菅原だけではない、もっと良くないのが萩生田の「身の丈」発言だ
2019年 10月 26日
案の定、関電事件、アメリカとのヒドイ貿易協定、福島の汚染水の処理など難問を処理しなければならない経産大臣の菅原が一か月半で辞職することになった。
公職選挙法に違反したわけだから、とうぜん議員も辞職すべきだ。
だが、それではすまない。
菅原よりも悪質・不適格で辞職すべき大臣は萩生田文科大臣だ。
文科省が受験生や高校長・教師たちの反対を無視して、無理やり実施しようとしている大学入試の改悪。
たとえば、高校二年生がこれだけはっきり問題点を挙げている。
◆筑駒の高2の主張
— どーも僕です。(どもぼく) (@domoboku) October 25, 2019
①新しい入試制度は不公平で
②適切に採点されそうになく
③思考力はロクに測れない問題設計
④文科省は思考力を働かせた議論を
この高校生、経済格差で受験すらできなくなる子を「身の丈に合った受験を」と切り捨てる冷血無能文科大臣と入れ替えたい。https://t.co/F5lUloCLiI
その中で「地方の高校生は英語民間試験を受けるだけで交通費、宿泊費がかかってしまい、親にこんな負担はかけられないと憤っています。」というのに対し、萩生田大臣は、それは予備校に行けない人と行ける人の違いと同じで、それぞれの高校生は経済的事情の「身の丈にあった」受験をすればいい、という趣旨の発言をした。
僕は貧しかったから、予備校など行けないし、受験のために上京する交通費や受験料の負担がきつくて、一校だけしか受験できなかった。
どうやら萩生田たちが考えている新しい制度は、その一校すら受けられなくするらしい。
文科省大臣というものは、憲法26条の「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」ならびに教育基本法に定められた教育の機会均等を実現するために最大限の努力をすべきなのに、経済的理由などで受験の門戸を狭くすることを積極的に推進しようというのだ。
萩生田大臣による問題発言の切り取りです。
— Chris Redfield Ken (@redfield_ken) October 24, 2019
英語民間試験の問題である経済格差、地域格差など公平性について、
「あいつ予備校通っててずるいよな、と同じ。身の丈にあった試験を。」
「人生で一回や二回は故郷から出て試験の緊張感を味わうのも大事。」
などと発言。
文科相とは思えない。 pic.twitter.com/OJlWilKgVH
経済的な身の丈が違っていても、そのハンデイをなくすべく制度を作るのが大臣の任務であるのに、その反対のことをやろうとしている。
格差の拡大を肯定する新自由主義は、親の貧困をも子供の自己責任というのだろうか。
僕は羽牛田は、菅原大臣以上に大臣としての資格はないと思う。
即刻辞職すべきだし、この種の不祥事のたびに「私の責任」といいながら、一度も責任を取ったことがないアベも今までの分も含めて辞職すべきだ。
萩生田の執務室には教育勅語が掲げられていると前川喜平氏が言っていましたね。
日本国憲法の下で文科大臣になってはならないそんな人物を任命したアベにもちろん任命責任があり、「任命責任は私にある」と言うだけで責任をとった気になるアベを即辞めさせなくてはならない、のだけれど・・・。
文科省に身を置く資格のない人ですね。憲法違反です。脛に傷を持ちながらまだ国会議員を選んだ選挙区の選挙民もこれで考え直すのではないでしょうか。頑張れ高校生