微力でも 「プラスチック・フリー生活」(シャンタル・プラモンドン&ジェイ・シンハ)
2019年 10月 21日
めんどうだけど電気カミソリとは違うひとときがあるのだ。
泡を口のまわりに乗せながら、ふと、あ、これもいけなかったんだと、気がついた。
スプレー式のシェ―ビングフォームやジエルには別れを告げよう。どちらも、パッケージもひどいうえ、さまざまな石油系材料や人工の香料(フタル酸エステル入り)、吸収促進剤(クリームをあなたの肌の奥深くまで浸透させる薬剤)などが含まれている。そうだった、ずいぶん前に、当時の床屋が使っているような小さな陶器に粉せっけんを入れて泡を立ててブラシで塗りたくっていたこともあったのに!
そういえば今は床屋もシェ―ビングフォ―ムだ。
本書はプラスティックフリーという、実行不可能な命題に向けて、どれだけ前進できるかを具体的かつ丁寧に、代替できるものも、ときには商品名をあげて教える。
その前に、プラスティックとは何か、なぜプラスティックを避けなければならないかを説く。
BPA(ポリカーポネイトやエポキシ樹脂などのプラステイックの原料となる)は、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)であること、ごく微量でも、肥満やガンなどさまざまな健康上の問題を引き起こす可能性が指摘されている。
プラステイック製品を作るために大量の、着色剤、芳香剤、可塑剤、充てん剤、硬化剤、滑剤、難燃剤、発泡剤、帯電防止剤、防カビ剤、抗菌剤などが使用されるが、これらの添加剤はポリマー(プラステイックの化学構造)に化学結合していないために、容易に漏れ出して、口や手から人体や空中、地中、海中に吸収されてしまう。
海中に入ったプラステイックは、微細化し、海中に既にある化学物質を吸着していく。
それらが鳥や魚に捕食され食物連鎖を経たのちに毒素が濃縮されてヒトの口に入る。
だって、「避けたい」がペットボトル、ポリエステル生地、フリース、マットレス、スポンジ,CD・DVD、眼鏡のレンズ、携帯電話、PC、自動車の部品、ペンキ、、「絶対避けたい」がポリ塩化ビニルで点滴バッグ、医療用チューブ、シャワーカーテン、合成皮革、フローリング、シャンプーや洗剤などの各種ボトル、クレジットカード、、「比較的安全」がアクリル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを使った物(代表的な用途が載っている)、なんて知っても、いったいどうしたらいいのだろう。
台風のあとのゴミ片付けや、あのビニールシートなど、さらにはフクシマの放射性物質のことなどを思うと思考停止になる。
僕はもう今更これらの及ぼす害を避けて長生きをする年ではない。
この年まで生きてこれたのは、きっと子供の頃に木やガラス、畳(ほんものの)、紙、石鹸、木綿、有機で粗食、喉が渇いたら水道の水、炭、歩くか自転車などで暮らしてきたことが、良かったのかもしれない。時代と親に感謝だ。
でも、皮膚が老化したせいだろう、化学繊維の服を着ると痒くなり、湿疹ができたりする。
誕プレに貰った純綿の靴下やTシャツの着心地の良さを痛感している(若い頃はなかった感覚)。
これは、アベ的なものと闘うのが若者や子供たちのためなのと同じかもしれない。
微力というのも憚られる、ほんの気持ちだけの戦いかも知れないというところもよく似ている。
去る者、跡を濁さず、そういうことのようだ。
それを要すれば、
レジ袋をやめてマイバック、ペットボトルをやめてマイボトル、プラスチックコップ&ふたを避けてマイカップ、プラステイック製の食品容器をやめてマイ容器、プラスチック製のナイフ・スプーン・フォーくをやめて非プラステイックのもの、プラステイック製のストローをやめてマイストローを持ち歩く。
ということ。
やっぱり、微力の積み重ね、選挙の一票と同じだな。
プラスティック(アベ的なもの)の危険に気づくことから始まるというところも。
だから、上級編として「プラステイック・フリー生活を広める」ことについても一章が設けられている。
服部雄一郎 訳
NHK出版
100円ショップで買うとき「100円だからダメ元」と思ってしまいます。
今行っているモルディブの島では野積みにしたゴミをそのまま燃やしています、島民の健康被害が心配です。
最近は海の中でプラスチック製品を見ることが多いです、袋やペットボトルなどたびたび拾います。
昔の笑い話を思い出しました。記事とは関係ありませんがちょっと。
八丈の海の中で白い物がフワフワしていて、私たちは顔を見合わせて怖がっていました、幽霊がこっちへおいでと手を振っている姿に見えたのです。大きなゴミ袋でしたけど、あの頃はゴミがあるのは珍しかったです、15~20年ほど前でしたけど。
レジ袋が全くないとゴミをどうまとめで出せばいいんだろ?とかねてより悩んでいるのです。
便利なので使っているメラニンスポンジや水切りネットもマイクロプラスティックのもとだと言うので手持ちが無くなったら止めようと考えています。完全にプラスティック製品を使わなくするのは難しいですが、少しずつみんなが始めれば大きく変わるのではないかなぁ。そして企業や国も変わらなくてはなりませんね。
「アベ的なものと闘う」と云う表現がいいですね。アベ的なものがいっぱいあるので闘い甲斐がある・・・?
独は来年から全てのデパートや店舗でプラBag禁止に。
来年の原発全撤廃完了。緑の党は政権への距離縮める。。
全て国民の一票から。私達もできないはず無いわ アベ下ろし!
アベ的なものの最悪はウソ、フェイクだと思います。そこもプラスチックに似通っているように感じます。
どぉしようも無いゴミの山だけが残って、でも、人はそれを見ようとしない。
あきません。皆責任取らなね、けど、どぉやって? 使う前から考えなあかんことやったんです。
ただフランスのゴミ袋は。なん%か植物系で作ってるものを販売しています。それもできるだけたくさん使わずに。ついでながら私は節水も。風呂の残り湯を洗濯に使えない(全自動だから)ので、ためて植木にやっています。
佐平次さんとこの洗濯回数多いなあと思うのですが。たった二人なのに。
どんなこともまず少しからでも。。たとえ牛歩的でもやらないよりまし。外食も少ない方がいい。(笑)飲み過ぎもね。
外食も飲み過ぎも、、でもね、これは私そのものなんです。プラスチツクとはあまり関係ない飲み方やお店を心がけています。
まあ、劣等生ではありますが。
嘘フェイクで国民を諦めさせ まんまと増税とは
山本氏から知識とエネルギーを補填。諦めませよーダ
Youtube
山本太郎(れいわ新選組代表)おしゃべり会 種子島 2019年10月19日