だだ言葉をもてあそんでいる
2021年 09月 11日
何にも変わらないじゃないか。
何かをやりたいけれど、まずは選挙に勝たねばならないということだろうが、そうして君たちが当選する意味は何もないのだ。
メディアは、総裁選が事実上の総理選びだというのを止めよ!
なんてエラそうに書きながら、爺は情けなくも腰にベルトを巻き、丸椅子に座って掃除機をつかっているのだ。
若かったら日本脱出しちゃうな。
いつも二頭づれのオジサンに、もう一頭は?と尋ねると、亡くなったという15歳。
相棒が亡くなって急に私になつき始めましたという2歳。
嬉しそうに遊んでやるサンチは13歳。
ナポレオンによるロシア侵攻の真っ只中の1812年8月、皇帝アレクサンドルに軍の士気について問われた、セルゲイ・ヴォルコンスキ―公爵は「最高司令官から一兵卒に至るまで、すべての者が祖国のために命を差し出す覚悟であります」と答え、では、民衆の間の士気はと問われると「彼らは陛下の誇りとなることでしょう、農民一人ひとりが、みな愛国者なのですから」と答えた。
しかし、貴族について同じ質問がなされると、公爵は言葉少なになり、なおも返答を促されると、ようやく口を開き「陛下!私は自分があの身分に属していることを恥ずかしく思います。彼らは何もせずただ言葉をもてあそんでいるだけでした」。
皇帝と兄弟のように育ったセルゲイは、やがてデカブリストの反乱に加わりシベリアに流される。
ナポレオンの侵攻をきっかけにして、ヴォルコンスキ―のなかに、民衆の美徳のうえに築かれる「国民」という新しい意識が目覚めた。
人間と同じです、夜になると外へ出たくなり家の中をウロウロ、こちらが察します。
真夜中の散歩、いつか懐かしく思い出すのだろうと、私が寝たふりをしていれば諦めるのにしっかり付き合っています。
もしやと驚きましたが散歩には出ておられるようなので安堵しました。