ブログと音楽と本と 「短編画廊」(ローレンス・ブロック編)
2019年 12月 16日
中学の毎日音楽コンクールの課題曲だったか自由曲だったか(もう一曲は「小さい秋」)。
優勝候補だと勝手に思っていたのに負けて、それでメンバー一人づつ先生の前で歌わされて僕と数人が外された歌だ、クヤシかったなあ。
懐かしい曲なのに、後が続かない。
「吹き鳴らせ!角笛高らかに」勢いよく!と言われてなんどもやり直した個所などが切れ切れに浮かぶが、全体がつながらないなあ、夢のなかみたい。
脚の激痛をこらえて認知症のご主人の介護をしている久子さん、昨夜はご主人が裸で外に出て締め出されてしまったらしい、たまたま部屋番号を思い出したから良かったが、久子さんは汚れたベッドや着衣の始末などもさぞかし大変だったと思う。
僕より一回りも先輩なのだ。
奥会津の古い家の大きな神棚の上に登って煤祓いをしたハルさん、長年のRA(関節リウマチ)に悩まされながら、いつも明るく暮らしておられるtsunojirushiさん、やはり足の痛みと相談しながら美しい花やお菓子作りを楽しんでいる頃さん、日々の移り変わりに美しいもの、美味しいものを見つけて、身のまわりをきれいに片づけているモモさん、、いろんな方たちがたとえ辛いことがあっても前向きに暮らしておられるのを思い、自分の怠惰を戒めるのだ。
僕のブログの左側に並んでいる「梟仲間」のリストは伊達じゃないのさ。
カミさんが検査で病院に行った後、ひとあたり片づけてPCの前に座りFMを聴くと、
ラジオのは子どもたちの合唱だったが、これはこれで悪くないかな。
しばらく子どもの冬の歌の合唱を聴いていたら、元気がでてきた。
ブログと音楽が僕の元気の源かな。
いや、ほかにもあるぞ、このブログは「本の戯言」でもある。
さいきん、その本を読む時間が減った、ツイッターのせいでもあるし、加齢でもある。
読めば面白いのだから本のせいじゃない。
エドワード・ホッパーの17枚の絵にインスパイアされて出来た短編集、ローレンス・ブロックの編集だ。
高校生の時に妊娠して、親から施設に入れられて生まれた子どもを抱きしめることも、さよならを言うこともなく、離れ離れに生きてきた、その母にその子どもが会いに行く話。
この絵から、どうしてこんな哀しく感動的な話を紡ぎ出すのか、作家のインスピレーションと想像力・創作力はすばらしい。
ローレンス・ブロックが呼びかけた売れっ子の作家たちの大半が喜んで企てに応じてくれたのは、ホッパーの絵に惹きつけられたからだという。
ホッパーはイラストレーターでも物語画家でもない。ただ強く抗いがたく示唆している。絵の中に物語があることを、その物語は語られるのを待っていることを。彼はある一瞬を切り取ってわれわれに提示する。そして、その一瞬には明らかに過去と未来がある。しかし、そのふたつを見つけるのはわれわれの仕事だ。さあ、きょうは画廊で暮らそう。
きのうは都立大学でパンとコーヒーを買い、直った靴を受け取って帰った。
今日は青空です!
阿波踊りによく似ている、かつて二回ほど参加しました。
ブログ、私は意志が弱いからいちど休むとグズグズになってしまうようで、なんとか続けています。
みなさんのコメントが支えです、よろしく!