アベ式、簡便な国会議員の作り方
2022年 07月 28日
今回の参院選比例に自民党の宮島喜文氏は、立候補を取りやめた。
内情を知る党関係者によると、初回の選挙で旧統一教会の支援を受けたため、当選後に教会側からさまざまな要求があり、もうこれ以上付き合えないと判断したのが真相だという。
自民党の文部科学部会・会長代理も統一教会とズブズブでした!!
— HOM55 (@HON5437) July 25, 2022
参院議員の宮島喜文は2017年に教団イベントに来賓で出席し挨拶してました。挨拶では「韓国から総裁をお迎えし開催できる素晴らしい会」さらに「皆様方の応援をいただき当選」と感謝の言葉まで。教団ズブズブ議員が教育に大接近!! pic.twitter.com/m8YVjUvL5g
「さまざまな要求」って教団イベントに出席するだけではなかっただろう。
デイリー新潮によれば統一教会から支援を受ける立候補者は、アベの一存で決まったという。
「選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊まりがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした」
— 佐平次 (@saheiziinokori) July 27, 2022
安倍の決めた統一教会支援候補。https://t.co/ZPzcoXFvOe
過去に統一教会系の団体から推薦を受けた元議員が語った「妻と同伴の二泊三日の研修」、いったいどんな研修を受けたのだろう。
元議員は「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます。」とも語っている。
武田百合子の名前を「考える人」で見て、泰淳の積読小説「富士」を読み始めた。
序章「神の餌」は富士日記の舞台、富士山のふもとの山荘に訪れるリスやネズミの行動とそれを観察する自分の気持ちが描かれる。
ネズミには罠を仕掛け、リスには餌を与えておびき寄せる。
私は「リスは可愛い」と思わないように努めている。可愛いことを信じたくないと言うより、「可愛いわ」と言う女性や子供の感情が信用できないからだ。「可愛いわね。ほんとに可愛いわ」と、むやみにくりかえすことで、可愛いという感情をたっぷりもっている「いい人」らしく見せるのはきらいだ。ほんとうに可愛いと思って可愛いと言わずにいられないにしても、もう少し反省というものがあってもいいような気がする。しかし私だって実は、ときどき可愛いと感じて見とれてしまうのである。というのは、ネズミが可愛くなくて、なぜリスが可愛いかという問題(まあ、それほど大げさではないが)が、私に降りかかってきた(滲みこんできた)からである。「もう少し反省というものが」、思わず笑ってしまった。
さすがの泰淳も、今のように「可愛い!」が氾濫するとは想像しなかっただろう。
隠居僕でさえ、着古したTシャツを着て歩いていると「可愛い」と言われることがあるなんて。
餌をあたえる者は「神」であり、餌をあたえられる者は「選ばれたる民」であるという教えには、どことなく卑しいもの醜いものがこびりついているにしても、しかし「エサ」なしの生存というものが考えられない。この生存の絶対条件は、「美」に反するだろうか。一章から、舞台は戦時中の富士山ろくにある大きな国立精神病院。
私は、餌をあたえる神になどなりたくなかった。(略)
だが、それはただ口先だけでそう言うだけであって、当の本人の本心は、はたしてそうなのだろうか。私の一生を通じて、私は「神になりたい、神になった」と願ったり自覚したことが、一回もなかったと断言できるのだろうか。
(略)
「絶滅」という日本語があって、やはりそれは重要な因子であるように思われる。ネズミを絶滅することは絶対不可能という予感があるため、絶滅とネズミが結びつくのであろうか。リスの方は、人間が望まないでも、一族の子孫が絶えてしまうという予感がある。したがって、リスと絶滅はどうしても結びつかない。わざわざ結びつける必要が、もともとないのだから。今のところ人類はまだまだ、ふえつづける予想が強いので、かえって「絶滅」が不吉な実感として迫ってくるのである。
若き精神科医師と入院患者、訪問者たちの会話、出来事が、「神聖喜劇」のようにコクのある文章で描かれていく。
何が正常で何が異常なのか、それを決めるものは誰か。
病院は患者のためにあるのか、患者が病院のために必要なのか。
汗をふきふき読んでいる。
これ↓が実行されたら、僕も含めて多くの病人は死ぬしかないなあ、ペースメーカーの取り換えなんて出来ないぞ。
まさに神も仏もないのか。
どさくさに紛れて財務省が、高額医療費負担が無駄だから廃止しろって、とんでもないことを言ってる。
— やはた愛❤️大阪 (@aiainstein) July 27, 2022
あまり国民感情に刺さらないのは、当然そのお金が払えないなら生きるの諦めてくださいよっていう空気感が既に拡がっているから。
政治が命の選別をしてはいけない。https://t.co/0wtD4mYZpe
負担金だけでも毎月旅行ができるような金額(難病指定にならない難病につき)なのに、廃止されたらまさに「出来損ないは死んで」だと思います。
もはや政治では無いですね