目出度い能始 能「西王母」狂言「財宝」&アベさんにアドバイス
2020年 01月 05日
能始、初能、キップが取れなかったから中正面、でもここもいいじゃないか。
うまく行かないことを好い方に解釈したりひきずらないでいるとスンナリ行った時より面白い展開になるというのはぶらり旅の極意だ。
考えて見れば能楽堂に座って時空間を思いのままに行ったりきたりする能を観ているのもある種のぶらり旅かもしれないな。 枯露柿が飾ってある鏡餅、写真を撮る人、とくに記念写真を撮る老人カップルが多い。
亡妻は生前はとても能見物なんて考えられもしなかったが、卒論が西行だから、連れて行ってあげたら喜んだことだろう。 旅のお供は、コンビニのオムスビ、能楽堂の庭で食う。
番号順に包装紙を抜いていくと上手に剥けるはずなのだが、今回も失敗、危く下に落とすとことだった。
ちぎれた海苔とムスビを交互に食えば、海苔ムスビの味がする。 能「西王母」
山本東次郎が丸いドームのような帽子を被って周の穆王の官人。
まもなく、名君‣聖王がここにくるからみな参内せよと触れる。
福王和幸、作り物の宮殿につかえそうな長身、かっこいい。
本人が自分が古代から今までで最高の聖王で世界が平和に収まっていることを寿ぐ。
仙女が現れ、3000年に一度実のなる桃の花が咲いたのは帝王の徳によるものだからと献上する。
それは、あの有名な西王母の桃かと問えば、今は何も言わず、
税金で飲ませ食わせ、バスまで用意して花見に集める歴代最悪の宰相へのあてつけのようだ。
後半は、西王母が現れ、一口食べれば三千歳の寿命を得るという桃を献上して中ノ舞を舞う。
元気のいいお囃子で派手やかな舞台であった。
惜しむらくは、仙女・西王母のオーラがイマイチだったこと。 (葉が落ちてさっぱり、寂しくなったなあ、よく見たらミヤギノハギがまるごと刈られている。
根っこは残っているようだから、また花を見られるだろうか。
いつもと順番が逆で、狂言が後になった「財宝」
財宝(さいほう)という名の長寿の祖父のところに成人の命名を頼みに行こうと三人の孫が語らう。
同じことの繰り返し3回がくどいようだが、狂言独特の伸びる古い言葉の響きを楽しむ。
腰が痛いというお爺さんが、弱弱しく語るが、ちっとも来なかったのは見捨てられたかと思ったとか、皮肉を言ったりする。
たっての願いと言われて、それぞれ「興がり」「真興がり」「面白う」と名付けると三人大喜び。
三人に百貫づつの祝いもやる。
お持たせの竹筒(ささえ)に入った酒を飲む。
爺さんが飲み、興がりにやり、返杯を受け、真興がりにやり、返杯を受け、、、爺さん強いな三対一でゆう然と大杯を飲み干す。
謡いを所望し、興がりが「御子孫も繁盛、御寿命も長く、、」朗々と謳い、二人も歌いながら酌をする。
爺も所望され、よろよろしながら、孫たちの歌う「浜千鳥の友呼ぶ声はチリチリやちりちりちりや」に合わせて、ふわふわと舞う。
ほい、大変だ、名づけた名前を忘れてしまった、それぞれ名乗れ。
忘れないために、お囃子に合わせて名前を名乗れ。わしは寝るから肩車して寝所に連れていけ。
はいはい、二人が腕を組んで馬を作り、その上に跨った爺さん(後ろから一人が支える)が
孫の肩を抱いたり覗き込んだり、孫はかわいいのね。
冗長といえば冗長だが、そのリズムに身を委ねてノンビラコ、ぼくも財宝爺さんになったつもりでいい気持。 寒くなったので銭湯をやめて、夜次男夫妻とヒブスマの予約があったが、カミさんが不調なのでキャンセルする。
正月早々で申し訳ないと恐る恐る電話をしたら、明るく「今年もよろしくお願いします」、その調子にほっとする。
一膳めしやに入って、酒を頼むとカレーのルーを「つまみに」と。
鯖の塩焼き、豚キムチ、納豆、冷奴で二合飲んで帰宅。
どうもこういうのがぼくのベースを作っているらしく、うまいし落ち着くのだった。
アベはね、ドウセ無駄だからトランプに文句をいってもしょうがない(文句を言おうとはハナから毛頭考えてはいないだろうが)と考えずに、ほんとはね、ダメでもちゃんと「トランプよ、ちったあタシナミなさい」と(マジに)言うことが大事なんだよ。
そういう姿が国民や国際社会の信望を得て発言に重みがでるのだ。
こういうときに諌めてくれる真の友人や側近が得られるのだよ。
ネトウヨとか営業右翼じゃなくてね。
そういうときの「快感」をいちど味わって御覧、もっといい顔になるぞ。
うまく行かないことを好い方に解釈したりひきずらないでいるとスンナリ行った時より面白い展開になるというのはぶらり旅の極意だ。
考えて見れば能楽堂に座って時空間を思いのままに行ったりきたりする能を観ているのもある種のぶらり旅かもしれないな。
亡妻は生前はとても能見物なんて考えられもしなかったが、卒論が西行だから、連れて行ってあげたら喜んだことだろう。
番号順に包装紙を抜いていくと上手に剥けるはずなのだが、今回も失敗、危く下に落とすとことだった。
ちぎれた海苔とムスビを交互に食えば、海苔ムスビの味がする。
山本東次郎が丸いドームのような帽子を被って周の穆王の官人。
まもなく、名君‣聖王がここにくるからみな参内せよと触れる。
福王和幸、作り物の宮殿につかえそうな長身、かっこいい。
本人が自分が古代から今までで最高の聖王で世界が平和に収まっていることを寿ぐ。
仙女が現れ、3000年に一度実のなる桃の花が咲いたのは帝王の徳によるものだからと献上する。
