カユイ再会

少し寝坊をして大掃除と洗濯が済んで、あちこちにリンゴを送る宛名をスマホに入力していたらこんな時間になってしまった。
ＦＡＸがない、電話が不在、えいっ面倒だと、スマホに入力したのだ、ちょっとバカみたいでしょ。
きのうも皮膚科、院長先生も「わ！ひどいな」「どうなんですか、この薬、少しは効いているのでしょうか」。
少し強い飲み薬と塗る泡薬を処方してくれた。
これは背中に塗るときはカミさんの世話にならなくてはならない。
ケンカできないなあ。
帰りに、イコカ戻ろかで「はじめ」に入った。
先客2名、あとから１名、一人出て一人入って、最高４名。

先客はネーさんとみっちゃん、ママと三人で「どうしてた？」の合唱。
いい皮膚科とか、サプリとかいろいろご心配かたがた薬の話をひとしきり。
ママは、「あんなに落語や映画などに行ってたのに、引きこもっているのがストレスになっているはず、もっとお出かけなさい」と随分本気でなんども外出の勧め。
みっちゃんは、僕より少し上で、奥さんをなくして数年になる。
ときどき冗談のように「寂しいもんだよ」というが、ゴルフや川柳やなんやら多趣味で、カラオケも上手だ。
「最近も歌ってますか」と聞くと「美人の先生について習ったらうまくなりましたよ、一緒に行きましょうよ」だって。
生ガキのうまいこと。
みっちゃんから廻って来たアジの叩きが、うまいので改めて僕にも一人前と意地の汚いことをしてしまった。
夜ベッドに入って一時間ほどしたら、泡の薬のせいか、首から背中にかけて悲しくなるような痒み。
志ん生の「吉原風景」を聞いたら、安い部屋で蚤と蚊を飼っていて、客の回転をよくするという話。
吉原なら逃げかえれば済むけれど、我が家では我慢し続けるしかない。
アモバンを飲んで、小三治のオリンピックの話を聞きながらなんとか寝た。
井上康生となんとか亮子が優勝した時のオリンピック、小三治若いなあ。