宣戦布告なき戦争 「天皇と軍隊の近代史」
2020年 06月 25日
立候補に合わせて、今日からは「自粛から自衛へ」と突き放していた嘘つき都知事だ。
再生産指数、検査数などを丁寧に公表し現在の危険度を説明するとともに、エッセンシャルワーカーなどを中心にもっともっと検査を(検査、隔離などに伴う経済的負担なしに)拡大すべきだと思う。
政府にとって「不都合」な発言であっても、記録に残し可能な限り公開することが、会議に対する信頼につながる。
— 佐平次 (@saheiziinokori) June 24, 2020
専門家会議 政府側求めで削除も|NHK 首都圏のニュース https://t.co/REQGJovvFf
小野寺という元防衛相が、ミサイル攻撃に対して「座して死を待つよりは」敵基地を積極的に反撃することを考えなければならない、みたいなことを言ってる。
イージス・ァショアのブースターが落下する範囲を制御できないからと、設置を撤回したとたんに、鎌首をもたげてきた「敵基地攻撃論」。
その理屈を突き詰めていけば、そもそも北朝鮮という国家をやっつけてしまえという敵国家攻撃論に行きつく。
米朝会談を前にして、アベはトランプに「北には譲歩しすぎないように」とアドバイスしたとボルトンが暴露している。
驚くことはない、日米の戦争屋たちは、北朝鮮さまさまなのだ。
北が攻撃するかもしれないと煽りたてることで、莫大なカネ(国民の)を使うことができるのだ。
支持率を上げるためにトランプはより一層、武器の爆買いを盟友/僕・アベに迫ることだろう。
国際法の父・グロティウス以来、中立国は、交戦国の双方を公平に扱うことが義務付けられていた。
第一次世界大戦が総力戦として戦われた結果、世界は経済制裁というものの効力を嫌というほど知ることになった。
「天皇と軍隊の近代史」(加藤陽子)である。
まず、国際連盟が、侵略国と認定した国に対して、いっさいの通商上金融上の関係を断絶しうると規約に定めた。
連盟加盟国は、侵略国に対して宣戦布告をしない中立国の立場に留まりながら経済制裁を差別的に行うことになった。
国際連盟に参加しなかったアメリカは独自に中立法を策定、同盟各国と共同歩調をとった。
イエール大学教授・ボーチャードは、それを次のように批判する。
外国の戦争を短期的に終わらせるのに禁輸を用いるという道義的な目的は、新しい概念を生み出した。それは、戦争を防止しなかったという理由でその国民を餓死させるのが中立の機能であるという概念である。この時点でナチスに加担していなかったカール・シュミット(独)も
経済に底礎された帝国主義は当然のことながら信用封鎖、原料封鎖、外国通貨の信用破壊などのごときその経済的権力手段を思うように使うことができ、かつ、それで万事事足りるような地上の状態をもたらそうと努めるだろう。武力で相手国の政策の変更を迫るのと、経済の威力でそうするのとの間に、果たしてどれだけの質的な差異があるかと問うた。
カール・シュミットはこうも述べている。
かかる弾力性、広い概念を用いて全世界の人々にその尊重を強制する能力、これこそ世界史的重要性をもった現象である。決定的重要性をもった政治的概念において重要なのはその解釈者・定義者・適用者である。(中略)人類一般の法生活・精神生活において千鈞の重みをもつ現象の一つは、真の権力者とは自ら概念や用語を定める者であることである。トランプもまた真の権力者になろうとして失敗しつつあり、それを極東のシモベが滑稽にも真似ようとしている。
コロナの国がしかけた宣戦布告なき戦争に降参だ。
史学、哲学の学科は頗る健在なのかしらん
本日の記事を拝読し,ふと思いました
ここでサックスひとり練習のかれ なんかいいな
ほっとけって返されそうですが
元々、ロッキードのレーダーの選択に元米軍の専門家さえ疑問を呈していたんですよね。
ブースターの落下危険も、もちろんあります。
導入決定時の防衛相小野寺は、何食わぬ顔で、とんでもないことを言う。
河野防衛相は、一つだけは、良いことをしたのかもしれませんね。