勝てばいいってもんじゃない 「ガン・ロッカーのある書斎」

膝をいたわりつつ、人にも会わないようにしつつ、まいにち夕方になると、家の周囲を歩く。
日ごとに方向を変えるようにして、いろんな道を、3千歩くらい。
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きのうは、出たらすぐに大粒の雨で引き返したが、10分くらいで晴れてきたので、出直した。
そのたびにズボンを脱いで膝のサポーターをつけるのがめんどくさい。
靴もつっかけるようなものでなく、きちんと紐を結び直すのだが、きのうの二回目は横着してスリッポンで出たら、やはり足に余計な負担がかかるようだった。
雨は止んでも風が強く、葉裏をみせる樹々を見ながら歩いた。
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行く手の感じがなんか変だなと思ったら、大きなゴルフの打ちっ放しが取り壊されている。
少しご無沙汰すると、あった建物がなくなったり新しい家や店が出来ている。
大きな立派な建物の代わりに小さな建物なのだ。
ワンルームマンションの空き家も目立つ。
成長し続ける町、というのではなく、老いていく町だ。
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緊急事態宣言といいGW連休といったって、なんの変化もない毎日の暮らしなのだが、なんとなく落ち着いて本を読む気になれず、あれこれ読み散らかした。
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このところ愛読している稲見一良(いつら)の、小説に先立って「ミステリマガジン」と「モデルガンチヤレンジャー」に連載した、銃器とミステリについての蘊蓄。
ぼくは冒険小説も西部劇も好きだけれど、銃器についての描写はメンドクサクて飛ばし読みしていた。
銃器の選び方、扱い方、射撃のスタイルに主人公の人柄が現れるのだそうで、そこを玩味しなかったのは、もったいないことだった。
もっとも、日本の作家のみならず欧米の作家でも、銃器について凡そあり得ないような間違った描写をしている人が多いようで、
冒険小説の巨匠アリスティア・マクリーンは、銃器にはあまり関心もなく、メカには弱いヒトなのだ。また、ディック・フランシスの大人の知性は、水鉄砲をなくした少年の日以来、銃に対する興味を失わせてしまったのだろう。
などと、その間違いをあげつらわれている。

現役時代の通勤途上で読みふけったミステリや学生時代にみた映画の決定的シーンがいくつも出てきて、銃器の扱い方という視点で評価される。
それを読むと、銃器のことに興味を持たずに見聞きしていても、カッコイイなと感じさせたのは、そういうところが、よくできていたからかもしれない。

理にかなっていないのは論外で、勝てばいい、殺せばいい、そういう殺しを野暮とする。
武蔵か、小次郎か。
チャンドラーなどを読み返したくなった。
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財務省の公文書の改竄を命じられて、うつ病にかかって自死した赤木さんの奥さんは、弔問に訪れた故人の上司だった池田統括官から、事件の詳細を記した「赤木ファイル」の存在を教えられた。
ファイルの存在について明言してこなかった財務省が法廷に約束した回答期限は6日。
池田氏は、「報道特集」の記者に、弔問の席で赤木夫人に話したことは今でも変わらないかと問われ、「真摯に対応した」と答えた。
来るべき法廷で、全てを明らかにすることを期待したい。

Commented by doremi730 at 2021-05-02 12:30
夕方の散歩が一番いいそうですね。
昨日の大粒の雨には参りました(^^;
スリッポンは膝によくなさそう。。
Commented by テイク25 at 2021-05-02 16:13 x
赤木さんの裁判の行方に目も耳も向けています。
財務省は何と言うのか。
「亡くなったご本人の尊厳」が絶対に守られますように。
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-02 17:40
> doremi730さん、きようも雨がふりましたが、うまく合間を歩けました、きちんと紐を結んだ靴で。
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-02 17:41
> テイク25さん、まともな人もいると信じたいですね。
Commented by kuroguly18 at 2021-05-02 19:27
私も番組見ました。
池田さんも苦しそうでしたが、弔問の時に故人の尊厳は守られるべきと言ったらしいです。
それがどのような形になるか注視したいと思います。
Commented by rinrin1345 at 2021-05-02 20:10
私も以前足の裏がすごく痛くなり病院に行ったらサイズの合わない靴を履いたりサンダル履きしてませんか?と言われその頃サンダルばかり履いてました。今ならスリッポンでしょうか変な所にちからがはいるそうですよ。お気をつけあそばせ
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-02 21:26
> kuroguly18さん、血の通った人間が財務省にもいることを祈ります。
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-02 21:32
> rinrin1345さん、二年ほど前に、靴屋で私の足にあった靴の中敷きを作ってもらいました。18千円もするのです。
でもそれで、教わった歩き方をするようにしてから、だいぶ痛みがなくなりました。
玄関のスリッポンは下までゴミだしや新聞を取りに行くだけのものだったのに、横着はいけませんね。
Commented by okanouegurasi at 2021-05-03 00:39
季節が良くなって散歩されているのですね。毎日ご無理のない程度に。
4月30のブログ記事。今頃ですみません。
何回も魚屋さんの写真を見直してしまいます。こんなお店、すごい。近所にあれば毎日通いたいくらい魅力的です。近隣の住民で、閉まったりしないよう応援してあげると良いですね。

Commented by りんご at 2021-05-03 02:19 x
コロナ患者を受け入れる予定の病院は、コロナ病棟外の無関係な部署まで接種済み
一方で救急隊員はワクチン接種がされていず,待機場所で患者を丸腰で看病する姿の
動画に仰天しました。涙がでました。コロナ問題はコロナでなく、国が生き抜く為に
経済も含めた経営ができる者達がいないと危ういですね コロナ暫定政権いかがでしょう
Commented by touseigama696 at 2021-05-03 07:01
夕方だったウォーキングを
先月辺りから早朝に切り替え
起き抜けで歩いています
今は定番コースの2㌔
少し汗かくほどの速さで30分弱です
今朝で5,878㌔ いつの間にか
結構歩いているもんです
もう少し「散歩」に軌道修正して
景色を楽しむようにしたいものです(笑)
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-03 09:24
> okanouegurasiさん、ね、いいでしょう。
近所にもっと大きくて魚の種類の多い店があって、そこの方が繁盛しているのですが、私はこの店の魚が旨いので、もっぱらこっちです。
ほんとにこういう店は貴重です。
今のところは大丈夫かな。
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-03 09:26
> りんごさん、無神経に500人の看護師を五輪に集めようという政権ではダメですね。
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-03 09:31
> touseigama696さん、朝の散歩も気持ちがいいですね、わたしは家事で忙しいけれど。
ただ心臓などには夕方の方がいいようですよ。
Commented by ikuohasegawa at 2021-05-03 16:42
池田元統括官はこの先も「真摯に対応」して欲しいです。
Commented by saheizi-inokori at 2021-05-03 18:09
> ikuohasegawaさん、信じたいです。
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by saheizi-inokori | 2021-05-02 11:31 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Comments(16)

ホン、映画・寄席・芝居、食べ物、旅、悲憤慷慨、よしなしごと・・


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