まゆちゃんの誕生ランチ

次男はシンガポールで一週間の隔離を終えて活動を開始した。
異国の町で、こちらにいたときと同じように、早朝ランニングもやっているようだ。
新しいビジネスを立ち上げるかたわら住む家を探したりで、公私ともに忙しそうだ。あちらの受け入れ準備を待ちながら、残った片付け仕事などをしている嫁・まゆちゃんを誘ってランチ、銀座の譚さんの店「赤坂璃宮」、亡妻の２７回忌以来。
彼女の誕生日祝いも兼ねてだ。
コースは重い（僕には）ので、特別ランチをそれぞれ別のものをとってシエアしてもらって食べた。
粉ものばかりなので、豚肉の黒酢煮を追加、これも分けて食べる。
ワインを飲んで、デザートも楽しんで、シンガポールに思いを馳せる。
群れることが嫌い、シンプルで愛のある生き方を大事にしているまゆちゃんが健やかであり続けますように！
結婚したばかりの頃、オーストラリアのバースで仕事をしたときも、ほとんど日本人仲間でかたまることなく暮らしたというから、心の方は大丈夫だろう。

帰宅してから「１３・６７」の二作目「任侠のジレンマ」を読んだ。アンタッチャブルの香港マフィアをどうやってやっつけるか。
ロー警部の教官・クアンが、渾身の仕掛けをする。
それはマフィァのボスや愛弟子の能力や資質・性格、それからどのような行動をとるかまでを完璧に読みこんだ上で考えた、失敗が許されない仕掛けだ。
三作目も読んでみよう。