「そんなことを追及しても世の中はよくならない」マフィアの教えか

今朝の東京、一面で、経産省のインチキな多重委託構造を見直す有識者検討会が開かれたことを伝える。
その「透明性を高めるため」の会議は非公開である。
このニュースが報道されるようになってから、記者が経産省に何度も税金を使う委託・下請け業務の流れを問いただすと、ある幹部が

そんなことを追及しても世の中はよくならない

と言ったそうだ。
この言葉には既視感がある。
現役時代に、本社の会議で異見を言い立て、無視するが如くに体を交わされ、その夜、飲んだ友人に、なお納得のいかない胸の内を語ると、同情してくれるどころか、「そんなことを追及しても、、」とまったく同じ言葉が返ってきた。
世の中とは社内のこと、「よくならない」は「変わらない」であり、もっと言えば、「そんなことをされては俺たちも困る」なのだった。
俺はお前と違って主流派なのだ、親分たちのやることにいちいち逆らうわけにはいかないんだ、と言わんばかり、その顔はマフイアの三下のように卑屈な目つきであったことを思いだす。世の中をちっとはよくしたい、と思っていう意見が、そんなことをいっても無駄・徒労・はた迷惑だとする三下奴どもに「世の中はよくならない」と無下にされるのは理不尽で腹がたつ。
保身第一の我が身を恥じるべきなのに、訳知り顔に、お前は幼いなあ、と見下すのだ。
腹が立つけれども、そういうことで成り立っている世の中のように見える、、ことが多い。
多くの志が「そんなことを追及しても、、」の言葉によって殺されて、もうそういう必要がなくなった若者が、マフイアの一員として認められる。
マフイア国家日本か。
パン屋、店内に入るのは一人づつ、道を挟んだこっち側にオバサン二人がペチャクチャかしましい。
パン屋に並んでいるのかと尋ねたら、そうではなくて道端会議にすぎなかった。
新しい店をオープンする二人が、窓にいろいろデザインしている。
よりによって大変な時期に新規開店？
健闘を祈る。
予約しておいたパンを受け取って、角の肉屋で揚げたての一口ヒレカツを買って、本屋に入る。
久しぶりなので買いたい気持ちを抑えられず、カール・シュミットについて書いた文庫本を買ってしまう。
加藤陽子の本でシュミットの言葉を引用して、シュミットに興味が湧いているのだ。
一冊では収まらないので、「すばる」の７月号も、金石範の小説を読みたい。
さて、読みたい新本を手に入れて、すぐにも読みたい、ましてバスは学生たちで混んでいるし、カフエも何軒もある、５か月振りにカフエで本を読んだって罰は当たるまい。
あの店、この店と行ってみては、どうも混んでいそうだ、とか風通しが悪そうだとか、逡巡しているうちに、カフェ気分が消えていった。
禁煙したときに、吸いたくてたまらなくなったら、５０数える。
また吸いたくなったら、数を数える、、そのうちに気がまぎれる、それを繰り返したなあ。
（目黒区民センターの前の府立高校の記念モニュメント）

毎朝拝読していたブログが、とつぜん更新が止まって、もう二か月に近い。
今日こそはと毎朝訪問するが、健筆のまま動かない。
コロナのことを騒ぎすぎだ、インフルエンザとどれほど違うのだと批判していたけれど、もしやそのコロナに、と心配だ。

「新たな日常」なら、竹中ではないだろう！
新たな政権で新たなリーダーが新たな日本を構想していかなければなるまい。

新型コロナウイルスの収束後の「新たな日常」に向けて、竹本ＩＴ担当大臣は、記者会見で、ＩＴ技術の活用を検討するため、幅広い… https://t.co/sRIm3nnORs

— 佐平次 (@saheiziinokori) June 25, 2020