攣る
2022年 01月 16日
歯茎が痛む。
ちょっと細かい仕事をしようとすると手の指が反り返って動かなくなる。
昨夜なんか歯磨きが一苦労だった。
ベッドに入って、「やれやれ寝るほど楽はなかりけり」と、寝がえりを打とうかと、思うだけで足の指が攣る。
脳か?もう病院に行く気力がない、ひとおもいにいかないものか。
バッハを聴いても楽にならない。
ヒト以外の動物に鏡像自己認知があることを証明したのは、ゴードン・ギャラップ教授の1970年のチンパンジーを対象とした実験が最初らしい。
チンパンジーに長時間鏡を見せたのちに、本人には気づかれないように、本人には直接見えない額に印をつける。
そのチンパンジーに鏡を見せると、試行錯誤することなく、自分の(鏡のではなく)額の印に触った。
鏡像が自分だと認識している証拠だ。
イルカは、鏡の前でマークがよく見えるような姿勢をとるのだそうだ。
いっぽう、ゴリラやニホンザル、ブタやイヌ、ネコは鏡の存在は認識しても、映ったものに対するマークテストには合格しなかった。
またチンパンジーなどでも、不合格の個体も多く、同じ個体でも失敗することがある。
その理由はさまざまであるが、ゴリラやニホンザルは相手の顔をじっと見ることを普段の生活でしないからではないか、という見方もある。
動物も顔で相手(鏡の自分)を認識するのだ。
著者は、マークが、その動物にとって「気になってしょうがないような」色とか形でないと、合格しにくいのではないかということも言っている。
選ばれたのはホンソメワケベラ、サンゴ礁に棲んで他種や同種の魚の体表の小さな寄生虫を見つけ出して、摘み取って食べる魚だ。
水槽の壁一面に鏡を張ってみたら、最初は鏡を攻撃していたが、三日目ごろから鏡の前でとつぜんダッシュしたり、上下さかさまになったり、踊ったりする、チンパンジーの「確認行動」とよく似ている。
やがてそれもしなくなり、鏡と並行してゆっくり泳ぐようになった。
つぎにホンソメが寝ているときに、寄生虫に似た茶色のイラストマーを喉に皮下注射した。
ホンソメは鏡で喉を見てから、砂底に舞い降りて、ぎごちなくではあるが、なんと喉を砂で擦ったのである。鏡の無い時は誰も喉を擦ったりしないホンソメが、なんどもなんども擦ったのだ。
そして、擦った後、鏡に喉を映して、寄生虫が取れたかどうかを確認したという。
彼らはヒトを最上位に置き、魚を最下位のアホとしておく考え方から抜けられないようだ。
実験の考え方、試行錯誤、批判(いちゃもんとも思える)に対する反証の仕方などが臨場感があって面白い。
魚には「攣る」ってことはないのかな、釣られることはあっても。
私はずっと前から足だけでなく手の指も攣りましたよ、意識してもできない方向へ指が勝手に向くんですよね。痛いけど面白がっています。
原因が同じかは分かりませんが、私の場合、原因に全く心当たりがありません。
犬は好きな人の体調の変化に気づくそうです、サンチの食欲不振はsaheiziさんの体調にあったのでは?
好きな人がまだ体調不良なのに自分だけ食欲回復、食べ物につられるなんて薄情ですよサンチ殿。
夫の話が続いて恐縮ですが、夫も一時期寝ると足が攣ることがありました。
ポカリを飲ませたり、食品でカルシウムやマグネシウム、ミネラルをとるよう心掛けた記憶があります。それが関係あるかどうかわかりませんが、今はほとんど攣らなくなりました。
体調に不安があると今日の私のブログのテーマみたいに気持ちがざわついて疲れますよね。
早く万全の体調になりますように💪
それよりsaheiziさん、あちこち具合の悪くなって寝ることもままならず、本当に大変な状態ですね。
よく頑張っていらっしゃる。鬱にもなります。働き過ぎちゃったのですね。
魚の自分がわかるという実験、感動しました。