扇風機とサツマイモの入ったすき焼

きのうは、エアコンの効くリビングで寝てみた。
嘘のように涼しく、５時に目が覚めた後も二度寝ができた。
パジャマがびっしょりになるなんて、異常だったと言うことに今頃気づく。

あまり寝ていないまま掃除や洗濯をして、ストレッチもして、エアコンのフイルター掃除で余計な汗をかいて、不機嫌をブログにぶつけて、納豆一個食べて歯医者に行った。
買い物をして帰宅、風呂に入ってもすっきりせず、晩酌も缶ビール一本でやめて、１０時過ぎには寝たのだ。今思うと、軽い熱中症になっている。
昨日だけでなく、何日かの疲労や日差しが蓄積してあふれ出したのだろう。
あれは何と言ったっけ、水がこぼれだす限界線、あれが年のせいで低くなっている。
良く寝た今朝も、涼しい部屋なのに、なんだかふわふわする。朝飯はトースト一枚半、チーズと亜麻仁油で食い、野菜サラダに、木耳を炒めて目玉焼き、ブルーベリーやナッツに蜂蜜をのせたヨーグルトどっさり、これだけ作れるし、その食欲もあるけれど、茶碗を洗ったりサンチの面倒をみたり部屋の中を行ったり来たりがどうもかったるい。
熱は３５・５度で平熱。
保冷剤を入れたタオルを首に巻いてこうしている。
テレビで熱中症は一過性ではないと言っている。
どうも、それだな、今日はうちに引きこもろう。（太子堂・八幡神社）

パソコンも熱中症らしく、写真がとりこめない。

スマホのギャラリーから、とりこんでいる。

どういうあんばいなのか？
学生時代は扇風機もなかった。
下宿した友人を冷やかしにいったら、黒い扇風機がブンブンいってる。
質屋で千円で買ったのだ、と急にブルジョアになったような顔をしたアイツ、どこでどうしているやら。
役所と取引をしている会社の保養所で、不祥事を起こして不遇の先輩の慰労会を企画、すなわち「人の褌で相撲をとった」ことを、同席した友人に咎められて取っ組み合いの喧嘩になったのだ。
それでソーシャルディスタンスができたわけでもないが、なんとなく疎遠になってそのまま。
赤提灯でモツヤキでも食いながらの方がよほどよかったのに、自分も「エラク」なったことを見せたかったのかもしれない。
そのとき、取っ組み合いを引き分けたのが、Ｍ君と僕、そのあとなんとなく、二人で赤提灯で飲みなおした。
そのＭ君の家は倉敷のはずれにあって、僕は夏休みに一人で訪問した。
倉敷には、寮の友人が何人もいて、みんなで駅のホームに迎えにでてくれた。
大きな麦わら帽子に下駄っぱきで降り立った僕の姿は「軟弱な倉敷」の連中には強い印象を残したようだ。
大原美術館とか鷲羽山などに足を延ばして遊んだ。
Ｍの家にみんな集まってすき焼きをご馳走になった。
そのとき、三台もの扇風機を部屋においたのをみて、こいつはどれだけ金持ちなのかと度肝を抜かれた。
そのときのすき焼には、サツマイモも入っていた。
あの辺りはそういうことをするのだろうか。
あとにも先にもサツマイモ入りのすき焼はあれだけだ。
甘ったるいすき焼をガシガシ食って（大びんの）ビールをガブガブ飲んだ。
これも人生の御馳走だな。