真実を知ることが人を退廃から救い出す 映画「プライベート・ウオー」
2019年 09月 25日
きのうは早朝に洗濯をすませてトーストを齧り病院に急いだ。
急いだ甲斐あってほぼ予約時間に呼吸器と循環器をすませた。
さいきん頭の鈍痛があるので、循内の先生のアドバイスで脳外科に寄ったらすぐにCT(何もないと思うけれど念のためにね、と断る先生)を撮ってもらって、やはり何もなかった。
そのまま渋谷までバスで出て千代田線で日比谷に向かう。
予約しておいた映画まで時間がある、昼飯を食うとして、、待てよ、近くにOさんが働いているはず、ラインで誘ったら、ランチを付き合ってくれることになった。
昔懐かしい西銀座デパートの葡萄屋で、鶏の定食を食べたあとはルミネのタリーズでコーヒー、店頭に長い列ができているのに店内は空席がいっぱいある。
テイクアウトの紅茶の捌きがまずいようだ。
ランチタイムに一種類だけの定食に絞り込んで回転を良くしている「未来食堂」の話をしたくなるではないか。
メニューの数を絞るのは、調理のレベルを保ち食材ロスを減らすこともできる。
新橋ビルに、稲庭うどんだけに絞って成功している店があって、僕はスタッフを連れて行ったりして参考にさせたことがある。
Oさんもその一人で、「七蔵」という名前も彼女が想いだしたのだ。
観た映画は「プライベート・ウオー」。
世界の戦争地帯の危険な場所に突撃取材をして、戦争の真実を世界に発信し続けた英国サンデー・タイムズ紙の特派員アメリカ人ジャーナリスト、メリー・コルヴィンの話だ。
スリランカで砲撃されて片目を失い、黒い眼帯がトレードマーク。
「戦闘機や爆撃機には興味がない、被害者は女性、子供、市民、それが戦争の真実」、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に襲われて入院をするが、「真実の追求」という使命感、「戦場の魅力」にも中毒しているようだ。
豊かで平穏な生活、恋人との逢瀬に背を向けて、イラク、アフガニスタン、リビアと「転戦」する。
軍隊がジャーナリストの行動を規制するが、一切無視して立ち入り禁止地区に突入する。
悲惨というのもありきたりで気が引けるが、まさに悲惨な、ぼろ切れになったような女子供の絶望に満ちた映像を見ていると、腹がたってくると同時に何も出来ないという無力感に襲われる。
ここに描かれた戦争は、その悲惨な犠牲の上になにが達成されたのだろう。
「今まで取材したどこよりも悲惨な」シリアのホムスに乗り込んで、この世の地獄のように過酷な状況で孤立している28,000人の市民の、アサド政権の嘘を暴露する現状を、砲撃の中でチャンネル4、BBC、CNNに同時ライブ中継を行う場面は感動的だ。
メリー役は海賊の女親分のようにカッコイイ、低い声に迫力と魅力がある。
エンドロールで、流れるRequiem for a Private Warも素晴らしい。
今も、文字通りの戦場においても使命感を持った勇敢なジャーナリストがいて、僕たちに権力者の嘘を教えてくれる。
たとえば、「危険な香港警察とは、じつは偽装した中国人民義勇兵だった」という田中龍作の報道。
同時に、映画「主戦場」に描かれた人権をめぐる歴史修正主義者たちが仕掛けている「戦場」のような、人々の権利や命を守るための戦いが(残念ながら)常に展開されている。
ジャーナリストの皆さんは、ぜひそういう戦いの真実を追及して僕たちに教えて欲しい。
メデイアもそれを伝えて欲しい。

急いだ甲斐あってほぼ予約時間に呼吸器と循環器をすませた。
さいきん頭の鈍痛があるので、循内の先生のアドバイスで脳外科に寄ったらすぐにCT(何もないと思うけれど念のためにね、と断る先生)を撮ってもらって、やはり何もなかった。

予約しておいた映画まで時間がある、昼飯を食うとして、、待てよ、近くにOさんが働いているはず、ラインで誘ったら、ランチを付き合ってくれることになった。

テイクアウトの紅茶の捌きがまずいようだ。
ランチタイムに一種類だけの定食に絞り込んで回転を良くしている「未来食堂」の話をしたくなるではないか。
メニューの数を絞るのは、調理のレベルを保ち食材ロスを減らすこともできる。
新橋ビルに、稲庭うどんだけに絞って成功している店があって、僕はスタッフを連れて行ったりして参考にさせたことがある。
Oさんもその一人で、「七蔵」という名前も彼女が想いだしたのだ。
観た映画は「プライベート・ウオー」。
世界の戦争地帯の危険な場所に突撃取材をして、戦争の真実を世界に発信し続けた英国サンデー・タイムズ紙の特派員アメリカ人ジャーナリスト、メリー・コルヴィンの話だ。
スリランカで砲撃されて片目を失い、黒い眼帯がトレードマーク。
「戦闘機や爆撃機には興味がない、被害者は女性、子供、市民、それが戦争の真実」、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に襲われて入院をするが、「真実の追求」という使命感、「戦場の魅力」にも中毒しているようだ。
豊かで平穏な生活、恋人との逢瀬に背を向けて、イラク、アフガニスタン、リビアと「転戦」する。
軍隊がジャーナリストの行動を規制するが、一切無視して立ち入り禁止地区に突入する。
悲惨というのもありきたりで気が引けるが、まさに悲惨な、ぼろ切れになったような女子供の絶望に満ちた映像を見ていると、腹がたってくると同時に何も出来ないという無力感に襲われる。
ここに描かれた戦争は、その悲惨な犠牲の上になにが達成されたのだろう。

