完全犯罪を暴く完全探偵物語 「１３・６７」

大谷とか佐々木＆松川とか、漫画のヒーローとして描いても非現実的過ぎると言われそうな、スーパーヒーローが相次いで出現するのは、なにか、もっと大きな激動や天変地異の予兆なのだろうか。
ウクライナにミャンマーにイエメンにシリアに、、、もうたくさんだ。
どうかこれ以上ひどいことが起きないように、祈るばかりだ。
金田、川上、栃錦、若乃花、稲尾、、もっと普通のヒーローだった僕たちのヒーローが妙に懐かしい。

きのうは方向を変えて園芸高校をぐるっと回ってみた。
ソメイヨシノではないいろんな桜が塀から顔を出していた。

歩き始めはちょっと違和感のあった右足が、途中で軽くなって、心も軽くなった。
ジェスミン・ウオ―ドを読み終えたので、ふたたび香港ミステリに戻って、「クワンのいちばん長い日」を読む。
香港返還を控えて「天眼」クワンが引退する。
その最後の日に起きた、「硫酸爆弾事件」と「凶悪犯の病院からの脱走事件」、大混乱に陥る香港の町と警察を尻目に鮮やかな手並みで両事件を解決するばかりか、事件の再発予防のための布石までやってしまうクアン。
完全リタイアでなく顧問として残ることになる。
完全犯罪を突き崩す完全探偵ということか。

鮮やかといえば、鮮やかであるが、いささか設定に無理があるような感じを受けた。
まあ、超異常の時代だから、こんなものか。