由を認めるものではない」ことに留意する。
こういう考え方を支持する自民党極右、いや、いまや主流の考え方になっているのかもしれない。
【アホ過ぎた】夫婦別姓否定の自民党の杉田水流議員は「子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をする。旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを21世紀の日本で実践しようとしている」と保育所を否定し、アベが懇願して自民党から比例区で当選。https://t.co/4Y7gLJui6t
— 金子勝 (@masaru_kaneko) January 23, 2020
カルト政権というものはこういうものなのだ。
これを支持する国民もカルト国民というべきか。
確かに、今のまま「自由恋愛→自由結婚→自由出産」が続けば、出生率を上げることは困難でしょう。
— CAN (@canchemistry) July 29, 2022
だからと言って、「結婚して当然→出産して当然、そうしないのは不自然、という同調圧力の社会にする」考えは『反自由主義』ですし、『女性は産む機械』『LGBTは生産性がない』は許されないことです。 pic.twitter.com/YZ3V6EtKRI
福田総務会長は、統一教会問題について何が問題なのかとのたまった。
こういう世襲議員を見ると、福田家や安倍家の「家庭教育」とはどんなものだったのかと思う。
「容疑者に対してだけでなくて、背景にある統一教会という巨悪にも向かっていただきたい」
— 佐平次 (@saheiziinokori) July 29, 2022
福田総務会長に紀藤弁護士https://t.co/lu98Y7qsZH
さっき私のブログに書いた、ロシアについての東京新聞の記事と瓜二つ。
作ろうとしている法律の理由まで同じ。
面白がってロシアと日本が双子と書きましたけど、本当に統一教会という親から生まれた双子なのかも。
彼らの主張が極めて似ているというより、同じような国家観、家族観があるから、くっついたと言えると思います。
民主主義を否定し、大日本帝国時代に回帰させようとする情念、個人より家族、家族より国、という全体主義が考え方の基本。
自民党の政策は、日本会議之主張そのものです。
現代の若いお母さんに母子密着の必要性を説いても、
母乳神話の重要性を唱えても、結局は粉ミルクが優勢なのでしょう。
子育てにかかりきりになれるだけの裕福な家庭ならまだしも、
全国的に減少したとは言い難い幼児虐待の件数のデータを把握していれば、
「母子密着」ありきの子育てを見直す時期に差し掛かっている様に思います。
絆だ家族の日だ 子を産め!こう育てろとか、個人の心の領域に国が入り込む怖ろしさ!
家長主義のレーガンが「ダブルインカム・ノー・キッズ」と言いニューヨーカーの
同僚が危ないおじさんだぜと言ってた頃、一時帰国したら東京の友人がコレを
いま流行りのカッコいいフレーズと言ってて、うっと思ったことがあります。
「背景にある統一教会という巨悪にも向かっていただきたい」と仰る方がいて救われます。
コメントを書き直しました。
昨晩、送信したコメントを削除して下さって構いません。
これまで政府は具体的な少子化対策は講じて来なかったのに、
政府の少子化対策の失敗は、総じて国内在住の女性の責任として
転嫁されそうな気がします。
度々、目にする虐待事件についても、傍観、手を拱いているばかり。
女性なら誰しも「母性」を持っていて当然と言わんばかり。
もし裕福な家庭でおっぱい吸いつきで育ったとしたら、それは恵まれない人たちに対する思いやりを欠いた人にする育て方だったということになりはしませんか。