しみじみと 「真説じょんがら節」(CD)
2019年 12月 28日
ハアここに哀れなリンゴの口説き1931年、工藤美奈子の唄、光股線流の三味線、一戸兼作の太鼓、津軽じょんがら節だ。
わしの生れは西洋でござる 西洋リンゴとあだ名をつけて
ハア頃は明治の27年の 日清戦争の始めの時に 遠い日本の津軽の里へ
ハア海山隔てて嫁入りさるる□□(なり?)に畑に植え付けしまい
花を咲かせて実をみのらせて
ハア長の月日を雨風受けて 色も付かない青みのうちに
紙の牢屋に包まれまする
三味線奏者、大道芸人をされている鬼澤伊佐さん@sabasabiのツイッターで知ってCDを買った。
映画「津軽のカマリ」を観たのは、もう一年前のことだ。
あの映画の主人公、高橋竹山も登場するが、主体は彼の師匠格たちだ。
冒頭のリンゴの唄はその冒頭に置かれる。
二枚目にはイタコ口ヨセなども収録されている。
我も五年ぶりでこの弓の先さ呼ばわれて かかや子供の顔見てさっぱとしたでばなと言って、器量もよくて学問も出来て人中さ出しても恥ずかしくない男と褒め囃された博労だった自分が癖の悪い馬が自動車に驚いたために落馬して死んだと語り、3月から8月半ばまでの間に火事地震などに気をつけよという。
八百屋お七などの「事件」をふくめて自然や暮らしぶりなどを唄う、というより口説く、ときに哀切にときにコミカルに。
三つものなんて知ったかぶりを書いたけれど、僕はその違いを聞き分けることもできないし、言葉も聞き取りがたい。
でも、しみじみ「炙ったスルメ」を噛むようにして聞いていたい。
越後の瞽女(盲女)が、陸伝いに伝えたのが根っこにあるらしい。
地吹雪の中を門付けして歩いた盲人の姿なども思い浮かべつつ酒を飲むのだ。
亡くなった友人夫妻と来て以来のヒルズ界隈、辛党の男がアイスクリームみたいなものをむしゃむしゃ食べるのをちょっと不思議な気持ちで見ていた。
彼は病気の重篤であることを知っていたけれど、それを面に出さずに、それでも、それだからか俄かになんども、秋田から会いに来てくれたのだった。
僕は鈍いから、なんとかなると思っていたのだ。
でも、何ともならないと知っているより良かったのかもしれない、どうなんだろう。
そんなことを考えながら新潟のアンテナショップで栃尾の油揚げやヨモギ餅を買ったりしていた。
Commented
at 2019-12-28 19:56
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
こんばんは
サンチくん、かわいくなったね^^。
ふわふわの毛並み、冬は少し長めかな。
触りたい(笑
サンチくん、かわいくなったね^^。
ふわふわの毛並み、冬は少し長めかな。
触りたい(笑
0
Commented
by
saheizi-inokori at 2019-12-28 22:15
Commented
by
saheizi-inokori at 2019-12-28 22:16
Commented
by
j-garden-hirasato at 2019-12-29 07:47
表参道ヒルズとは、
シャレたところでお買いものですね。
シャレたところでお買いものですね。
Commented
by
saheizi-inokori at 2019-12-29 10:12
> j-garden-hirasatoさん、シークレットセール、会員だけの3割引きにつられたのです。
Commented
by
Deko
at 2019-12-30 10:36
x
サンチくん可愛いですね。ぬいぐるみと間違えそうです。散髪代は高いのでしょうね。ご近所の方が自分の散髪代より高いそうぼやいていました。丹波黒豆を煮ました難しいですね塩梅が 連れが今一つ 私 自分煮たら。。。暮れの会話でした。
Commented
by
saheizi-inokori at 2019-12-30 10:50
by saheizi-inokori
| 2019-12-28 11:55
| 能・芝居・音楽
|
Comments(8)