メリー役は海賊の女親分のようにカッコイイ、低い声に迫力と魅力がある。
エンドロールで、流れるRequiem for a Private Warも素晴らしい。
今も、文字通りの戦場においても使命感を持った勇敢なジャーナリストがいて、僕たちに権力者の嘘を教えてくれる。
たとえば、「危険な香港警察とは、じつは偽装した中国人民義勇兵だった」という田中龍作の報道。
同時に、映画「主戦場」に描かれた人権をめぐる歴史修正主義者たちが仕掛けている「戦場」のような、人々の権利や命を守るための戦いが(残念ながら)常に展開されている。
ジャーナリストの皆さんは、ぜひそういう戦いの真実を追及して僕たちに教えて欲しい。
メデイアもそれを伝えて欲しい。

真実を伝えようとしているジャーナリストの安全が図られるよう願います。
その上で
人は真実を知りたいのか?とも、思います。
様々な歴史の中で口をつむんで来た人たちのことを考えました。
その上で
人は真実を知りたいのか?とも、思います。
様々な歴史の中で口をつむんで来た人たちのことを考えました。
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> stanislowskiさん、知りたいことだけ、知りたい範囲で知りたいという気持ちは、どこか退廃の気分があるように思えます。もちろんすべてを知ることは不可能ですが、知らなければならないことを知らずにすまそうとするのは、卑怯であり、冷酷であり、誠実さを欠く場合が多い、だからこそ知らないですまそうと(私は)思い勝ちです。人間関係から、国際社会のことから、森羅万象にあてはまりそうです。
以前 シリアのホムスに数泊して
近郊もひとり旅して回りました。
ホムスは交通の要所で、町も本当にきれいな川と大きな水車があって
忘れられない町でした。
アレッポとホムスは戦闘地域となって
本当に残念です。
町も平和もあっという間に無くなるということを平成の時代に知りました。
近郊もひとり旅して回りました。
ホムスは交通の要所で、町も本当にきれいな川と大きな水車があって
忘れられない町でした。
アレッポとホムスは戦闘地域となって
本当に残念です。
町も平和もあっという間に無くなるということを平成の時代に知りました。
> slow33jpさん、美しい町、やさしい人々になぜこんな災厄が見舞うのか、映画のなかでも子供を亡くした父が神に問いかけていました。
この映画を観るつもりで近くの映画館で上映される期間と時間をカレンダーに書いてあります。
以前山梨県に住んでいた時に近くの市の出身者・山本美香さんというジャーナリストがシリアのアレッポで流れ弾に当たって亡くなったことを知って、彼女の死後に出版された「山本美香 最終講義」という本を読みました。戦場ジャーナリストのことを深く知らなかった私にいろいろ教えてくれた本です。
2013年の「ワールド・プレス・フリーダムヒーロー賞」が山本美香さんとメリー・コルヴィンさんに贈られました。そしてNEWSEUMのジャーナリストの記憶として加えられた、2012年に戦場で取材中に亡くなったジャーナリスト82人の名前の中に二人の名前もあります。
山本美香さん一人ではなくメリー・コルヴィンさん一人ではなく多くのジャーナリストが私たちに戦場で起きていることを伝えてくれるのはとても貴重なことだと考えています。(時には国に有利な情報を国の発表したまま流すような)従軍記者からだけの情報で判断していたら私たちは現実や歴史を見誤るのではないでしょうか。
以前山梨県に住んでいた時に近くの市の出身者・山本美香さんというジャーナリストがシリアのアレッポで流れ弾に当たって亡くなったことを知って、彼女の死後に出版された「山本美香 最終講義」という本を読みました。戦場ジャーナリストのことを深く知らなかった私にいろいろ教えてくれた本です。
2013年の「ワールド・プレス・フリーダムヒーロー賞」が山本美香さんとメリー・コルヴィンさんに贈られました。そしてNEWSEUMのジャーナリストの記憶として加えられた、2012年に戦場で取材中に亡くなったジャーナリスト82人の名前の中に二人の名前もあります。
山本美香さん一人ではなくメリー・コルヴィンさん一人ではなく多くのジャーナリストが私たちに戦場で起きていることを伝えてくれるのはとても貴重なことだと考えています。(時には国に有利な情報を国の発表したまま流すような)従軍記者からだけの情報で判断していたら私たちは現実や歴史を見誤るのではないでしょうか。
> テイク25さん、最終講義、読みます。
個々のジャーナリストの意識はあっても、
メディアに潰されちゃうことも多いでしょうね。
メディアに潰されちゃうことも多いでしょうね。
> j-garden-hirasatoさん、今の日本ですね。TVがとくにひどいけれど、新聞も恐ろしいです。地方の記者クラブとして行政に抗議しようとすると、読売などは本社の意向を訊いて不賛同、クラブの動きを牽制しているそうです。地方レベルから統制が行われています。
Requiem for a Private War
映画を見ていませんが、リンクして2度聴いてしまいました。
映画を見ていませんが、リンクして2度聴いてしまいました。
> ikuohasegawaさん、エンドロールに力強く響く歌声に元気がでました。
by saheizi-inokori
| 2019-09-25 12:58
| 映画
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