日本列島まるごとクルーズ船化大作戦のはじまりはじまり!&人生を貫くリズム 「孔子伝」(白川静)
2020年 02月 25日
検査体制の拡充には一歩も踏み込まずに、変だと思ったら自宅でじっとがまんしてろ。
7.5度以上が四日続いてもあわてて病院に来てはだめ、電話しなさい、二時間以上待つかもしれないけれど。
それで、お許しがでてから初めてかたじけなくもアリガターイ検査をしてもらえるかもしれないよ、って!
それで治るってわけではないけどね、って!
落語の「ぜんざい公社」よりひでーや。
日本中を隠れコロナで覆いつくそう、でも死んだときは、家族の意向で単なる肺炎ということにしとこう、ってこと。
すさまじい、政権の政権による政権のための保身対策であった。
題して「日本列島まるごとクルーズ船化大作戦」!
簡単な孔子の生涯について史記などの記述が間違っていることを指摘しながら推測していく。
漢字の先生だから、ぼくの知らない漢語が多発する。
そのつど、スマホまたは「常用字解」(白川静)で調べる。
裏表紙に「1989.3.19(平成元年)錦糸町西武にて」と亡母が書き遺した「岩波漢語辞典」の世話にもなる。
調べてもわからない言葉もある。
漢文の読み下しみたいな文章の意味を理解するのにけっこう手間取る。
手間取って、意味が分かると実に気分がいい。
孔子は、一生夢をみつづけた。夢に出てくるのはいつも周公であった。殷周の革命、西周の創業をなしとげた周公に夢であって、天命を聞いていたと思われる。
つねに周公を夢みることによって、孔子は自己の理想態への希求を捨てなかった。
孔子には、いろんな場面で孔子の行く手を阻む、陽虎というライバルが存在した。
孔子は陽虎のなかに自己の理想態に対する否定態としての、堕落した姿・自己の幻影を見ていたのではないか。
はじめての亡命以来、二十二年の間、孔子は一つの声と、一つの影の中でくらした。それは何れも、孔子自身が作り出したものである。孔子が弟子たちに、俺は隠すものはなにもない、というにもかかわらず、孔子の身辺には一種の神秘主義がただよう。
人は誰でもみな、そういう声を聞き、影をみながら生きる。それが何であるかを、はっきり自覚する人は少ない。その意味で孔子やソクラテスのような人は、稀な人格であった。偉大な人格であった。そしてもしそのことに注意しなければ、この偉大な人格の生涯を貫くリズムを、把握することは困難であろう。孔子の亡命生活、従ってその生涯の主要な部分には、緊張した美しいリズムが流れている。
弟子たちが「隠す」と感じたものは、おそらくその美しいリズムを動かしている何ものかを感じとっていたのであろう。私も孔子の生涯のうちに、そのようなリズムの流れを感ずるのである。と白川は書いている。
僕の人生にリズムなんてあるのだろうか。
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そらぽん
at 2020-02-25 17:00
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saheiziさんの記事からトクトクのリズムを拝聴中です
「この国は,子供が肺炎かかってもコロナの検査を
してくれない国か」を読み不覚にもなみだが
みんなの幸せの基を穢れた秤にかける者どもを憎みます
「この国は,子供が肺炎かかってもコロナの検査を
してくれない国か」を読み不覚にもなみだが
みんなの幸せの基を穢れた秤にかける者どもを憎みます
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saheizi-inokori at 2020-02-25 18:00
> そらぽんさん、医療崩壊を防ぐといいながら医療空白、医療破壊を起こしていますね。アベたちに涙はないのか?!
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eblo at 2020-02-25 19:52
モーニングショーで、何軒もお医者さんに行ったのに検査できず、高熱が続いても自宅で寝ているだけの子供さんのことをやっていましたね、どんなに辛いだろう、家族も辛いだろう、そう思うと悔しかったです。
そのあと、どのチャンネルか分かりませんが、韓国の感染拡大を、検査のために病院に行くからで、日本は自宅で待機させるからよいのだ、そのようなことを言う人がいて、ほー!そんな風に思う人もいるのだと。自分の子や孫でも同じことを言うのでしょうかね。
そのあと、どのチャンネルか分かりませんが、韓国の感染拡大を、検査のために病院に行くからで、日本は自宅で待機させるからよいのだ、そのようなことを言う人がいて、ほー!そんな風に思う人もいるのだと。自分の子や孫でも同じことを言うのでしょうかね。
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soymedica at 2020-02-25 21:49
先週末はアクセス集中していてなかなか開けなかったこれ、役に立ちます。
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_mizugiwa_200221.pdf
どうして人は学会や大学発の情報より「ここだけの話」「知り合いのそのまた知り合いから聞いた話」が好きなんでしょうねえ。ネットには原発事故の時のように爆笑物の対策があふれていて楽しいです。
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_mizugiwa_200221.pdf
どうして人は学会や大学発の情報より「ここだけの話」「知り合いのそのまた知り合いから聞いた話」が好きなんでしょうねえ。ネットには原発事故の時のように爆笑物の対策があふれていて楽しいです。
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saheizi-inokori at 2020-02-25 21:53
> ebloさん、そこは悩ましい問題ではあるのでしょうが、今の絞り込みはひどすぎると思います。
診てもらえない、重症化の話ばかり報道される、、それがかえって不安を募らせるのだと思います。早めに門戸を広げて検査をうけてやれば、「正しく恐れる」ことにもつながるのではないでしょうか。政府の説明不足、能力不足、それによる失敗、国民不在のアベ政権にたいする不信感、、悪い条件ばかりですね。
診てもらえない、重症化の話ばかり報道される、、それがかえって不安を募らせるのだと思います。早めに門戸を広げて検査をうけてやれば、「正しく恐れる」ことにもつながるのではないでしょうか。政府の説明不足、能力不足、それによる失敗、国民不在のアベ政権にたいする不信感、、悪い条件ばかりですね。
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saheizi-inokori at 2020-02-25 22:16
> soymedicaさん、そういう情報はネットもさることながら、見かけのよい人物からの濃厚接触情報がだまされやすいような気がします。理屈ではなくて目の前の人間を信じたくなる、そんなところが私にはあります。
教えていただいた記事は明日読みます。
ありがとう。
教えていただいた記事は明日読みます。
ありがとう。
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j-garden-hirasato at 2020-02-26 07:02
専門家会議で、
何が話し合われているんでしょうね。
何が話し合われているんでしょうね。
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saheizi-inokori at 2020-02-26 10:17
> j-garden-hirasatoさん、机上の空論、それならまだまし、厚労省の作文の追認のための雑談ではないでしょうか。
by saheizi-inokori
| 2020-02-25 08:35
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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