それは、あの有名な西王母の桃かと問えば、今は何も言わず、
桃李ものいわず、下自ずからみんな集まる。
税金で飲ませ食わせ、バスまで用意して花見に集める歴代最悪の宰相へのあてつけのようだ。
後半は、西王母が現れ、一口食べれば三千歳の寿命を得るという桃を献上して中ノ舞を舞う。
元気のいいお囃子で派手やかな舞台であった。
惜しむらくは、仙女・西王母のオーラがイマイチだったこと。
根っこは残っているようだから、また花を見られるだろうか。
財宝(さいほう)という名の長寿の祖父のところに成人の命名を頼みに行こうと三人の孫が語らう。
同じことの繰り返し3回がくどいようだが、狂言独特の伸びる古い言葉の響きを楽しむ。
腰が痛いというお爺さんが、弱弱しく語るが、ちっとも来なかったのは見捨てられたかと思ったとか、皮肉を言ったりする。
たっての願いと言われて、それぞれ「興がり」「真興がり」「面白う」と名付けると三人大喜び。
三人に百貫づつの祝いもやる。
お持たせの竹筒(ささえ)に入った酒を飲む。
爺さんが飲み、興がりにやり、返杯を受け、真興がりにやり、返杯を受け、、、爺さん強いな三対一でゆう然と大杯を飲み干す。
謡いを所望し、興がりが「御子孫も繁盛、御寿命も長く、、」朗々と謳い、二人も歌いながら酌をする。
爺も所望され、よろよろしながら、孫たちの歌う「浜千鳥の友呼ぶ声はチリチリやちりちりちりや」に合わせて、ふわふわと舞う。
ほい、大変だ、名づけた名前を忘れてしまった、それぞれ名乗れ。
忘れないために、お囃子に合わせて名前を名乗れ。わしは寝るから肩車して寝所に連れていけ。
はいはい、二人が腕を組んで馬を作り、その上に跨った爺さん(後ろから一人が支える)が
財宝が孫ども 名をばなにとぞ申すぞお囃子が入り、ひとりひとり尋ねると「興がりと申す」「ま興がり」「おもしろう」、なんどもなんども繰り返す。
孫の肩を抱いたり覗き込んだり、孫はかわいいのね。
冗長といえば冗長だが、そのリズムに身を委ねてノンビラコ、ぼくも財宝爺さんになったつもりでいい気持。
正月早々で申し訳ないと恐る恐る電話をしたら、明るく「今年もよろしくお願いします」、その調子にほっとする。
一膳めしやに入って、酒を頼むとカレーのルーを「つまみに」と。
鯖の塩焼き、豚キムチ、納豆、冷奴で二合飲んで帰宅。
どうもこういうのがぼくのベースを作っているらしく、うまいし落ち着くのだった。
そういう姿が国民や国際社会の信望を得て発言に重みがでるのだ。
こういうときに諌めてくれる真の友人や側近が得られるのだよ。
ネトウヨとか営業右翼じゃなくてね。
そういうときの「快感」をいちど味わって御覧、もっといい顔になるぞ。
Commented
by
そらぽん
at 2020-01-05 16:39
x
気がふれているトランプに アベが何か言うでしょうか
ご自分も同病です だいたい英語できないし 12月20日
20年振りロハウニ大統領の急遽訪日,すぐ後の派兵決議
きょう日本の隣りの露中がイラン支持表明。。。目が廻る
納豆冷奴で胃がおちつく一膳めしや 写真がありがたいです
ご自分も同病です だいたい英語できないし 12月20日
20年振りロハウニ大統領の急遽訪日,すぐ後の派兵決議
きょう日本の隣りの露中がイラン支持表明。。。目が廻る
納豆冷奴で胃がおちつく一膳めしや 写真がありがたいです
0
Commented
by
saheizi-inokori at 2020-01-05 17:11
> そらぽんさん、ゆうわけないでしょうね。話せば提灯もちがいいところ、テロ支援国になってしまいます。
Commented
by
ikuohasegawa at 2020-01-06 06:12
萩は晩秋に根元でバッサリして翌年の花付きをよくするのだそうです。
Commented
by
j-garden-hirasato at 2020-01-06 06:21
カレーのルーが肴ですか。
日本酒と合いました?
日本酒と合いました?
Commented
by
saheizi-inokori at 2020-01-06 06:27
Commented
by
saheizi-inokori at 2020-01-06 06:28
> j-garden-hirasatoさん、それが結構合うのでしたよ。
Commented
by
福
at 2020-01-06 06:48
x
昔の刑事ドラマでは、こういう飯屋で先輩刑事が若手に事件について意見を述べる、というシーンがでてきます。秘密保持の原則からすれば、あり得ないことですが、飲みながら食いながら話すという難しい演技が見られます。
「このヤマの鍵はゴルフだな?」「どういうことですか、それ。〇〇さん」
「ま、このカレー食ってみろよ、うまいぜ」
「このヤマの鍵はゴルフだな?」「どういうことですか、それ。〇〇さん」
「ま、このカレー食ってみろよ、うまいぜ」
Commented
by
saheizi-inokori at 2020-01-06 09:38
Commented
by
soymedica at 2020-01-06 12:28
Commented
by
saheizi-inokori at 2020-01-06 13:11
by saheizi-inokori
| 2020-01-05 12:52
| 能・芝居・音楽
|
Comments(10)