横浜で小籠包
2021年 12月 11日
櫻井翔のこの質問が「礼節を欠いている」「戦争が何かを理解してない証拠」と大炎上してるけど、インタビュワーとして、何が問題なのかさっぱり分からん。戦争とは一体何なのか、元搭乗員からこの上ない本質を引き出してるじゃん。戦争を考える教材に採用されてもおかしくないレベル。 pic.twitter.com/C9RZLJEnzH
— 回遊魚 (@suigin_maximaxi) December 9, 2021
ツイッターを見ていたら、桜井翔という人が、何かの番組でインタビュアーをしていて、真珠湾攻撃に加わり米軍艦を沈没させた元軍曹(103歳)に、そのときの気持ちを訊いて「戦時中であることはもちろんなんですが、アメリカ兵を殺してしまった、というような感覚は当時は?」と、きわめて厳粛にこわごわと尋ねているのを、「桜井は人間ではない」とか「国を守ってくれた人に向かってよくもこんな失礼なことを聞いたものだ!」とか「彼のような人のお陰で今日の私があるのに!」などという批判が殺到している(上のようなまっとうなツイートも多いけれど)。
台本だったとしても櫻井翔は社会的制裁を受け、芸能界から消えて当然の暴言を吐いたけれど、日本社会はこれを簡単に許すだろうね。無知なお花畑と左派マスコミによってガチガチに守られる。国の為に命を懸けて戦った方への不適切な暴言に対し、このような反応をするのは世界中探しても日本だけだろうね
— にこ姉 (@nikone_25) December 10, 2021
桜井は、相手を非難してはいない。
戦争という異常が人間の感覚をどこまで麻痺させたかを、戦争を知らない若者として尋ねているだけだ。
それに対して、元軍曹は、「戦艦を沈めてこい」という命令通りのことをした、後からそれとは別に「戦争をしてはいけない」ということを一番身をもって知っているのは私たちだと思っている、と答える。
優れたインタビューだと思う。
にこ姉さんのような意見は稀なのかと思ったら、次から次から似たようなツイートがでてくる。
これしきの質問を、相手に対して失礼、とか軍人の尊厳みたいなことを言い立てて、許さない国になってしまっているのだろうか。

会の立派な名前(「史游会」)をつけたのに、コロナで開かれなかった。
会場は横浜みなとみらいの「鼎泰豊(ディンタイフォン)」、小籠包で有名な台北の店だ。

囲まれる人は、90歳と二か月、一人でお見えになった。
会わなかった間に竜飛岬と永平寺、東尋坊などに出かけたとお元気だ。
きのうの別ブログ↓に先輩のことを書いたばかりなので、あの頃の先輩と今楽しそうに旅の仕方噺をされる先輩を重ねて、外見こそ今も変わらぬ颯爽たる好男子だが、あの歴史的な波乱のなかの一方の中心人物だったと思うと、不思議な感じすらした。

あの頃、ここには東横浜という貨物駅があったのだ。
その貨物駅を廃止したのが54・10、そのとき国鉄南局の営業部長をしていた先輩も昨日のメンバーで、「ここに駅があった」という10枚もの写真入りの記事を書いてみんなに配ってくださる。
54・10、このとき僕は本社労働課にいて合理化交渉だのなんだので泥沼にいた、そのことも書いたばかりなので、先輩はそれを読んでこの文章をもってこられたのかと思ったが、そうでもなさそう(僕の別ブログのことを知らないと思う)。

僕は隣に座って、もっぱら話の聞き役、ときどき茶々もいれた。

また、来年もね、いいお年を!とお別れしたら、いっぺんに僕も老人に逆戻りした。

「花も嵐も乗り越えて鉄道人生44年」
戦争で人が死ぬことを知らないで「人を殺した」という言葉に反応したんでしょうか。
こんなコメントにイイネが付く時代、私が大金持ちなら、彼らにシリア、アフガニスタン、イラク、リビア・・・観光をプレゼントしたい。
それでもこういう批判がまともな報道をしようとする人たちをシュリンクさせてしまうことは大いにあり得ると思います。
それが狙いかな。

ツアー いいアイデアですね!
ノルマンデイー上陸作戦の地もお薦めです
若い兵士の無数の白い十字架が緑の丘を覆い尽くす風景 海風に吹かれて彼等は
なぜずっとそこにいるのか カン戦争博物館に日本軍の蛮行も詳細展示があります


リンク先のTwitterを読み、わたしはこれが戦争なんだと、また実感しました。
桜井君もインタビュアーとして褒めてさしあげたい。
アドルフ・アイヒマンが命令に従っただけとおなじことを言っていますね。
大きな違いは、この方は戦争についての簡単には語れない悔やみのようなものがあり、
アイヒマンにはそれがなかったことです。
なんだか書かずにはいられなくて、コメントしてしまいました。
この間の「報道特集」で、尖閣を守る自衛隊員にインタビューをしていましたが、「人を撃てるか」と訊かれ「その場にならないとわからない」と答えていました。
遺書を書いている人が多いそうです。