GOTOセタビ 「5つの物語」&「吹田文明と版画集『東京百景』」
2020年 12月 01日
きのう休みで見られなかった世田谷美術館の企画展「5つの物語 美術が語る夢と現実」「吹田文明と版画集『東京百景』」を見た。
今年初めての美術館入場、体温測定などに加えて住所氏名電話などを記入する。
税関吏のアンリ・ルソー「散歩」、家政婦のセラフィ-ヌ・ルイ「枝」、レスラーのカミーユ・ボンボア、郵便局員のルイ・ヴィヴァン、地形図から図面を起こす職人のアンドレ・ボーシャンなど、描きたいものを描きたいように描いていた「素朴派」の絵が7点、これが世田谷美術館の原点だという。
第2話「未知の分化と出会う物語」。1992年、単身で南洋に向い、パラオと絶海の孤島・サタワル島で10年過ごした土方久功(ひさかつ)の現地で作ったマスク数点、こういう手法が現地のお土産物にも取り入れられた由、いろんなヘアスタイルを描いた西アフリカの床屋の看板も面白い。
第3話「美術と言葉で物語る」。河東碧梧桐の書と水木伸一の絵を組み合わせた「碧水帖 上州ぬるま湯の記」、柚木沙弥郎の人形「町の人々」が何体も、妙に存在感がある。
それとオディロン・ルドンと駒井哲郎の、それぞれ文学作品につけた版画。難解。
挿話として桑原甲子雄が撮った昭和11年ごろの浅草、上野公園山下、下谷下車坂、銀座の森永キャンデ―ストア、霞が関、神宮球場、世田谷ボロ市、町屋、千住緑町などの写真。
いま小説を読んでいるように、細部を一つ一つ見ていると時の過ぎるのを忘れる。
僕の生まれる7年前の東京のなんと懐かしさに溢れた町だろうか。
第5話「日常から始まる物語」。ロバート・ラウシェンバーグ、A.R.ペンク、ドナルド.バチュラー、ジャン=ミシュエル.バスキア、横尾忠則、荒木経椎。
あまり、、。
エピローグは路上で暮らし続けた黒人画家、ビル・トレイラーの「人と犬のいる家」
吹田文明などが中心になって日本版画協会が1989年から1999年にかけて、100人が参加して東京をテーマに毎年10名の作家が10景を制作した版画集を刊行した。
その百点が展示されている。
東京のどこをどういう視点で選んだのか、それぞれの作品に作家のコメントがついている。
もちろん技法も様々で、見ごたえがあった。
残念なことに、このあたりで入館して百分ほど経過、足が痛くなるとともに、最初は暑いと思っていたのに、だんだん寒くなって鼻水とクシャミが出だす。
自分も辛いが、各部屋にいる係の女性の視線が気になる(客はほとんどいないけれど)。
さいごの吹田文明の近作展示と焼け野原からの復興を願って刊行されたという「東京回顧圖會」の会場は駆け足でとおり抜けた(一枚一枚見るには見たけれど)。
次の病院は心エコーを8日、もう一回これるかと思いきや、残念ながら6日で終了でした。
風邪気味を治そうという気持ちと、無性にこういうのが喰いたかったのだ。
食べている間はウマイ(とくに久しぶりの茹で卵!)のだが、後からあまりうまくない。
それでも食いたかったのよ。
けさ4時に起きてトイレに行ってそれっきり寝てないから寝不足もあるなあ。
なかなか佳くて寒いのを忘れて見入った。
これも良くなかったかもね。
「良くない」といえば竹中平蔵だ。
今、ツイッターでは「#竹中平蔵つまみ出せ」がトレンド入りしている。
NPO法人ほっとプラス理事の藤田孝典が、なぜ竹中が良くないかを簡潔に書いている。
こういう人を内閣の顧問にするスガも「良くない」のだ。
「竹中氏の過去の言動、その政策への影響力、市民生活への打撃を考慮すれば、批判や非難は仕方がない」https://t.co/qGKoHRQi7a
— 佐平次 (@saheiziinokori) November 30, 2020
根津の美術館や目黒の庭園美術館や三菱美術館などなど一人で歩き回ったおもいでがあります。
美術館にいくと色々な作品に出逢えて本当に楽しいんですよね!
こちらには美術館ひとつしかないので、
お住まいの近くにたくさんあるのがうらやましいです(^-^)
「後からあまりうまくない」←この感覚、よくわかります。