人間がAIに近づいている

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早起きしていろいろ働いたり外出して、やっとPCの前に座れた。
なんかちゃんとしたことを書く気になれないので、「心を病んだらいけないの?」の中から、脈絡なく、いくつか引用で失礼します。
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與那覇は、上の図を示して、「日中韓三か国の歴史認識問題で、同意できる歴史像を描こうとする試みは、成果がなくマイナスだった」として、「歴史学者は、日中韓の一般国民がいま反発の極にあるので、少しずつでも同意の極へ引っ張っていこうとした。それは引っ張られる方にとって大変ストレスなので、反作用のように力が翻って「無関心の極」へと吹き飛んじゃった。本当は、最初から真ん中を目指すべきだったんです」と言っている。
分かるようで分からないんだなあ、これが。
共感、理解、同意の輪がミツワ石鹸のように重なるのかな。
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(コバンソウ)
ジブリを中心とする宮崎駿監督の作品には、ほぼ例外なく小さな子どもが働く場面―家事労働、炭鉱労働、育児労働などが出てきて、一見ヒューマニズムやエコロジーにも見えるが、その根底にはある種の宗教的な構図、すなわち「勤労―人生修行―人間の条件」みたいな価値観がある。
子どもの頃からそういう勤労アニメばかり見させられていると、一歩間違えば、そのままブラック企業の価値観に染まってしまいかねないリスクがあるんじゃないかと懸念している(斎藤)
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中野信子さんの「努力不要論」や黒川伊保子さんの「妻のトリセツ」のような、”なんちゃって脳科学”本が売れているが、現在の脳科学の水準は、人間の社会文化的な行動を実証的に説明できるレベルにはそもそも達していません。
○○を始めとして自民党議員の多くはサイコパスだと信じていたが、あれは脳科学ではなかったか。
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(悪ナスビ、すぐ駆除しろって、スガみたいだ)
目下の日本では「AIが人間に近づいている」のではなく「人間がAIに近づいている」ように見えます。あたかもAIのように、自分の行為の意味なんか考えずに「統計上、やったらほめられそうなこと」を繰り返し続けるのが、いちばん効率のいい、ライフハック(処世術)なんだと。だから、AI論壇と自己啓発本とが結びつく。(與那覇)

「意味を理解しないままで情報を処理する」という新井紀子さんが指摘するAIの特徴が、むしろ人間において発現しはじめていると見るわけですか。そう考えると、いま変化しつつあるのはテクノロジーではなく、人間自身のほうだとも見えます。実際に新井紀子さんもAI自体より、まるでAIのようにしか教科書を読めない中高生を危惧していますね。
新井紀子を知らなかった。
彼女の「AIvs.教科書が読めないこどもたち」(さっそく図書館に予約した)が、「カッコよく「仕事は無意味だ」と言いたい」人たちが支えるAIブームを終焉させたそうだ。
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教育における人文科学、特に文学の軽視ないしは無用視こそ、人間のAI化を助長する愚挙だ。

Commented by jyariko-2 at 2021-05-31 16:00
処理しきれない理解しきれない情報が溢れ
子供たちは混乱していると思います
老人は混乱してもまあ、、、流すことができますが
AI のような人ができていくのでしょうか
そこに愛がつく情報に溢れていた方がいいなー
AI に愛情の勉強をさせてほしいです
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-31 20:05
> jyariko-2さん、溢れる情報を意味をもって理解し整理するのは人間でしかないのですね。
だからニュアンスをつかむ文学の素養が必要になるのだと思います。
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by saheizi-inokori | 2021-05-31 14:18 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Comments(2)

ホン、映画・寄席・芝居、食べ物、旅、悲憤慷慨、よしなしごと・・


by saheizi-inokori
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