時は流れ、、てはいない 「時間は存在しない」(カルロ・ロヴェッリ)
2020年 11月 23日
今の政権を倒してもどうせ反知性的権力に変わるだけだと思うから、そこそこ飯を食っていられる人は「今の政権でもいいや」と火が自分の近くまで来るまで(結果的または消極的)自公支持にまわる。
選挙では棄権するか、なかには申し訳に野党に入れる人もいないではないが友人知人を誘うというようなことはしない。
反知性集団を嫌悪しても、そいつらに統治されることはしょうがないことだと受け容れて、それを屈辱だとは思わないのかもしれない。
弱者清算主義、姨捨作戦のコロナ対策に見られるような新自由主義経済政策の内心奥底における支持者なのかもしれない。
学問の自由なんて自分には無縁な概念でしかないと思い、日本学術会議がどうなろうと、明日の天気ほどの関心事ではないのかもしれない。
それがいつかは戦争に(どこかで)つながるのかもしれないが、それは自分の知ったことではないのかもしれない。
これらのことは僕にも多分に共通する。
今年初めての野球観戦だ。
アンチジャイアンンツ、ソフトバンクだって別に好きな訳じゃないが、コテンパンに「原巨人」をやっつけるのを見るのは愉快だった。
どうも吾輩、退嬰的になっておるなあ。
現代物理学者でなくても、過去と未来はあることは実感できても「今」ってほんとにあるのか?と感じる。
わたしたちの「現在」は、宇宙全体には広がらない。「現在」は、自分たちを囲む泡のようなものだ。遠くにあるのは、わたしたちの過去か未来であって、
では、その泡にはどのくらいの広がりがあるのだろう。それは、時間を確定する際の精度によって決まる。ナノ秒単位で確定する場合の「現在」は、数メートル。ミリ秒単位なら、数キロメートル。わたしたち人間に識別できるのはかろうじて10分の一秒くらいで、これなら地球全体が一つの泡に含まれることになり、そこではみんながある瞬間を共有しているかのように、「現在」について語ることができる。だがそれより遠くには「現在」はない。
その二つの間には幅のある「合間」があって、それは過去でも未来でもない。火星なら15分、プロキシマ・ケンタウリなら8年、アンドロメダ銀河なら数百万年の「合間」、それが「拡張された現在」なのだ。アインシュタインの発見のなかでももっとも奇妙で重要なもの、それを詩的な表現で説明する。
過去と未来、原因と結果、記憶と期待、後悔と意図を分かつものは、じつは、世界のメカニズムを記述する基本原則のどこにも存在しない。
では、誰がレオニダスと「同世代」なのか。
世代の構造は、相対性理論によって明らかになったこの世界の時間構造に似たところがある。
親子には前後の順序がある(数学者は「半順序」と呼ぶ)が、すべての二人の人間の関係に順序があるわけではない。
レオニダスの祖先からなる円錐形の過去があり、子孫で構成される「未来」がある。
祖先でも子孫でもない人はこの円錐形の外側にとどまる。
同じようにゴルゴーにも円錐形がある。
宇宙の時間構造も、これに似ていて、「時間的先行性」という関係は、円錐形の「半順序」なのであって、宇宙の出来事の間には、完全でない、部分的な順序が定められる。
「拡張された現在」は過去でもない未来でもない出来事の集まりで、わたしたちの子孫でも祖先でもない人々がいるように、確かに存在する。
即ち、共通の宇宙の現在というものは存在しないのだ。
どうやらこれが特殊相対性理論のようである。
NHK出版
富永 星 訳
今が良ければそれでいい 先の事なんてわかりゃしない
ツベコベ言わずとも楽がいいじゃん 誰かやってくれるよってね
時間は存在しないって難しいですが
色即是空 空即是色って頭に浮かびました
中学生時代に合唱部で歌った歌のこの部分が好きだったことを思い出します。時間のことは難しくてよくわかりませんけれど。
学術会議への攻撃は決して私たちと無縁ではありません。戦前も戦中も知りませんが歴史を知ることはできます。滝川事件から戦争に突入するまでに7年しかなかったことを考えると今のこの状況がとても恐ろしいです。
テイクさんが7年と書かれていましたけど、先日のモーニングショーで中国と軍事衝突の可能性が2027年と言っていましたね、歴史は繰り返すのかな。
その前の部分は多分、「これらのことは僕にも多分に共通する。」
わたしも何べんこういう本を読んでも理解できないし、覚えません。
それでも懲りずにまた読みたくなるのは、それが世界の謎を解こうとしているからでしょうね。
≪…その泡にはどのくらいの広がりがあるのだろう…≫をながしかくに(『自然比矩形』)にすると数の言葉⦅自然数⦆の【1 2 3 4】が創出できる絵本が「もろはのつるぎ」で、
SNSで上映中です観てください。
神話の力は、カオス ⇒ コスモス
神の旅根を呼び寄せコスモスに
のようにヤマトも成立したのかな。
数の言葉の世界では、根(√)がカオス(無理数)を生み、広さ(國土)とも生る。
数の言葉⦅自然数⦆の【1 2 3 4】は、モトモト カオス なモノから コスモス に仕立て上げたようだ。
この カオス ⇔ コスモス の
≪…過去でもない未来でもない出来事…≫ を表現できる数の言葉⦅自然数⦆の雰囲気がこれにあればいいなぁ~
ここに訪問出来たことに感謝しています。