消費税アップは麻生の顔をたてるため？

台風一過、ひねもす恐ろしいような青空が続いた。
ゆうがた散歩に出ると、おや、どこからだろう、いい香り、金木犀だ。いつも家の周りに花の鉢をきれいに並べていらした奥さんの家に咲いていた。
家を閉じて半年以上になる、近所の人に尋ねたら引っ越したと、つつがなきや。
神社では、笛や太鼓に合わせて獅子舞の稽古をする若者とオジサン、屋台もいつもよりちょっと少ないが、まあ、昨日でなくてよかった。なんというのか、ぼんぼりみたいなのを撮っていたら、玄関があいて奥さんが出てきた。
すみません、ちょっと写真を、といったらにっこり笑ってくれた。我がマンションの入り口にも金木犀はあるのだ。
秋田のももさんが咲いているという記事を書いてくれて、それからしばらく気をつけていたけれど気配がなかったので油断していたら、こっちも咲いていた。晩飯の前にＢＳ朝日で田原総一郎司会の討論番組をチラ見、財務省出身、竹中平蔵や第一次安倍内閣のブレーンだった高橋洋一が、

消費税は目的税じゃないから社会保障に使われることはない、そんなことはアベも承知している。消費税をアップしたのは麻生の顔を、そういつまでも潰せないという政治的な動機からだ。アベとアソーは格別の仲、麻生が欠けたらアベはもたないことは麻生も承知のこと。
消費税をあげたら景気悪化するのは当たり前なんで、安倍も消費税で取っただけのものは全部還元するつもりだ。ほんとなら全品目に軽減税率を適用すればいいのだが、それも財務省が恥ずかしがるから、、。

などと、ぬかしおった。
まんざら出鱈目でもなさそうなのが腹が立つ。祖母の歌から。

夏のみが帰れる嫁と思ふにもくやしかりけり汽車の不通は

夏の台風で中央線が途絶、母が長野から来れないときがあった。
夏休みの僕たちは先に子供だけで日下部（今の山梨市）の祖母・叔母のところで遊んでいて、母が墓参りと親戚への挨拶を兼ねて僕らを迎えにくる習わしの頃があった。
母の句。

秋雨の傘賑やかに無言かな

今朝の雨は、そんな雨だ。
被災地を虐めないでくれよ。